緋弾のアリアに死の外科医の能力を持つ人間が転生するようです   作:海王

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二人目のD
第6話 ラン・パン


メーアが一時的にパトラたちの手駒となり二年の月日が流れた。

ようやく、専用の潜水艦が手に入った神谷は仲間にリサとその後輩であるチェルシー・チョッパーを連れて患者第一号がいる香港へと赴く、そこで、彼らは一年生の武偵の中でも有名な藤虎や香港の巨大組織、ラン・パンのボスである諸葛と鉢合わせするのであった。

 

香港

 

「さて、香港が初仕事というわけだが、チョッパー!」

 

「ひゃ、ひゃい!」

 

「香港をもの珍しそうに見るのは分かるが、手術を終わらしてからだ。」

 

「は~い。」

 

「リサ、お前も買い物に行きたいのは分かるが、手術を片付けてからでもいいだろ。」

 

「は、はい…。」

 

なるべくラン・パン城に近い漁港に潜水艦を停泊させて使いの車を待っている。

 

車を待つこと数分、ブラックのベンツから黒髪ツインテールの少女が下りて来て、神谷達に近づいてきた。

 

「キヒヒ、お久ぶりネ!寅雄。」

 

「ココ屋!?」

 

「おー、久しぶり~、ココ~。」

 

「チョッパーも元気にしていたアルカ?」

 

「たっ、たりめぇだ!こ、こにゃやろー。」

 

チョッパーとココは抱き合っている。

 

「おい、ココ屋、俺達を患者のところへ連れていくんじゃなかったのか。」

 

「そうだったネ!さっ、車に乗るネ!」

 

ココに導かれるように黒のベンツに乗ってラン・パン城へと向かっていった

 

ラン・パン城

 

「お待ちしておりました、神谷御一行様。」

 

城に勤務する召使に歓迎される神谷達

 

「御託はいい、患者はどこだ!?」

 

「も、申し訳ありません!今すぐ案内いたします。」

 

召使は大急ぎで神谷達を患者の元へ案内した。

 

ラン・パン 総統室

 

召使に患者の部屋へと案内された神谷達

そこで神谷達は意外な人物を患者としてみることになった。

 

 

「患者は…まさか…諸葛屋!」

 

「き、君は…確か、ホームズのところの神谷君…まさか、君が医者をやっていたとは…」

 

「誰にやられた?」

 

「やられたわけじゃないのだが、ここ最近は会議が多くて病院に行く時間がなかったのだよ…。」

 

「病に倒れたということか…リサ、それにチョッパー!今すぐ手術の準備だ!」

 

「お、おぅ!」

 

「わ、分かりました!」

 

リサとチョッパーは医療道具を取り出しすぐさま治療準備を始めた。

 

「諸葛屋、まずお前の体をスキャンさせてもらう」

 

神谷はROOMを発動しスキャンで体の隅々まで見渡す。

 

「これは…諸葛屋、こうなるまでどうして放置していた!?」

 

スキャンした結果、大腸、胃、肝臓、肺にガンの初期段階のものが出来ていた。

 

「会議が多かった…それだけだよ。」

 

「肝臓と肺は切除するわけにはいかねェ…チョッパー!麻酔を注射しろ!」

 

「は、はぃ!」

 

チョッパーは諸葛に麻酔を注射して眠らせる。

 

「さて、時間の問題だ…体力が切れねェウチにすべて取り除くか…。」

 

「インジェクション ショット」

 

注射を打ち込むかのように精密に狙いを定めガンの初期段階のものがあるところを一突きで突き、肺のガンを除去する。

 

「さて…次は…肝臓か…ガンマナイフ!」

 

肝臓を傷つけることなく肝臓のガンを破壊する。

 

「メス!」

 

心臓を抜き取るのではなく胃と大腸のガンを抜き取り破壊する。

 

「これで手術は終わりだ…。」

 

神谷はROOMを終了させる

 

そのタイミングを見計らうかのようにリサとチョッパーは撤収作業を始めた。

 

「ご主人様、撤収作業が終わりました。」

 

「そうか…じゃあ、街に出るぞ。」

 

「は、はい!」

 

「街か~」

 

神谷達はラン・パンからボートをチャーターし街の方へと向かっていった。

 

ラン・パン城付近 繁華街

 

カジノなどが連なる繁華街へ向かった神谷達

そこで神谷は藤虎と呼ばれる少女と出会うのであった。

 

「さて、香港の街並みを歩くか…」

 

神谷は香港の繁華街の街並みを歩いていた

 

その時、ある光景が目に入った。

 

「黒だ!」

 

「いいや、赤に入りました!確かに赤に入りました!」

 

一人の男性とメガネの少女がカジノの中で言い争いをしている。

 

「面白そうだな…入ってみるか。」

 

神谷はカジノの中へ入って行った。

 

「おい、どうしたんだ?」

 

「あの人が、負けを認めないで困っているのです。」

 

「たしかに…揉めていたのを聞いていると玉はこの女が賭けている赤に入っているが…」

 

「なっ…」

 

「おい、テメェ…コイツの目が悪いのを逆手にとってイカサマをしたな?」

 

「ひ、ひぃ、申し訳ありません、負けを認めますのでお許しくださぃいいい。」

 

「まぁ、いい…さっさと勝分を払ってやれ。」

 

神谷は揉め事を治めると街に戻って行った。

 

その後、目が悪い少女は勝分を日本円に変えて神谷を追っていった。

 

「あの…先ほどはありがとうございます!」

 

「お前は…さっきの!」

 

「はい、私は藤村一翔で…仲間の皆さんからは藤虎って呼ばれています。」

 

「そうか…お前、目が悪いなら俺が手術をしてやろうか?」

 

「あ、ありがとうございます…でも、またの機会でお願いできませんか?」

 

「じゃあ、お前の都合がいいときに電話しろ…長い付き合いになりそうだ…」

 

神谷は連絡先がかかれた紙を藤虎に手渡すと街中に消えていった。

 

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