扉をくぐり商店街見たいな所の通りを歩いている。
俺の少し前にはエリーが歩いている。
それにしても、凄い人だな。見たことのない食べ物もあるぞ。
『エリーちゃん、今日も綺麗ね、これ今日仕入れたミミオの実なんだけどよかったら持っていってちょうだい。』
「いつも、ありがとうございます。おばさんがくれる果物はいつも水水しくてとても美味しいのでとても楽しみです。」
と言いエリーは丸い紫色の果物を受け取った。
「そう言われると、おばちゃんも嬉しいわ。これから、外に行くんでしょ。気をつけてね。」
エリーは果物屋のおばちゃんと話が終わるとまた歩き出した。
すると、おばちゃんがこっちを見て
「あんたがエリーちゃんが助けたっていう子かい?」
「はい。黒羽絢斗と言います。」
「そうかい、助かってよかったよ。けど、これからエリーちゃんと外に行くんでしょ?」
「はい、風の神殿にリリに呼ばれまして。」
俺がそう言うとおばちゃんが驚いた表情をして
「リーリス様からかい、それは凄い。けれど、最近は魔物が活発になってるから気をつけてね。特にエリーちゃんは正義感が強いからしっかり守って上げてね。」
「わかりました。」
そう言い、挨拶を済ませてエリーの方を向くと、エリーは子供に囲まれていた。
『エリーお姉ちゃん遊ぼ 遊ぼ』
「ごめんね、今日お姉ちゃんは出掛けなきゃならないから明日いーぱい遊ぼ♪」
エリーは笑顔でそう言うと子供たちは『約束だよ』と言いながら離れていった。
「ごめんなさい、では行きましょうか。」
「はい」
そして俺たちはまた歩き出した。
「エリーは人気者だね。」
俺は歩きながらそう言うと
「いえ、ただ前から街の人たちと話したり、子供たちと遊んでいたりしていただけです。そしたら自然とこうなっただけです。」
そう笑顔で言うのを見ていると、また熱くなってきた。何でさっきからこうなるんだろうか分からない。
「ここからは街の外です。魔物も襲ってくるかもしれないので気をつけて下さい。風の神殿はすぐなので行きましょう。」
いつの間にか街の出入り口まで来ていたようだ。そしてここからは外だ、またあの魔物が襲ってくるかもしれない。けれど、行かないといけないっとなんか感じている。
街を出て20分くらい歩いただろうか森の入口に着いた。
「ここは風の神殿がある。アルスの森です。」
そう言うとまた歩き出した。森の中は心地よい風が吹いていて歩きやすかった。
森に入って10分は歩いたであろうか、「風の神殿はまで距離がありますね。」と俺はいった。
まだ30分くらいしか歩いてないが俺はそう思った。
「もうすぐ着来ますので頑張って下さい。」とエリーは答えてくれた。
さて頑張るかと思うと<ワォーーン>と遠吠えらしい声が聞こえた。
「まさか、ヴォルフ!?何故アルスの森に?まさか追ってきたの?」
エリーはそう言うと険しい顔になった。しかも聞こえた感じ1匹2匹じゃない。
<ヴぁゥ>と声がしてエリーの横の木々の間からヴォルフが襲ってきた。
エリーはそれをかわし、腰から片手銃を取り出してヴォルフに向かって撃った。
2 3発撃ってそのうちの1発が当たったらしく<キャッイーン>とヴォルフから声が漏れた。当たったのは左後ろ足らしく、血が流れていて、足をあげている。そうしている内に俺は刀を抜いて構えた。すぐに左から音が聞こえそちらを向くとヴォルフが飛びかかってきた。
「うゎっ」俺はなんとかかわし、構え直した。
『怖い、足が震えている。』俺は最初に襲われたときの記憶が甦ってきた。
そう思っていう内に、再び先ほどのヴォルフが飛びかかってきた。俺は無我夢中で刀を振りなんとかヴォルフに当たり<キャン>とが聴こえた。そして、ヴォルフを見ると何でって思った。いくら無我夢中で振ったといえ確かに刃が当たったはず、なのにヴォルフは血がでいていない。その上、刀にも何もついていなく、光を反射している。
エリーは俺の刀を見て
「それってまさかあの刀なの、色々な人が使ったけど何も切れない不思議な刀。」
えっマジで。俺変なの選んでしまった!
すると<ワゥー>と消えたかと思うと、周りにいたヴォルフが離れていった。俺とエリーは何だと思ってると急に暗くなり上を見ると火の玉が飛んできた。
「まさか、フレイムボム!絢斗危ない!」
エリーがそう言うと俺を突き飛ばした。
その瞬間、エリーの後ろで爆発が起きて俺たちは吹き飛ばされた。