「というか…早苗買い物やり直しだな。」
ふと思い出したので早苗に言ってみる。やらかしたなあ・・・神奈子様に怒られるかもしれないなあ・・・。
「あっ!そういえば買い物カゴごと落としてしまいました…。」
「それなら心配ない。」
「「…え?」」
突然の慧音の言葉にきょとんとなる二人。
「私達にお前がさらわれたのを教えてくれた人が拾っておいてくれたみたいなんだ。」
「ふう…良かった。」
「良かったな。」
「うう…。」
「ん?」
ヤバいさっきの奴の声だ。気がついたのか?逃げようとする三人。すると親玉の男が起き上がった。
「ん?まだお前ら帰ってなかったのかよ。」
「ああすまない。というよりお前らがやったことは悪いが本気で叩き潰してしまいすまなかった。」
「気にすんな。こういう稼業やってんだボコボコにされるぐらい慣れてるよ。」
いやこれに懲りてもうやめろよ。そう思っていると後ろから足音が聞こえた。
「…誰だ?」
「んー・・・その声まさかお兄ちゃん!?」
…え?お兄ちゃん?まさか・・・でもなあ・・・。分からない為とりあえず質問してみる。
「え…ちょ…まさかお前春香か?」
「そうだよっていうか何キョドってるの?」
仕方ないだろう?事実兄妹と久々に会ったらキョドってしまう自信はあったがまさか本当になるとは…。パニック状態の雪羽に冷ややかな目線を向けている春香は少し怒った様に雪羽に詰め寄った。
「いやだから何か言って?」
「あ…ああすまん。」
「雪羽この子本当に妹なのか?」
「ええ。」
「慧音さんまでここで何してるんですか?」
「え?お前慧音さんに会った事あんのか?」
「会ったも何もこの子は私の寺子屋の数学担当だぞ?」
当然の事のように慧音はしれっとおかしい事を言い始めた。待て待てこいつの学力で大丈夫なのかよ?小さい子ならなんとかなりそうだけど絶対無理だろ!?
「…タイムお前の学力で子供達に教えれてんのか?」
「教えれてるよ!失礼だなーお兄ちゃんは。」
怒った様に春香はそう言う。いや嘘だろ?絶対無理じゃん。アホだもんこいつ。
「お前向こうで成績少しヤバかったのによく言えるな。」
「なっ!?そう言うお兄ちゃんだって…。」
そう言った瞬間春香は急に倒れだした。貧血か?でもそんな様子でも無い。どっちかと言うと更に酷い病気の様な・・・。
「春香ッ!」
「む…これはまずいな。早く永遠亭に連れてかなくては。」
「永遠亭?」
「ああ。そこに良い腕の医者がいるんだ。」
「なら早く行きましょう!」
「でも永遠亭って迷いの竹林の中にありますよね?」
早苗が聞き慣れない地名を言う。でも今はそんな事を気にしている余裕など無い。雪羽は春香をおぶるとそのまま廃墟から出ていった。
「そこらへんは大丈夫だ妹紅が案内してくれる。」
「なら大丈夫ですね。」
「とりあえずそこに急ごう…!」
そう言うと雪羽は春香を背中におぶって走り始めた。間に合わないのだけはやめてくれ・・・!
少年少女移動中…
迷いの竹林に着いてすぐ慧音は人を探しているとすぐに探している人が見つかった。
「ん?慧音じゃないかどうしたんだ?」
「妹紅。早苗と雪羽を永遠亭まで案内してやってくれ。」
「雪羽って誰だ?」
「説明は後だ。早く案内してやってくれ。」
「あ…ああ分かったよ。じゃあ早苗と雪羽とやら私についてきな。」
妹紅は困惑した様子で二人を案内する。すると雪羽が妹紅にある質問をした。
「出来るだけ早くお願いできますか?」
「ああ出来なくはないが。」
「ならお願いします。」
「分かった。ちゃんとついてきなよ!」
なかなかのスピードで妹紅が走っていく。そしてそれを走りながら追いかける二人。そのまま2,3分走ると永遠亭に到着した。妹紅達が来たことに気づいたのか紫色の髪をしたうさ耳を生やした女性が妹紅に近づいた。
「あ。妹紅さんどうしたんですか?」
「やあ鈴仙ちょっと急患が出たらしくてね。ここまで案内してたんだ。」
「え?」
「すいません!急いでこいつを診てくれませんか!?」
「え…はいわかりました。ではついてきてください。」
鈴仙に連れられるまま永遠亭の中に入っていく。中はそれなりに広かったがそんな事を気にしている余裕は雪羽に無かった。
「あら鈴仙どうしたのかしら?」
「お師匠様急患の方が。」
「分かったわ。あの男の子がおぶっているのがそう?」
「はい。」
「お願いします…!」
春香が永琳に渡された瞬間鈴仙は春香から狂気の様な波長を感じた。
「…え?」
そう疑問に思った瞬間春香からは狂気の様な波長はもう感じられなくなっていた。周りを探ってみるもその様な波長は感じられない。
「私疲れてるんですかね?」
鈴仙は首をかしげながら永琳の後をついていった。
はいというわけで第5話どうでしたか?今回は久々に春香さんが出てきたと思ったらいきなり倒れてしまうという始末果たして春香さんは無事なのか?出来れば次回も見ていってくださいね