雪羽Side
早苗に告白されそれを了承してから4日後雪羽はいつもと変わらない日常を過ごしていた
「告白されてから何も起こんねえなー平和なのは良い事だけどさ」
「なら渡したい物があるのだけどいいかしら?」
「おっ久しぶり母さん渡したい物って何だ?」
「じゃあ私のスキマに入りなさい」
「へいへい」
親子スキマ移動中…
「これよ」
そう言って紫は黒いスーツと黒い革靴を雪羽に渡した
「スーツと革靴?幻想入りするには早くねえか?」
「…これは冬哉(とうや)の物よ」
「冬哉?」
「私の夫であり貴方の父親よ」
「はあ…?」
「あの人はいつも幻想入りした服を着ていたのよここにある服なんて嫌だなんて言ってね」
「……」
「私にも煙草貰えるかしら?」
「あっ…うん」
雪羽は頷き紫に煙草を一本渡し火を点けたそして自分も吸う
「昔話をしようかしら」
「どんな?」
「私と冬哉の昔話」
「頼む」
「確か1100年前くらいの話だったかしら…冬哉は小さい頃から私に何かにつけて喧嘩を吹っ掛けてきていつも私に負けていたわけど何時かの冬の時に私の家に来て私はまた喧嘩を吹っ掛けに来たのかと思って帰そうとしたんだけど帰らなくてなんで帰らないのか聞いたらお前に告白するためにずっとここに居たなんて言うのよその言葉を聞いた時よく分からなくなってついはいなんて答えちゃってその時の冬哉の喜び様と言ったらまるで子供の様だったわ100歳のくせに無邪気に喜んでこれからよろしくななんて言って…私も自然と嬉しくなって笑っていたかなそして500年くらい経ってから結婚してまだ私も忙しくなかったから家でいつも冬哉と酒でも飲んでたわねだけどその400年後事件は起こってしまったヘマして人間に殺されそうになっていた私を庇って冬哉は…!」
紫はとたんに泣き始めた
「…もういいよ」
そんな母親が見てられなくて雪羽は話を止める
「思い出したくない様な事まで思い出させてごめん でも俺は死なないから早苗にも約束したんだもう離れないと」
「……」
「変な所で黙り込むのまで似てるんだな」
「うるさいわね」
「ごめんごめん」
「…早く着替えてきたら?」
「おっとそうさせてもらうよ」
そして雪羽は着替えた自分の父親 叢雲 冬哉の着ていたスーツに
「こんな感じか?」
「似合ってるわよ」
「そうか?」
そう言って雪羽は時計を見る
「やべえ洗濯物洗わねえとじゃあ母さん行くな」
「ええ行ってらっしゃい」
雪羽はスキマの中へと消えていった
「あっ雪羽さんそこにいたんですか探したんですよ!ってなんですか?そのスーツ?」
「父さんのだ」
「へーというよりなんか着方がヤクザみたいですね」
「そうか?まあ別にいいけど」
「ええ似合ってますよ」
「ってやべえ!洗濯物洗わねえと!」
「なに忘れてるんですか!」
「早苗も忘れてたろ!」
「私はもう私の仕事は終わったんです!」
ギャーギャー喧嘩をする二人に呆れ返る母親と二柱だがここにいる全員これから起こる異変の事は何も察知できていなかった…
はいというわけで第15話どうでしたか?父親判明と同時にこっちの紫さんの昔話をしたわけですがあれあのまま考えると叢雲 紫ってなるんですよねなんか違和感感じますでは次からはオリジナル異変『影離異変』(えいりいへん)ご期待ください!良ければ次回も見ていってくださいね