ハイスクールD×D 邪神に拉致された元普通の高校生 作:真庭猟犬
原作とは違う展開はこの先何度もあります。
クルクルと歯車が噛み合い、回る。たった一人のイレギュラーが起こした物語は神でさえ予測できない展開を向かえ続ける。
イッセー視点
「…………すっげー虚しかったな」
松田と元浜に誘われてエロDVDを見ることになったが、結果は途中で鬱になって解散した。松田は涙を流し続けたし、元浜に至っては過去の思い出したくないことを思い出したから俺が止めることを提案したわけだ。エロDVDを見て鬱になるまでにモテない俺達はどうなんだろうな。
どうしようもなく、ただ暗くなった空を見上げると、普段街灯で見づらいものまでハッキリと見える。本当にどうなってんだ? 俺は一体どうなっちまってんだ?
「ふむ。あいつの予想通りの状態だな。急に非日常とも言える出来事や状態が立て続けに起きて動揺しているな、少年」
「!?」
今の俺の心を見通したかのような声にビビった。
正面を見ると、スーツを着た男がこっちを見ていた。つうか、俺を知っているのか?
「初めましてと言った所だな。私はドーナシーク。君の身に起きている謎の正体を知るものだ」
「俺の正体? どういうことだ?」
「詳しくは私の親友が教えてくれるさ。君が人として死んだ場所でね」
冗談だと思っていたかったが、そういう雰囲気じゃないな。
真実を知るために俺はドーナシークの後をついていくことにした。
――――――――――――――――――
「ふむ、来たか」
ドーナシークが公園を出て僅か二十分で戻ってきたのを見て立ち上がる。イッセーは今の俺の姿を見て驚愕しているのは笑えたが、それを表情に出さないようにしながら近づくと、イッセーは驚愕した顔をしたので思わず笑ってしまった。
「クッハッハッハ! そう感情を露にさせるものかの? 我はお主があった者の師にあたるものであるハーミットだ。ドーナシークとは旧知の仲とでも言っておこう」
「ハーミット…。確かタロット占いにあったカードだっけか?」
「うむ。我は
「あれは夢じゃなく、現実だったのか…」
「うむ。旧支配者達が絡むものでなかっただけマシだと思うが、そこは本題から逸れるからなしだ。さて、回りくどいことなく事実を告げよう。お主はここで悪魔として転生したのだ」
「悪魔。ってことは今俺の体調が良いのは…」
「悪魔である証拠だ。ドーナシークは堕天使で我はドラゴン。証拠はこれを見れば十分だろう?」
神器の上から翼を出す。イッセーはそれを見てアングリと口を開けて呆けたので今度はドーナシークもつられて笑った。
「ハッハッハ! 全く笑える反応だな」
「クハハ、だろう? 我の周囲は胆が据わっている奴等ばかりで全く面白くなかったからこれはツボにはまりそうだ」
ホントこういうのは最高だ。仲間は何気に梅組のノリに近い状態ばっかだったし。流石にアーシアは純粋キャラにさせたいな。いやほぼ無理かあの愉快犯眼鏡がいるし。
「何をしているの? 翔悟」
「あ、リアス」
「リアス先輩!? というか翔悟!? どうなってんだコレェッ!!!??」
リアスに視線を向けて直ぐに俺の方を向きパニくるイッセー。それを見てこの前と同じため息を吐いたリアスはやはりあの時同じ目で俺を見た。
「あなたはまたこの前と同じことをして楽しいの? それにドーナシークさんも」
「いやー仲間は色々と外道なクラスみたいになってるし、大人にこういうの吹っかけるのもなんなんだし、で」
「仕事の合間にこういうのもオツだろうと思ってな」
「ホンッと貴方達は言動が不純だわ」
「あのー、リアス先輩。話が見えないんですが? というか何でリアス先輩がここに?」
話についてこれてなかったイッセーの質問にリアスが反応する。俺も神器の発動を解除した。
「そうね。詳しいことは翔悟が知ってるけど、ここは私が説明するわ」
詳しいことはの部分で俺達にジト目を向けつつもリアスはイッセーに悪魔と天使、堕天使の存在と歴史の説明をする。
次回はオカルト研究部と悪魔の仕事にする予定です。