【CAKES】~Capture And Killing Enemys Soldiers~   作:べらんべぇ

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☆かおすちゃばんたいむ☆

明「3年B組ぃ!」

全員「デイヴせんせぇ!」

クレア「はいはい…」


episode third 【パラダイス】

―――――――――――――――

――――――――――――

 

「うーん…」

 

CAKESワシントン支部の基地にて、一人の日本人隊員、井上=明隊員が唸る

 

「どうしたの明隊員?」

 

そこに、明隊員の妻兼、この部隊のナビゲーター、井上=優里が訪ねる

 

「いや、このクロスワード分かんなくてよぉ…」

 

原因はクロスワードらしい

 

「なになに…足が早くて素晴らしい馬は?…なんだろう?四文字?」

 

「これで最後なんだがな…」

 

二人共コーヒーを飲みながら、雑誌を睨む

 

「しゅんめ、だな」

 

ネスターが日本語で答える、が。やはりと言うかなんというか、気付けば後ろにいるので、これはびっくり。飲んでいたモカとエスプレッソを盛大に吹き出す

 

「だからお前いい加減にしろぉぉぉぉ!!」

 

「寿命縮めて楽しいですかーっ!?」

 

「超楽しい」

 

この世のものとは思えないハイパースマイルで2人を見つめる

 

「…?てか、ネスター、スルーしかけたが日本語喋れるのか?」

 

「まあな、昔から他国の言語には興味があったからな」

 

「日本語以外には何語が?」

 

「記憶しているかぎりでは、56ヶ国語だ」

 

「へ!?そ、それはスゲェな…」

 

「私たち、英語で精一杯だもんねー」

 

「何してんだ…って、日本語で書いてあるじゃねえか…」

 

珍しく遅れて通勤してきたデイヴがクロスワードを覗くが

 

「しゅんめっと…」

 

「ネスター、あんた日本語喋れるのかい?」

 

そこにクレア隊員も登場、これで全員そろい踏み

 

「あぁ」

 

「そう言えば、ゴイスは?」

 

じゃなかった。

 

「成人の儀式するため村に帰ったさね」

 

「どんな成人式なんだろうな?」

 

「なんでも、虎のリーダー狩って来るらしいよ、で、それの死体を持ち帰ったら成人」

 

「さすがは戦闘民族。ただじゃあ大人になれないってわけか」

 

「大変ですねー」

 

――――――――――――――――――――――――――――

 

「よし」

 

「若き者たちよ!聞きたもうれ!汝らに成人の試練を与える!長きより続く我らの儀式である!」

 

村長がスピーチを始める

 

「森の奥に巣食う虎の長を借り、そのアギトを持ち帰れ!」

 

「おォーーーッ!」

 

「それでは始めっ!」

 

―――――――――――――――――――――――

 

「大丈夫か!?夜の薬は持ったか!?枕は!?」

 

「あなたねえ!もう、いい加減私を子供扱いするのはやめてよね!」

 

「いや、俺はお前が心配で…!」

 

「もう!クレア隊員だっているんだから、大丈夫だって!!」

 

「そ、そうか」

 

「まぁまぁ、もう帰ろうぜ」

 

たまらずデイヴが間に入る

 

「あんまりしつこいと嫌われるぞ」

 

極めつけのネスター

 

「…!わ、分かった!じゃあ、気をつけろよ!」

 

「はいはい!」

 

「またなクレア」

 

「うん、また」

 

 

 

 

「ふぅ…もう!」

 

「あんたも大変さね」

 

「全くですよ…」

 

「まぁまぁ、そう怒るんじゃないさね…」

 

「……デイヴ隊長とは上手くいってるんですか?」

 

ニヤと不敵に笑って、八つ当たりタイムを開始する

 

「ハイッ!?」

 

「いやぁ、前に明隊員から、クレア隊員がデイヴ隊長を押し倒してたって聞いたんで」

 

「な、な…」

 

「で?どうなんですか?好きなんですか?」

 

この部隊で一番ゲスいキャラは間違いなく優里だろう。

 

「いやまあ…好きかな…?」

 

「どっちですか?よく聞こえませんでした」

 

「あぁもう!そうだよ好きだよっ!これでいいかい!?」

 

それだけ言うと、クレアは机に伏せてしまう

 

「なるほど(あぁ、くせになりそう…!すごく楽しい…!)」

 

覚☆醒

 

「はぁ…どうしたらもっと私を見てくれるかなぁ…」ボソッ

 

「え?」

 

「な、なんでもない!」ガバッ

 

「そんなあなたに、このアクセサリーをプレゼント!」

 

そう言って取り出したのは猫耳だ!

※どこから取り出したとか言ったらいけない

 

「これは…?」

 

「いま日本で大人気(嘘)のネコミミです!」

 

「ネコミミ?」

 

「そうです、これをこう頭に付けて、こう(猫のポーズ)」

 

「こうかい…?」

 

「で、ニャンニャンってやるんですよ(なんだかんだで乗り気じゃないですか)」

 

「にゃ、ニャンニャン…?」

 

「もっと元気よく!」

 

「これ、本当に日h」

 

「もう一回」

 

「ニャンニャン(もうどうにでもなれ…)」

 

「そうですそう!」

 

「ニャンニャン」

 

「そうです!これで隊長も釘付けですよ!」

 

「そ、そうかい?」

 

「頑張ってくださいね!」

 

「あ、あぁ…」

 

「(計画通り)」

 

 

――――――――――――――――――次の日

 

「隊長が死んだ!」

 

「このひとでなし!」

 

「クレア、何したっ…!?」

 

「え、えっと…」

 

「ネコミミ…?あぁ、なるほど……。優里ぃ?」

 

「おー見事に倒れてますねー」

 

「そんなに似合わなかった…?」

 

全員が頭の中で、むしろ逆なんだよとか思いながら、デイヴをとりあえず運ぶ

 

「はぁ…」

 

 

 

 

「はっ…!?俺は一体…?そうだ、確かクレアがネコミミとかいうやつを付けてニャンってしたんだそれで…」

 

その瞬間、寝ぼけていた頭がフルスロットル!

 

「クレアァァァァァァァァァアッ!!!?」

 

「どうしましたラジンスキーさん!」

 

看護師と医師が慌てて入ってくる

 

「ちょいと嫁に会ってくる!」

 

「落ち着いてください!」

 

医師が、なだめる、が。

 

「クレアァァァァァァァァァァァア!!!」

 

「ちょ、おま…」

 

 

 

 

 

「クレアァァァァァァ!!」

 

全員が一斉にはねる。辺りを見渡すが、クレアの姿が見えない

 

「クレアは!?」

 

「お、屋じょ」

 

「分かった!」

 

ダダダ…

 

「面倒な事になったぞ…」

 

「誰のせいだっけ…?」

 

明が優里に向く

 

「さぁ、誰のでいでしょうねぇ」ニヤニヤ

 

「……ああもう、様子を見に行こう」

 

 

「クレアァァァァァァァァ!!」

 

「ちょ、ま叫ぶ」

 

「クレア!」

 

いきなり大声(と書いて奇声)をあげながら屋上へ入ってくる。

もちろん、屋上にいるのはクレアだけではない。

 

「な、なにさ、いきなり!?」

 

「結婚してくれ!」

 

「はい!?」

 

その瞬間、周りから一気におぉ~、と声が上がる

これがアメリカのノリである。

 

「いきなり何を…」

 

「細かいことはいいから結婚してくれ!」

 

周りから指笛やさらに歓声が飛んでくる

 

「とか言われても…」

 

「頼むっ!」ダキッ

 

クレア「ヒャ!?」

 

「うーん、予想以上の成果が…」ヒョイ

 

「お前、後でクレアに殺されるぞ…」ヒョイ

 

「それはさせない」キリッ

 

「さぁどうする?クレア=チャンヴァー?」

 

ニヤニヤしながらすっと、何かを取り出す

 

「クレア!」ギュウ…

 

「え、えっと…」

 

「わ、分かった。結婚するよ…」

 

その瞬間、優里がどこから出したのか、クラッカーを鳴らし、それと同時に屋上にいた野次馬もクラッカーを鳴らし、まるで乱痴気パーティー。

 

「優里、お前…」

 

「いやぁ、あまりももどかしかったのでつい…」

 

「つーかクラッカーいつの間に配った」

 

「いつでしょうねぇ」

 

―――――――――――――――

 

「ふぅ…」

 

クレアはまだ方針状態で、ポカーンと口を開けている

 

「クレア」

 

返事がない、ただの屍のようだ

 

「クレアッ!」

 

「ふぁい!?」

 

「さっきは悪かったな、つい勢いで…」

 

「ううん、嬉しかったよ」

 

「でも…」

 

「気にしない!ほら、部屋にもどるよ!」

 

「あ、あぁ…」

 

 

 

「で、優里これは…」

 

「クレア隊員がニャンニャンやってるとこ撮っちゃった☆」

 

「おいおい……」

 

「そう言えば、今日はスクランブル、かかってないな」

 

「そう言えば、そうさね」

 

「今日は大事な日だ出てきたら困る」

 

「明隊員、この問題わかる?」

「こういうのならクレアに聞けよ、あいつ数学得意だし」

 

「……と言うことでクレア隊員。これ分かります?」

 

「クレアなら隊長が連れてった」

 

ネスターが答える

 

「えー。ついでにからかおうと…」

 

「おい」

 

 

――――――――――――――――――――――――――屋上

 

 

「今日だな…」

 

「そう、ね…」

 

「けど、今日で結婚記念日だ」

 

「うん」

 

「トラウマより素晴らしいものにしてやったぞ」

 

「うん。ありがとう……」

 

「あぁ…」

 

「ねぇ」

 

「ん?」

 

「なんでここまで私にしてくれるの?」

 

「……理由か……。そう言えば、考えたことなかったな…」

 

「………」

 

「けど俺はなんとなくお前に構ってるんじゃない」

 

「……うん」

 

「まあ、とにかく俺はお前を幸せにしたいんだ」

 

「うん、それだけ聞ければ十分。ありがとう」

 

「あぁ、まあこれからもよろしくな(やっぱりまだ俺の事、少しは疑ってるんだな…)」

 

「うん」

 

「ここにいたか!」

 

突然ネスターが扉を半ば蹴破って出てくる

 

「どうした?」

 

「ユリが倒れた!」

 

「!」

 

――――――――――――――――――――

 

「おい優里!大丈夫か!?」

 

「あぅ…ぐぅ…」

 

ドラマでもよく見るローラー付きの担架に横たわる優里に呼びかけながら明は走る

が、直ぐに緊急治療室の明かりが手術中に切り替わる。

 

「アキラ!」

 

「ユリは!?」

 

「いきなり倒れた、多分、ここ最近の任務のせいだろう…。クソっ!俺がもっと早く…!」

 

「そう自分を責めるな、考えすぎも体に毒だぞ」

 

「……」

 

 

――――――――――――――――――

 

手術中のランプが消え、直ぐに医師が出てくる

 

「おい!優里はどうした!無事か!?無事じゃないと…!」

 

いきなり医師の白衣の胸ぐらをつかみ、狂ったように無事かと繰り返す

 

「落ち着けアキラ!」

 

医師の胸ぐらを掴んでいる明を、無理やり離す

 

「す、すまないつい…」

 

「……命に別状はない、だが、アンノウンズウイルスにかかっている」

 

アンノウンズウイルスとは、インフルエンザ菌によく似た組織を持つウイルスで、通常は体内に入って直ぐ抗体によって死滅させられるが。

 

「え…?」

 

「おかしい、普通の人ならアンノウンズウイルスに対する抗体を直ぐに作れる…、たとえ感染しても人体に影響は…」

 

淡々と医師が説明をする

 

「……」

 

「彼女、長い間アンノウンズの近くにいた事は…?」

 

「ここにいる私たち、全員【CAKES】の機動部隊さね」

 

それを聞くと医師は少し驚く

 

「彼女も?」

 

「いや、彼女はナビゲーター、早いことを言うと機動部隊じゃない」

 

「でも、優里は昔から病弱で、ろくに走れもしなかったぐらいだ、俺たちから感染したとすれば…」

 

「うん、説明が付く…」

 

「治療薬は?」

 

「一応、インフルエンザ用の薬で鎮静できる。組織がよく似ているからな」

 

「よ、よかったぁ…」

 

「ただ、未知のウイルスだ、しばらくは隔離施設で…」

 

「まあ、それが普通だよな…」

 

「だねぇ」

 

「ガスマスク付けるから俺も入院していい?」

 

「やめとけ、ユリに気を使わせるぞ」

 

「お、おう…」

 

「大丈夫、あいつなら死んでも蘇ってくるさ!」

 

「そうだな、ってそうじゃない!」

 

「さあ、いつスクランブルがかかるかわからん。さっさと基地にもどるぞ」

 

「あ、あぁじゃあ入院の手続きとかしてからもどるよ…」

 

「分かった。じゃあ帰りは俺が運…」

 

「ネスター、ハンドルは任せた」

 

「分かった」

 

「ですよねー」

 

――――――――――――――――――――

 

「看護師さん、これ、優里の枕です、それでこれが寝る前の」くどくどくどくど…

 

「あ、はい。はい…(こいつめんどくさい…)」

 

「でこれで…」

 

 

 

 

 

「アキラ、相当焦ってたな」

 

「隊長といい勝負じゃない?」

 

「いや、隊長の方が天と地ほど酷い」

 

「はいはい、言ってろ言ってろ」

 

「にしても、この面子でドライブも、なんだか久しぶりだな」

 

「そう言えばそうだねぇ」

 

「ゴイスやアキラ、ユリも入って賑やかになったなぁ」

 

「最初はこの三人だけだったもんなぁ…」

 

「よくこの面子だけでやってたもんだねぇ…」

 

「そうだなぁ」

 

このまま昔話を続けれたならよかったが、突然ネスターがハンドルをめいいっぱいに切る

 

「うわっ」

 

「どうしたネスター!?」

 

「リザード型だ!奴らが…!」

 

最後まで言う前にマイトタイプに車を飛ばされ、ガードレールをぶち破り、崖の底に落ちる

 

「うわあああぁぁぁぁぁぁ!!?」

 

「ぐッ…!」

 

「きゃあああぁぁぁぁぁぁ!?」

 

――――――――――――――――――――

 

「ん?うわ、ガードレールがぶち破られてる…危ねえなぁ…」

 

つい先ほど仲間が落ちたとも知らずに、事故現場を通りすぎる

 

 

「あれ?みんな帰った…なわけないよなぁ、電気まで消えたままだ」

 

おかしく思いデイヴのケータイに掛けてみるが、何回コールしても電話に出ないので、流石に心配になり、クレアとネスターのケータイにも掛けるが、同じく留守電コールが鳴るだけだった。

 

「クソッ!なんで誰も…」

 

と、そこに

 

「帰りましたー…ってあれ?アキラ隊員だけですか?」

 

「ゴイス!さっきから隊長達のケータイに掛けてるんだが、誰もでないんだ!」

 

「え?」

 

「なんでだ!?」

 

「落ち着いて下さい、多分隊長が運転してるんじゃないですか?」

 

「……そうだな、確かにそうかも…」

 

「大丈夫ですよ、きっと」

 

「そうだな…」

 

―――――――――――――――――――――――

 

「ッ――――――――」

 

「あれ?生きてる?」

 

「みたいだな、運良くタイヤから着地したみたいだ」

 

「あぁ、一応武器を積んどいてよかったな…」ガチャ…

 

「けどヘッドセットはおしゃかになっちまったよ?」

 

「今動くのは危険すぎる朝になって下山しよう。幸い、エンジンは掛かるみたいだ」

 

張り詰めた糸のような緊張感が漂う、いつアンノウンズに襲われるかわからない。そんな状況だが。

 

グウウウ…

 

「……」

 

「……」

 

「///」

 

「そう言えば、非常食、どっかに入れてなかったかな?」

 

「ごめんなさい」

 

「食欲には勝てんさ、気にするな」

 

「それと、ちょっと……」

 

「?」

 

「?」

 

「……トイレ///」

 

「あぁ、あんまり遠くへ行くなよ」

 

「直ぐ戻ってくるよ」

 

「ふぅ……」

 

とりあえず、隊長達の所に戻ろう、彼女はそう思いその場を後にするが、クレアはまだ気付いていない。

 

 

 

 

 

 

 

直ぐ真後ろを、ビークインが飛んでいる事に……




クレア「なんか最後に凄い死亡フラグ立てたような……」

デイヴ「安心しろ、お前は俺が守る」

クレア「まぁ、そんなわけで、次回、【サルベージ】お楽しみに!」

デイヴ「次回を待て!」

デイヴ「てか、次回予告短いなおい」
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