第16話 現れる影と真実
雪羽Side
雪羽は寺子屋の仕事があるため人間の里を煙草を吸いながら歩いている
「…今日から寺子屋の仕事だけど俺に教えれんのかね~?」
先が心配で珍しく雪羽は気の抜けた声を出した
「離してください!」
気の抜けた雪羽に聞こえたのは聞き慣れた声雪羽はその声の先へと走っていった
「いいじゃねえかよあんた教師なんだろ?俺等に勉強教えてくれよ~」
「…なにやってんだあんた等?」
「お兄ちゃん!」
「お兄ちゃん?いやー道を教えてたんですよ」
「嘘だろ?」
「嘘じゃないですよねえ?」
「この人たち叩き潰していいよお兄ちゃん」
「へいへいわかったよ」
「叩き潰すだと?調子に乗んなよクソガキがあ!」
「ベタだねー」
30秒後…
「ごめんなさい調子乗ってました」
「分かれば宜しい」
「いつ見ても強いねお兄ちゃんは」
「そうか?霊夢よりは弱いはずだぞ?」
「ってヤバイ私授業あるんだった!お兄ちゃんも遅れないでよ!」
そう言って春香は寺子屋の方へと走っていった
「…お前はそれで自分の力に満足しているのか?」
「え?」
霊夢Side
「何も無いのはいいけど暇ねー…」
霊夢は縁側でお茶を啜っていた因みに茶葉は使い回しである
「珍しく魔理沙も来ないし静かでいいけど」
ガサッと神社の前で音が鳴る
「参拝客かしら?賽銭入れてもらわないとね」
そう言って霊夢は賽銭箱の方へと歩いていった
「…貴女はそれで満足な訳?」
「…何言ってんの?私はそれで満足よというより貴女誰?」
「私?私はあんたの『影』だよ」
「影…?」
「さて本題に入ろうかしら貴女は魔理沙の事を羨ましがっているんでしょ?」
「何言ってるの?私が魔理沙を羨ましがる?あり得ないわね」
「貴女は私なんだ何でも分かるのよ?ひた向きに努力できる魔理沙が羨ましくて仕方ないんでしょう?」
「そんなこと…無いわよ」
魔理沙Side
ぐちゃぐちゃに散らかっている霧雨魔法店の一室で魔理沙は本を読んでいたもちろんあの時パチュリーから盗った物である
「ふいー暇になってきたな霊夢ん所でも行くかな」
そう言って魔理沙は箒を持ち出し外に出た
「ん?誰だあれ依頼人か?」
「……」
「悪いけど今日は休みなんだ」
「…お前は人の裏が出てきたと言ったら信じるか?」
「はあ?」
「単刀直入に言うぜ私はお前の影だ」
「ドッペルゲンガーて奴か?」
「それに近いが違う」
「まあとりあえず異変ってことだな!」
「…お前霊夢の事を疎ましく思ってるんだろう?」
「は?」
「そりゃあそうだろうな努力して何かを得たお前と何もしないで最初から才能で何とかしてきた霊夢の事を疎ましく思うのは当然だもんな?」
「違うぜ!私は霊夢の事を疎ましくなんか思ってない!」
「残念ながらそれが真実だお前は私なんだからな」
一斉に現れた3人の影これが幻想郷崩壊の可能性があるとは誰も気づいてなかった 『影離異変』編スタート
というわけで第16話どうでしたか?今回からは霊夢達の黒い影との戦いになりますでは次回も良ければ見ていってくださいね