魔法の森にいる何名かの内一人だけ別次元の存在がいた。彼の名前は世頼 優。別世界の住民ながら紫の頼みでこちらの世界に雪羽の師匠として来ていただいた現人神の青年だ。全く修行する時間を作ってくれねえなあいつ。俺が来た意味がほとんど無くなるぞ?怒ってはいないものの雪羽が見つからない事には軽く苛立ちを覚えていた。優だからこそ良かったが短気な者が優と同じ力を持っていたら今頃この森は跡形も無く消え去っているだろう。大人しく出てきた方が身のためだぞ雪羽。前から妖怪と人間の気配を感じた優。何処か知っている様な気配だったが念には念を入れいつでも戦える態勢を取っておく。後10m・・・8m・・・5m・・・。やっと気配の正体が現れると優の表情は呆気に取られていた。
「あれ?優さんじゃないですか。お茶会以来ですね。」
「久しぶりだな絆。お前ら兄弟はそういう反応しか出来ないのか?」
って優か。とこの前雪羽に言われた為少し意地悪かも知れないがそうやって絆に返事を返す。そう言い返すなら雪羽相手にだよな・・・。まあいいやゴメンな絆。
「そういえば優さんはここに何用で来たんですか?」
「俺か?ただのバカ弟子探しだ。」
「要するにお兄ちゃんを探しているんですよね?」
「まあそうだな。」
納得したように頷く絆。すると突如大きな音が森中に鳴り響いた。急いでその方向に走る三人。だが音の主は五分掛けて到着した時には既に影も形も無くなっていた。その理由を確認する為時間は20分前に遡る。20分前シンデレラを抱き抱えたまま歩く雪羽。もう既に雪羽の精神と肉体は摩耗しきっていたが彼にとってはこれで良かったのだ。このまま死んでも悔いは無い。自分が死ぬよりも自分が愛する者を食べてしまう方が俺は辛い。俺はもう人の死を見たくないんだ。春香や
「さっさと失せろ。じゃねえとお前らの首と体がサヨナラするぞ?」
妖力を刃に込めながら無造作に大群の方へと足を進める。段々と刀身が綺麗な紫色に染まっていく。そして何もない所で刀を振ると周囲の木ごと妖怪達の首が斬られる。それと同時に刀の刀身が真っ二つに折れた。もう誰にも会いたくないんだ俺は。だから邪魔しないでくれ。
はいというわけで第86話どうでしたか?
「何故私と絆さんが一緒にいたのに出番が無いんですか?」
葉〜ちゃんじゃんか。ごめんね。出番が作れなかったの。
「謝ってくれたなら許しますけど・・・。」
流石葉〜ちゃん。他のお方だとそうはいかないもん。可愛いし優しいし絆君が惚れるのもよく分かるようんうん。
「な・・・何を言っているんですか!?」
葉〜ちゃん弄るの楽しいわ。では次回も良ければ見ていってくださいね(見ていってください)