咲夜Side
咲夜がドアを蹴破った先には笑顔でフランを殴る雪羽の姿があった
「もう見てられないわね…」
そう言って咲夜は自分以外の時を止めフランを雪羽の所から引き剥がした
「!?」
殴り続けていたフランが消えた雪羽はバランスを崩し転けた
「お嬢様妹様をお願いいたします」
「分かったわ」
「これからの相手は私がするわ雪羽」
「フランより弱い奴がほざくな」
雪羽がそう言い放った刹那雪羽は壁まで飛んでいき壁にナイフで張り付けにされていた
「確かに私は妹様より弱い だけど物事は物理だけでは動かないものよ」
「こりゃあ普通の俺でも勝てる可能性が無え訳だ…」
そう言って雪羽は目を閉じた
雪羽Side
暗闇の世界の中雪羽はずっと狂気の雪羽が戦っている姿を見ていた
「俺ってあんな戦い方できんだな」
狂気の自分にある意味感嘆の言葉を漏らすが次の瞬間見えたのは咲夜に張り付けにされる自分の姿
「痛てて…人間なのに強いなーあれ」
「バカだろお前調子に乗って無駄に戦うからだ」
「まあそんな事は置いといてそろそろお目覚めの時間だぜ?」
「はあ?お前何言って…」
「じゃあ後は任せたぜ」
そう言い残し雪羽の視界から狂気は消えたそして今体は自分が支配していることに気づいた
(もう起きねえとまずいな…)
そうして雪羽はゆっくりと体を起こす目の前に広がっていたのは白色の壁そして血塗れだったはずの服が綺麗に洗濯されていた
「目が覚めたのね」
突如横から声が聞こえる
「咲夜さんですかここは紅魔館の何処なんですか?」
「ここは紅魔館のメイド室の一部屋よ」
扉の開く音が急に鳴るレミリアさんかな?と雪羽は思ったが予想とは違い美鈴と手を繋いでるフランが来た
「あっ雪羽お兄ちゃん起きたの?」
「あ…はい起きました」
「んー…雪羽お兄ちゃん私に敬語は使わなくていいよ?」
「あっそうなの?」
そう言った瞬間フランは雪羽に抱きつく
「ぎゃああ!痛い痛い!フランちゃんちょっと離して!」
「妹様雪羽はお腹の方に怪我をしているのであまり触ってあげないでくださいね?」
「うん分かった」
フランは不服そうな顔で言った
「というより雪羽さんそれ似合ってますね」
美鈴が笑いながら雪羽の体を指差しながら言う
「え?」
雪羽は体の方を見る
「なんじゃこりゃー!?」
雪羽が叫んだのも不思議ではない雪羽は女性物の寝間着を着ていたのだ
「やはり私が選んだだけはあるわね」
「レミリアさん貴女何時からいたんですか…」
「ついさっきよ?」
「ああ…そうですか」
前もそんなやり取りを他人とやった記憶があるので諦める
「貴方のおかげでフランは狂気をコントロール出来るようになったわありがとう」
「いや礼なら俺の狂気に言ってください」
「貴方の狂気には礼というより怒りをぶつけたいわね」
「怖い怖い」
「そうそう後貴方の傷が治るまでここで匿う事にしたから」
「まあ…しばらく歩けそうもないですしありがたいですけど話付けれたんですか?」
「そこらへんは気にしないでちゃんと話はしてきたわ」
「なら良かったです」
「ああそうそう貴方が寝ている間香霖堂に行ってきてこれもらったんだけどいらないから貴方にあげるわ」
雪羽はレミリアからライターと煙草を渡された
「ライターと煙草?」
「怪我人に渡すものじゃないでしょうけど」
そう言ってレミリアはクスりと笑った
「ありがたく受け取っておきます」
「何故かそれ吸っても減らないしガスも減らないらしいわよ」
「すごいですねそれ」
「ここでは吸わないでね」
「流石にここでは吸いませんよ」
「おう雪羽お前フランと戦ったって聞いたけど無事だったのか?」
「魔理沙じゃねえか見ての通りだよ」
「見ての通りって女性物の寝間着を着てるようにしか見えないけど…」
「だああ!それは言わないでくれ!」
「それじゃあ私は帰るぜ」
「「「何しに来たんだよ(来たのよ)お前(貴女)」」」
「じゃあなー」
(本当に何しに来たんだよあいつまあいいかたまにはゆっくりしてもバチは当たらないだろう)そう思い雪羽は眠りに就いた
はいというわけで第13話どうでしたか?雪羽さん生きてて良かったですねーさすがスキマ妖怪そうそう後2話は後日談みたいな感じなのを投稿しますそれでは良ければ次回も見ていってくださいね