ハイスクールD×D 邪神に拉致された元普通の高校生   作:真庭猟犬

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サブタイトルはあの邪神を参考に


ほんのり這いよる異常な日常

イッセー視点

 

ここ最近奇妙な夢を見る。俺が夕麻ちゃんに殺され、ローブで体を隠した男に質問される夢。それに俺の体も変だ。朝が、もとい朝日がキツいのに夜になると異常と言えるほどのスタミナと身体能力を得るし、気分も高揚する。あの夢に出た男が言ったのが本物(現実)なら俺はもう人間じゃないのか……?

 

 

「俺は、どうなったんだ……?」

 

「おはようイッセー! 「メ○アル○ンバー!」」

 

「ぐぼらっ!?」

 

「お前らなにしてんだボケ!」《ガシィッ!》

 

《ミシミシ!》「「ぎにゃああああっ!!!」」

 

いきなりの衝撃に意識を持ってかれる寸前、聞きとれたのは学園内では有名すぎる悪友の制裁と女子の方の悪友の悲鳴だった。

 

 

――――――――――――――――――

 

 

「お前らなぁ。秘奥義とかを使うなと何度言えば解るんだ?」

 

 

保健室にイッセーを運び、ジャンヌとクレスをアイアンクローしながら説教する。こいつらはあの馬鹿よりはマシだが行動の一部は問題児同然だ。

 

 

「無理だろ。この二人は頭は良いのに普段が普段だからよ」

 

「お、サジ。はよー」

 

「おう。つうか、この二人は何したんだ?」

 

「朝っぱらから悪魔になったばかりのイッセーにメニアル」

 

「そりゃ最悪だな。つうか、兵藤が赤龍帝なのか? あの変態トリオの一人が?」

 

 

サジはありえねーと言わんばかりの目でイッセーを見た。普段のイッセーはエロ坊主こと松田とエロメガネこと元浜と合わせて変態トリオと呼ばれているもんな。

 

 

「気持ちは解る。けどまぁ、こいつは死ぬ直前までになっても死の恐怖はなかった上に自分を殺した堕天使が何故泣いてか知りたいって言ったからな。リアスを呼んで彼女の眷属にしたんだよ」

 

「成程な。それより、ジャンヌとクレスが死にかけてんぞ」

 

「……あ」

 

「「……………(チーン)」」

 

 

保健室のベッドがさらに二つ使用された。あと、サジはお咎めなしだったが、学園の保険医を担当している仲間とソーナにやり過ぎだと怒られた。

 

 

――――――――――――――――――

 

 

「はい、あーん」

 

「朱乃。それは嬉しいけどさ、何で教室でやるんだ? 普通は屋上とかじゃないのか?」

 

 

昼休みになり(イッセーは三時限目が終わった頃にやっと目を覚まし、二時限目に起きてたジャンヌとクレスを土下座させると苦笑いで二人を許した)、俺は朱乃に呼ばれて朱乃がいる教室に来たんだが、初っ端から今の行動をしたのだ。片や駒王学園の三大お姉さまの一人である朱乃片や駒学園で新入生及び転校生以外は知らぬ者なしと呼ばれた俺なので、注目されるわけだ。現に一部の女子と殆どの男子は嫉妬の視線を送り、女子は女子で何やらキャーキャー騒いでいる。

 

 

「朱乃、次は私に代わるにゃ♪」

 

「ええ、もちろん」

 

追撃と言わんばかしに黒歌が朱乃に負けず劣らずの巨乳を俺の頭に乗せて朱乃に今やっている事について訊き、朱乃が了承した。嫉妬に加えて俺限定の殺意も込められたので、一つ警告させておくか。

 

 

「朱乃、ちょっと待ってくれ。ッ!(ギンッ!)」

 

『『『『(ビクゥッ!)すいませんでした!!』』』』

 

「ん。じゃ、朱乃」

 

「うふふ、分かってますよ。あーん」

 

「あーん」

 

 

口を開けると朱乃が一口サイズで取った料理(ポテトサラダ)を口に入れてくれた。食べると冷めているのにホッコリとしており、中に入っていた林檎のシャキシャキとした食感が控え目に和えていたマヨネーズの酸味とマッチしている。

 

 

「うん、美味(うま)い。このポテトサラダは朱乃が作ったのか?」

 

「はい。このお弁当のおかずは全部私と黒歌で作りました」

 

「そうそう。次は私にゃ」

 

 

今度は黒歌が俺に体を乗せている状態のままで生姜焼きを箸で取って口元へ持ってきた。つうか、乗ってる(主に胸が)状態でよく持てたな。

 

 

「愛に不可能はないにゃ。あーん」

 

 

サイですかと思いながらも生姜焼きを食べる。甘辛いタレと少し多めにいれた生姜の風味が合う。これはご飯が欲しくなるな。

 

 

「はい。白米です」

 

「流石朱乃。俺が欲しいのを直ぐに分かってくれる」

 

「うふふ。一番付き合いが長いのは誰ですか?」

 

「それもそうか」

 

 

昼食は朱乃と黒歌といちゃついていた(途中リアスが教室に戻ってきて羨ましいと言わんばかりの目で見てきたので今度好きな要望を受け付けると言ったら可愛らしい笑顔になったのはいい思い出だと記憶している)。

 

 

――――――――――――――――――

 

 

「久しいな翔悟。いや、その格好ではハーミットと呼ぶべきだな」

 

 

イッセーが死んだ公園で予め連絡を入れていた協力者と会う。スーツにソフト帽を被った男だ。背中から鴉のような4対の羽を出していて今しがた飛んできたことを理解させる。

 

 

「どちらでもよい、ドーナシーク。しかし、キャラを作るのは面倒だ。今宵は人が来る故にこの口調でしなければいけないのが厄介なとこよ」

 

 

ちなみに思考まではキャラを作ってない。が、口に出す言葉をいちいち変えなければならないのが面倒である。

ドーナシークを呼んだのは原作とは外れたのオリジナルの展開をさせるためだ。原作ではイッセーがドーナシークに殺されかけるが、リアスに助けられる。俺達がやるのはイッセーに一般人ならお伽噺の存在となっている悪魔・天使・堕天使にドラゴン等が実際に存在する事とイッセーが悪魔になり、強大な力を持つドラゴンの魂を持っていることを告げることだ。原作の展開は殆ど役に立たないし、どうせなら俺の龍としての名の基になったあの駄神の異名の如く引っ掻き回してやろうじゃないか。

 

 

「さて、始めようかの、ドーナシーク。龍と悪魔、天使と堕天使を主とした世にも奇妙な物語を」

 

「承知した。だが、その表現はどうかと思うぞ」

 

「そこは指摘するでない」

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