プロローグ
「ようやく授業終わりかー…。」
教室の中で伸びをしながら
「あら雪羽君久しぶりねえ大きくなって元気?」
「おばさん久しぶりどうしたのこんな所で?」
そういえばおばさん病気だったはずだけど治ったのかな?と思いながら雪羽は話を聞く。正直長々と話されたら困るのだが近所付き合いもあるし話を聞いてて退屈もしない為そのまま聞く。
「ああそうだった。なにか雪羽君の家にあなたと同じ金髪の女の人がいたのを言いに来たのよ。」
「俺と同じ金髪の女の人…?」
金髪の女の人・・・まさか父さん浮気してねえよな?でも父さんの人柄だと浮気なんか考えられないし・・・うーん・・・。そのまま考え続けたままおばさんを放置するわけにもいかないためお礼を言ってから確認する事にした。
「知らしてくれてありがとうおばさん。」
「気にしないでいいのよ。」
少年移動中…
「ただいまー。」
「お帰り雪羽。」
あれ?もう帰ったのか?いや、でもまだ奥にいるかもしれないし・・・。考え込んだまま居間へと足を進める。居間に入るといつも通りの声が聞こえた。
「お帰り雪羽。」
「お帰りなさい雪羽君。」
「ただいまー…ってええ!?父さんこの金髪の人誰!?」
突如聞こえた見慣れない人の声に困惑する雪羽。俺も金髪だけど知らない金髪の人が家に上がり込んでいたらビックリしますよそりゃ。
「まあまあとりあえず落ち着け雪羽。」
10分ぐらい経ってから落ち着いてきたのか雪羽は父親の顔を見ながら話し始めた。
「…でこの人は誰?」
「説明するとややこしくなるんだが…。」
「浮気相手か?」
「違う。なんでお前はそう考えるかな…。」
「じゃあ何なんだよ。」
「えーと、まずこの人は八雲 紫さん別の所から来たらしい。」
「へー。でそんな人が俺になんの用?」
「単刀直入に言うわあなたは私の息子なのよ。」
「…え?」
予想外の答えに雪羽の頭はしばらくフリーズする。状況が理解できずそのまま周りをキョロキョロとしながら父親の顔を見るとこの人は嘘をついていないという声が聞こえてきそうな顔をしていた。
「だからあなたは私の息子なのよ。」
「あんたの息子っていきなり言われてはいそうですかって納得できるか!」
「ひどいわね…私はあなたを16年も探し続けたのに…。」
八雲 紫はそう言って顔を手で覆い泣き始めた。なんだこの人。実年齢いくつだよ。胡散臭いがそのまま放置しても酷い人間だと思われる為急いで謝る。
「うわあああ!すいません!すいません!だから泣かないでください!」
「嘘泣きなのにそこまで本気になるのね。」
「そうですか嘘泣きなら良かったです。」
なにが良かったものかこの人家に来てやりたい放題だぞ。というよりやばい段々この人に腹が立ってきた・・・。かと言って殴ってしまったら駄目だしなあ・・・。イライラしながら雪羽が考えていると突如紫が立ち上がり両親の顔を見てこう言った。
「さて…長話もなんですしもう私達の方へ連れていってもよろしいですか?」
「ええ!?なんでそうなる!?」
「待ってください。最後に渡しておきたいものがこの子にあるんです。」
待て待て。止めろよあんたら。何?まだ俺会って数十分しか経ってないのに連れてかれるの?こんな実の母親ともまだ思えない人の家に?
「ええどうぞ。」
「雪羽あっちでもがんばれよ。」
そう言って父さんは俺に少し変わったお守りを渡した。完全にお別れのムードじゃねえか!妹はどうすんだよ泣くぞ!?
「なにこのお守り?」
神社という部分はかろうじて読めるがその他の所が読めない。しかも色が落ちていてお守りと呼べるかどうかも怪しいレベルだった。
「守矢神社って所で買ったんだ。」
『守矢神社』その言葉を聞いてずっと心の隅に留めていた自分が恋した女性の名前を思い出した。・・・あいつは行った先でも元気でやってるんかね?まあ、あいつなら大丈夫か。
「ありがとう父さん。」
「もういいかしら?」
「ああいいぜ母さん。」
「初めて母さんって呼んでくれた…!」
「また泣かなくていいから!早くしてくれよ。」
「では家の子の面倒を見てくれてありがとうございました。」
こうして腑に落ちない所がありながらも俺の幻想郷での生活が始まった。
初めて小説を書いたので読みにくい部分はあると思いますが精進して参りますのでこれからもよろしくお願いします!