ハイスクールD×D 邪神に拉致された元普通の高校生 作:真庭猟犬
三部作となっています。
「分体解放っと」
「キュイー!」
邪神龍(俺)を見て精神がぶっ壊れた悪魔を殺し、黒歌と白音の自己紹介を済まして3分後。
俺は黒い雷の体の幼龍の分体を出していた。
ドラゴンとしての力を抑えた時に出現する神器もどきは能力をコピーして改良したものを神器として出現させるものだが、ドラゴンとしての元々の力の一つは『ネロ・カオス』の『獣王の巣』に似たもので、体内から分体を使い魔として召喚できるものだ。
分体が倒されても俺の元に戻るが、体の一部を鉱石などをベースにしたものの場合、落ちた鉱石などはそのまま落ちている。
このことを俺以外で知っているのは姫島家と2、3名の堕天使、黒歌と白音だけだ。
姫島家にも一応数体守護獣として置いてある(バラキエルさんが不在の時にまた襲われないようにするため)。
「姫島家まで飛んでこい」
「キュイー!」
「ほんとに便利にゃね、その能力」
「歩くチートの塊と言われてる所以の一つだからな。あと、分体を使っての連絡も可能だ」
使えるようになったのは1年と2か月前だが、ほんとに便利すぎる。
過去や現代の偉人、開発者とかに喧嘩売ってるようなもんだし。
「んじゃま、移動するか。この場にいてもしかたねえし」
「そうね」
「はい」
「ガッハッハッハ!! ヌシが龍とはな! 妖怪として長く生きていたが、ヌシみたいな面白い存在は初めてみたわい!!」
「それはどうも」
「・・・『片角の道元』さんに認められるにゃんて。翔悟は凄すぎにゃ」
「・・・うん」
旅の途中、山で豪快な酒呑童子のおっさんと会い、力比べをして勝ったらえらく気に入られた。
おっさんはかなり有名な妖怪らしく、猫又姉妹は俺が勝ったのをみて唖然としていたらしい。今も同じだが。
で、今は酒を飲み、鹿肉や山菜を食べている。
「ワシが負けるのは久々じゃが、元々は人間とはのう」
「迷惑極まりないやつにいじくりまわされたのでね。今ではこの事実を受け止めてるし、守りたい者達のために龍の力を使うつもりだ」
「いいのう、実にいい心構えじゃ。ヌシのような者は久々に見たわい。名はなんじゃ?」
「呉羽翔悟。邪神の力を持つ龍さ」
「翔悟か。ワシは道元。仲のいいもんからはゲンと呼ばれておる。ぽけっとしとる猫又の姉妹もそう呼んでも構わん」
「にゃっ!? は、はい!!」
「・・・」
「まあ、少しずつ慣れていきな」
「そうじゃぞ」
それから三日間はゲンさんの手伝い(狩りや幼い妖怪達の遊び相手など)をし、俺達は山を降りた。
ちなみに黒歌と白音は手伝いをしていくうちにゲンさんと普通に話せるようになった。
次回は教会関連者のオリキャラと遭遇します。