コープスパーティー しあわせのサチコさんをした結果   作:雨宮陽花

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ある程度進みました。


5話

2人は壁に貼り付けてあるプリント【天神小連絡通信】を見たあと、教室にまだいた。

遥季は外に出られないか、窓を開けようと試みていた。

しかし、何度試してもビクともしない。

遥「なんだこれ…。普通は窓の1つや2つぐらいは開いてもいいんだけどなぁ」

窓のそばに立ち、困ったような表情を浮かべながら頭をかく。

泰「だったら突き破るまで……!」

教卓の近く、または出入り口から歩いてすぐの所に立ち、いつでも走れるような体勢をとる。

遥「いやいや、皆をおいて脱出とか悪人扱いされるよ?」

苦笑しながら泰代に近づき、左の肩に右手をおきながらそう優しく説くように話した。

泰「んだったらどうするの?」

遥「この教室から出て、探索すればいいんじゃないかな」

困惑しながら遥季を見る泰代。

それに応じて出入り口を指差しながらどこか明るい表情で言う。

泰(確かにそれ以外にやることないもんね…)

遥季に向かってうなずく。

それを見て、2人同時に出入り口に近づいた瞬間、激しい揺れが起きた。

泰「地味に大きくない?」

遥「うん、そうだね。……」

揺れが収まるのを待った。

 

それから。

遥「うん、もうよさそうだね。じゃ、一度この中歩いてみよっか」

そう言いながら泰代の顔を見つめる。

泰「動こうにも行ってみないと分からないもんね」

泰代と遥季はお互いの顔を見合ってうなずき、それから教室から廊下に出た。

 

 

廊下に出た時、違和感を感じたのか、泰代が不思議そうな表情を浮かべる。

泰「…さっき見た時となんか変わってる…?」

遥「ん…そうなのか?まぁ、変わってたとしても地震のせいじゃないのか?」

よく分からないのか、泰代の近くによる遥季。

泰「うん、少しだけね。…でも…あの廊下じゃ渡れないね。何かしらの方法がありゃ跳ねて行ったり、飛んだりするんだろうけど」

右手を腰にあてながら、一人呟く泰代。

遥「僕らは人間なんだし、異世界っぽいんだからもうちょっと確実な方法で行こう?あの教室の後ろ、よく見た?」

何かに気づいたのか、ひらめいたように明るい表情を浮かべた泰代。

泰「ううん、まだだよ。……そこに何かがあるといいね。出来れば使えるもの」

遥「そうだね。できればわたれるような丈夫な物があればいいんだけど…」

そう言うと不安そうにしながら歩き、教室の後ろ側にある出入り口から教室に入った。

泰代はその後を追うようにして同じ場所から最初にいた教室へと入る。

 

小学校にしては明らかに老朽化の進んでいる場所。

……奥の方に板のようなものが2人には見えた。

遥「ねぇ、泰代。あそこにあるのって穴が開いていて通れない場所で使えるんじゃないかな」

その木の板に近づき、手で持ち上げながら呟いた。

遥季の近くまで歩み寄り、肩越しにその板を見つめながら、

泰「そうだね、1人ぐらいだったら歩いて渡れそうだね。ちょっと触れば分かるだろうけど」

と思わず呟いた。

遥「壊れたりしたら困るからむやみやたらに触ろうとするんじゃない」

横目で軽く相手のことを見ながら少ししかめっ面で言う。

泰「分かったよ。まぁ、おきに行こう?」

遥「廊下を見てから、な」

そう言うとジト目で泰代を見ながら廊下へと出て行く。

 

そして、2人のうち、遥季がボロの板切れを穴に置き、遥季・泰代の順番でわたった。

そのまま階段へ向かい、2階へとのぼっていくのだった。




次回は2階からです。
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