レミリアの命で妖怪の山へ行った十六夜姉妹。咲希は妖怪の山にいるならすぐ見つかってますよと少し愚痴を吐いたが咲夜に睨まれ真面目に搜索を再開した。それから1時間。二人は近くの岩に腰掛けていた。
「見つからないわね・・・。」
「だから言ったじゃんお姉ちゃん。ここにいるならもう見つかってるって。」
咲希が溜息を吐きながら岩の上に横になる。そんな咲希を咲夜がもう一度睨んだが睨むだけで何もしなかった。やっぱり咲夜も妹が可愛いのだろう。仮に横にいるのが美鈴だったら今頃ナイフが突き刺さっているからだ。何か手がかりは無いものかと考える咲夜。すると下の方から声が聞こえた。
「お姉さん達そこで何してるの?」
「え?えーと・・・人探しをしてるの。」
「人探し?どんな人?」
「金髪で紫目の人なんだけど分かるかしら?」
「それって雪羽の事?」
少女から放たれた予想外の言葉に思わず起き上がる咲希。起き上がった時少し背中を痛めたがそんな事を気にしている余裕は無い。もしかしたらこの少女は手がかりを持っているかも知れないからだ。
「そうだけどあなた雪羽とはどういう関係?」
「ただの友人だよ。でもどこに行ったかは知らない。」
黒い少女が肩をすくめる。何それ、何か手がかりがあるかと期待したのに。打つ手無しの状況に再び岩に倒れ込む咲希。すると黒い少女は少しニヤッとすると咲夜達にこう言った。
「ちょっとだけお姉さん達の影を貸してくれるかな?大丈夫消えはしないから。」
「影を借りる?どうやって?」
「こうやって。」
少女が咲希と咲夜の影に触れ、力を込める。すると咲夜達の影は瞬く間に黒いもう一人の咲夜達となった。そして少女が手を叩きこう言う。
「よし。君は西側、そして君は東側ね。」
コクっと頷く二人の影。二人の影は互いの行くべき方向を向くとそちらへ一直線に飛んでいった。少女も空を飛ぶ。そして咲夜達の方を向くとこう言った。
「僕の名前は博影 影無。お姉さん達の影は夜になったら帰ってくる筈だから。」
影無の姿が二人の目の前から消える。影を借りる?という事は今私の影は・・・。大方予想はつくが確認の為下を見てみる咲夜。
「やっぱり無いわね。」
「え?何が無いの?」
「自分の足元を見てみなさい。」
「何も変わらないと思うけどな〜って影が無い!?」
驚く咲希。驚きすぎて頭を打っているけど大丈夫かしら。まあ咲希だから大丈夫よね。美鈴なみにしぶといし。
「今お姉ちゃん失礼な事考えてなかった?」
「さあ何のことかしらね。」
何事も無かったかのように歩き出す咲夜。それを急いで追いかける咲希。影無に任せてみるけど多分宛にしない方がいいわね。あの子気分屋っぽいし。
はいというわけで第81話どうでしたか?
「あの子本当に信用していいの?」
影無の事?信用していいと思いますよ。
「あなたが言うから信用できないのよ。」
紅魔館勢は私に何か恨みでもあるんですかね?
「出番を作らないのが問題じゃないかしら?」
サーセン。あっちょっ咲夜さんナイフはやめてナイフだけは・・・。
「アーテガスベッテシマッタワー。」
Why!?痛い痛い痛い痛い!!
「次回も良ければ見ていってね。」