四方を傀儡に囲まれ焦る早苗。この状況で上や下にいなかった事が唯一の救いだがそんな事が今の早苗達には考えられない訳で。弾幕ごっこのルールがこの傀儡達に通用するなら弾幕かスペルカードを使えば早い話だが殆どの確率で通用しないとしか考えられない。すると遼河がポケットから何か丸い物を出し地面に叩きつけた。それが割れると同時に廊下が煙に包まれる。
「煙幕なんて持ってたんだね遼河。」
「あいつの姉さんに渡されたんだよ。行くぞ。」
「でも煙幕だけで効果があるんでしょうか?」
「あるから渡されたんだろ。」
昔初めて会った時と大分違う素っ気ない態度の遼河に違和感を覚えつつも遼河の後についていく。来衣は昔の遼河しか知らない為、違和感を感じていると思っていたが来衣の頭は今雪羽を助ける事だけしか考えていないらしくそんな事を気にも留めていなかった。・・・ええと学習室って何階でしたっけ。そう考えていると後ろから轟音が鳴り、何かが走ってきた。もう追ってきたんですか・・・。そう思いながら後ろを見ると傀儡が巨大化して追いかけてきていた。
「ええ!?巨大化してる!?」
「げっ・・・面倒くさくなってるな・・・。」
「何処かに引っ掛けられないの?」
「どうだろ・・・。」
何か無いかと探していると突如地面が揺れ始めた。突然の振動に転ける三人。一方現実世界では・・・。
「桜花はん!まだなんか!?」
「まだよ!早苗ちゃんも頑張ってるんだからあんたも頑張りなさい!はあ・・・これだから人間は・・・。」
「人間で悪かったなあ!俺らも頑張る言うてもそろそろ限界や!」
そう言いながらも雪羽をアッパーで吹き飛ばす。絶対まだまだ余裕でしょあいつ。そう思いながらスキマを維持する紫と桜花。・・・そろそろ不安定になってきそうよ早苗ちゃん。私が初めて苦手じゃなかった人間のあなたなら私の弟を助けるぐらい容易いわよね?場所は戻り精神世界。さっきの揺れで巨大傀儡も倒れたようでいい感じのバリケードとなっていた。そのまま上に上がろうとすると放送が鳴り始めた。
「カエレ。モシクハアレニコロサレロ。」
「悪趣味な放送だな・・・!」
「悪趣味も糞も無いと思うけどね!」
さっきの言葉が頭にきたのか来衣が思い切り階段を登ると全員が二階に登ったことを確認し蹴りで非常扉を閉めた。力強くないですか!?来衣の力に驚いていると遼河が廊下を煙幕で覆いながら走り始めた。急いで追いかける二人。そのまま走り続けていると突然遼河があるドアの前で止まった。
「・・・案内はここまでだ。後はお前次第だ東風谷。」
「え・・・?もう到着ですか?」
驚く早苗の肩をポンと叩き優しい笑みで遼河と来衣は早苗に話しかけた。
「雪羽君の事はもう私には分からない。だけど早苗ちゃんなら素直に話してくれるよ。」
「東風谷。お前なら雪羽を助けられる。だからあいつの事よろしく頼むぜ!」
「はい!任せてください!」
力強く学習室のドアを開く。その先は学校ではなくただただ暗いだけの空間。ここに雪羽さんが・・・!早苗は臆する事なくその中へと歩みを進める。素直に帰ってくれなくても私は無理矢理皆の所に返す。だって私は・・・常識に囚われない守矢神社の巫女ですから!
はいというわけで第94話どうでしたか?遼河と来衣の出番はもう終わりです。早いなあ。
「本当だよ!」
うおっ来衣!?ごめんね出番少なくて。
「許さないと言ったら?」
腕折るでしょ?来衣。
「遠回しにディスられた気が・・・。」
気のせい気のせい。では次回も良ければ見ていってくださいね(見ていってね〜!)・・・文章クソだな。