東方境壊伝 【完結】   作:翠月茉弥

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幻想五光輝コラボ編第2話 失った絆と思い

友人と妻を相手取り、攻撃ができない雪羽はずっとウィオラーケウスで二人分の攻撃を防御していた。こっちの世界の早苗は近接戦闘をあまりしない為、刀を持つ早苗の攻撃は全く読めない。それどころか風属性の追加攻撃も相まって雪羽の体力も限界に近づいていた。世界は変わり幻想五光輝の世界。八雲 紫と鈴神(すずがみ)が協力して境壊伝の世界への境界の干渉を外そうとしていた。干渉といっても五光輝の世界で雪羽が行ったジャミングと似たような物で外そうと思えば外せるものだと鈴神が言っていたらしい。図書館にある椅子や机に座りながら待つ一行。ダーク以外はちゃんと椅子に座っていたがダークは机の上に座っており、パチュリーから睨まれていた。そうこうしている間にも雪羽の命は刻一刻と削られている。そういう思いがレイ達を慌てさせていた。

 

「・・・まだかよ!」

「待ってください。私もできる限り急いでますから。」

「ダーク。さっき少しは落ち着けと言ったはずだ。」

 

腕を組みながら待つディア。そのまま待っていると何か鍵が開いたような音が聞こえた。

 

「やりました!干渉を外せました!」

「よし。皆武器は持っているな?」

「あたりめえだろ!」

「・・・行くよ!」

 

意気込み、スキマの中へと入っていく。一方その頃境壊伝の世界は。一体何発の攻撃を防いだだろうか。雪羽の体は完全に疲労しきっており、もう攻撃を防ぐ余裕など無い。そんな雪羽を見てレイは剣を構え直し少し悲しい目をしながらこう言い放った。

 

「悪いけど決めさせてもらうよ。呼び込むは絶望、永遠に閉ざせ未来・・・SPELL CARD!”暴風符『ハリケーンラッシュ』”!!」

 

ストームラッシュよりも強く巨大な竜巻が雪羽の方へと向かっていく。動けず諦めるかの様に目を閉じる雪羽。すると前に誰かが立ち塞がった。白い髪を持ち自らを武器に変えられる少女。秋風 刀華だ。

 

「させません!あなたに雪羽さんを殺させるもんですか!」

 

刀華の前へと竜巻が迫っていく。これじゃあ・・・あの時と同じだ!また俺のせいで大切な人を傷つける!そんな光景はもう見たくない・・・!考えるよりも先に体が動いていた。スキマを開き、刀華を安全な場所まで移動させスキマを閉じた瞬間竜巻に飲まれる。強大な威力の攻撃にそのまま動かなくなる雪羽。刀華はその光景を見て涙を流しながら震えていた。動かなくなった雪羽を見下ろす二人。

 

「あ・・・ああ・・・!」

 

刀華が恐怖と混乱で何もできず打ち震えるだけしか出来なくなってしまう。その時だった。レイの体に強烈な蹴りが入った。突然の攻撃に対処できず吹き飛ぶレイ。すぐさま体勢を立て直し蹴り飛ばした者の顔を見る。レイの視線にはもう一人のレイとダークが写っていた。後ろでディアが倒れている雪羽に気付き近づく。

 

「・・・少し遅かったか。」

「雪羽君は・・・死んでないよね。」

「ああ。だがまずは闇レイを倒すことの方が先決だ。パチュリー、雪羽の事を頼んだぞ。」

「分かったわ。」

 

そう言い雪羽の下へと駆け寄るパチュリー。それを確認した後レイはレイムチェーンを構え戦闘態勢に入った。それと同時に全員戦闘態勢に入る。しばらく睨み合う二人のレイ。二人が剣の柄を握り直した瞬間、同タイミングで同じ剣筋で剣を振った。鍔迫り合いになる二人。曲がりなりにも両方同じ存在。どちらかと変わらない事をしているのならば力が拮抗するのは当然の事である。

 

「さっさと消えなよ偽善者が。」

「別に偽善者でもいい!俺は友達を傷つけた奴を許す気は無い!」

「敵でも知らない奴でもまだ友達になりたいのか!?」

「きっと分かり合える筈さ!」

「そういうのを・・・独り善がりって言うんだよっ!」

 

闇レイの言葉に動揺するレイ。その瞬間を闇レイが見逃す筈もなく鍔迫り合いになっていた剣をかち上げレイのレイムチェーンを吹き飛ばす。それをダークがキャッチしレイに投げたと同時に闇レイへと向かっていく。ディアは霊夢と共に早苗と戦っているようだ。レイがレイムチェーンをキャッチしたその時、早苗の流れ弾がレイに直撃する。死角からの一撃の為、ガードできる訳もなくその場に膝をついた。

 

「相棒!」

「俺は大丈夫だダーク!そんな事よりもう一人の俺を・・・!」

「スキだらけだよ!」

 

闇レイの無慈悲な攻撃により吹き飛ぶ二人。怯えたままの刀華の足下にダークの太刀バニシングルーラーが転がってきた。怯えながらもそれを手に持つ。駄目だここで怯えてちゃ・・・!この人達はおろか雪羽さんまで守れない!一度精神統一をし、バニシングルーラーを両手で持つ。バニシングルーラーは片手で持てるよう改造されているらしいが刀華は太刀は両手で持つ構えしか知らない為両手で構える。

 

「いざ参る!」

「あの狼、ようやく決心したのか。ふっ・・・まさに外道だな。」

 

ディアの笑みは誰にも気付かれることもなくすぐさま真剣な表情へと変わった。ほぼ壊滅状態にある英雄達。闇に堕ちたレイを助け出すことが出来るのか。その未来は今は動けないレイか雪羽の手に委ねられた。




はい、というわけで幻想五光輝コラボ編第2話どうでしたか?えー・・・まず謝罪から。レイラさん!勝手に創作スペルを作ってしまい申し訳ありません!しかも今回は前回以上の駄文ですし・・・。本当にすみません。動けなくなってしまったレイ君とダーク君。果たして闇レイはどうなるのか、次回も良ければ見ていってくださいね。
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