間桐家当主トキヤ   作:アイニ

11 / 11
 キャスターことネフレンさんの情報。
 混沌より這い寄る者たちのネフレンさんとは、大分設定が違っています。


キャスター データ

【キャスター】

 マスター:間桐雁夜

 真名:ネフレン=カ

 身長:184cm/体重:72kg

 属性:混沌・善(狂)

 イメージカラー:夜闇の蒼

 特技:発明、金稼ぎ

 好きなもの:身内、旅行、もの拾い(人、物は問わない)

 苦手なもの:自分、神となる運命、レタス(よく食事に盛られたから)

 天敵:ナイアーラトテップ

 触媒:輝くトラペゾへドロン

   (望みと現実との違いによる苦悩という共通性)

 

 ステータス

 筋力:C 耐久:E 敏捷:D 魔力:EX 幸運:E 宝具:EX

 

【クラス別スキル】

 陣地作成:A

 魔術師のクラス特性。魔術師として自らに有利な陣地「工房」を作成可能。

「工房」を上回る「神殿」が作成可能。ネフレン=カの場合は、地下の方が有利な陣地を作り出せる。

 

 道具作成:EX

 魔術師のクラス特性。

 魔力を帯びた器具を作成可能。

 不死の妙薬や強力な呪物、神格を召喚するための触媒といった多彩な道具を作成する。

 

【固有スキル】

 高速神言:A

 神代(神が治めていた神話時代)の言葉。魔術を発動させる時、一言で大魔術を発動させる高速詠唱の最上位スキル。呪文・魔術回路の接続を必要としない。

 区分としては一小節に該当するが、発動速度は一工程と同等かそれ以上。しかも威力は五小節以上の大魔術に相当する。呪文自体が「神言」である為、詠唱の長さと威力が比例するという法則は適用外。

 故に本来ならば相応の触媒を用意しておかねば実現不可能な、「大魔術をただの一言で発動させる」という行為を可能とする。

 現代人の舌では発音不能、耳にはもはや言語として聞き取れない。

 

 異那神の寵愛:A+

 砂漠と異那の神セトの寵愛。この加護を受けし者は、異境と破壊を司る砂漠の化身としての力を得る。ネフレン=カの場合は、生前の行いによる効果も多分に含まれている。

 Aランクの単独行動、カリスマ、黄金律スキルと同様の効果を持つ。

 

 魔力放出:B+

 武器・自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。いわば魔力によるジェット噴射。

 絶大な能力向上を得られる反面、魔力消費は通常の比ではないため、非常に燃費が悪くなる。

 ネフレン=カの場合は、放出した暴風の如き魔力を操ることに長けている。

 

 変身:B

 自らのカタチを変えるスキル。

 無貌の神の子であるネフレン=カは、化身以外の姿には何でもなれる。

 

 神性:B(A+)

 神霊適性を持つかどうか。ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。ランクが高いほど、より肉体的な忍耐強さとなる。

「粛清防御」と呼ばれる特殊な防御値をランク分だけ削減する効果がある。また、「菩提樹の悟り」「信仰の加護」といったスキルを打ち破る。

 無貌の神の子にしてセト神の化身たる彼の神性は非常に高いが、彼自身が神となることを拒んでいるためランクダウンしている。

 

【宝具】

 邪鏡宝典(アンブゥ・ネブ・タ・ジェセル)

 ランク:A+ 種別:対軍宝具

 

 抹消されし暗黒の王(デリート・ザ・ブラックファラオ)

 ランク:B 種別:対己宝具

 

 先詠みの黒き異那神王(セティ・ネフルゥ=カ)

 ランク:EX 種別:対人宝具

 

【人物】

 邪神ナイアーラトテップの子が一人にして、砂漠と異那の神セトの化身。

 しなやかな筋肉を纏った細身の長躯に美の女神も凌駕する美貌を携えるが、繊細そうな外見に反して性格は苛烈にして豪胆。そして非常に行動的。魔術師であるが科学者としても非常に優れている。

 敵を完膚なきまでに叩きのめし、時に臣下すら振り回す姿はまさにセトを象徴する「暴風と雷鳴」を体現している。

 

 ファラオとしての素質を十二分に備え勉学や修行もこなすが、本人は自分が神王になったら碌なことになりそうもないと考え、後に生まれた側室腹の弟スネフィルに王位を押し付け自身は商売や政治でやっていこうと画策していた。

 しかし父が余命僅かとなり、弟が成人するまで代理の王をすることになったことでナイアーラトテップとセト、二つの神の化身として完全覚醒することになり、後に歴史から存在すら抹消されるほどの悪政を執り行う暴君と化した。

 その後は弟に討たれ、ピラミッド内で命尽きるまで未来予知の絵を描き尽くすという一生の終わりを遂げる。

 人としての一生を終えた後も、邪神としての役割は終わっておらず、今も父の代行者として時折現代社会に姿を見せるという。

 

 基本は冷静沈着で聡明だが、公私のオンオフが極端で温度差が激しい。

 公の面では政治界の魑魅魍魎と互角以上に渡り合い、民に多才な発明と政治による恩恵をもたらすのに対し、私の面ではマイペースとゴーイングマイウェイな言動で周囲を冷や冷やさせ、身分を隠して街を散歩したり、スラムの子供を拾って家臣にしたりと奇天烈な行動に走る悪ガキ。

 そのオンオフぶりは酒に関しても例外でなく、公務などでは絶対に酔わないのにプライベートで飲むとすぐべろんべろんになる。わりと泣き上戸。

 商売大好きで一定の年になってからは神官をしつつ、親には許可をとってこっそり商人をしていた。お金稼ぎや商売を通しての交流が好きなので、稼いだ金は基本的に商会と国の政治、慈善活動に使っている。

 お金はコツコツ稼いで計画的に使うタイプ。

 ブラコンでシスコン、両親も大好き。部下たちも大好き。国民も大好き。ただし実父たる邪神だけはどうにも好きになれない。異母弟妹たちは普通に好きだけど。

 ちなみにニトクリスとはセト神の敵であるホルス神の化身という面でも、人の墓から色々と物を盗って行った不届き者という面でも、相いれないらしい。

 発明家であり、誰かが作ってくれるのを待つくらいなら、自分で欲しい物を作るタイプ。そうして学校や筆記具、電球、組み立て式リアカーなどを作った。

 実は商品運搬途中に賊に襲われるのが嫌だからとヘリコプターと潜水艦も作ろうとしたが、弟に見つかり父に説教された後、設計図を没収された。

 

【戦闘】

 無詠唱による魔術行使と、蹴り技も取り入れた実践型ボクシングを使う。それ以外にもウアス杖で殴ったりもする。

 実父である邪神が持つ「変貌」の特性を引いており、自身の魔術属性を自由に変えることが出来る。なのでよほど変わった魔術でなければ行使可能。魔術回路が非常に多いのでバンバン魔術を使いまくる。

 その他、生前の部下たちと鼠怪物という使い魔として召喚できるので彼らを用いることで情報収集や暗躍が可能。

 勝てば官軍という考えなのでわりと手段を選ばないが、無関係の者を犠牲にしたり見捨てたりするのは嫌。

 




 登場回でのあとがきで、魔術属性は変わらないと書いたな……?
 あれは嘘だ……だってこっちの方が、このネフレン=カにはしっくりくるもの。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※目安 0:10の真逆 5:普通 10:(このサイトで)これ以上素晴らしい作品とは出会えない。
※評価値0,10は一言の入力が必須です。また、それぞれ11個以上は投票できません。
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。