東方境壊伝 【完結】   作:翠月茉弥

49 / 124
昨日は暑かったですねえ私の部屋なんて日当たりいいから朝背中がめちゃくちゃ暑かったです。という訳で翠月茉弥です。今回の内容の一部の前に気づいたら30話とUA3400人突破していました。皆様こんなくだらない小説を読んで頂き誠にありがとうございます。これからものんびりながら書いていきますので是非応援の方をよろしくお願いいたします!はいという訳で今回は異変にようやく終止符が打たれます。では本編の方をどうぞ〜


第30話 影離

気づくと雪羽は暗い世界の中にいた。暗く先の見えない場所。その光景を見て、雪羽は(ああ俺死んだんだな。)と確信していた。だがどうも変だ。暗く先の見えない場所の割には音が大量に聞こえる。しかもそれら全てが自分の聞き覚えのある声なのだ。そしてふと聞こえた途切れ途切れの声に雪羽は驚いた。

 

「雪・・・さん!ねえ・・・!・・・羽さん!」

 

早苗の声だ。途切れ途切れだが確かに聞こえるこれは早苗の声だ。そして段々とこの世界が明るくなってきた。なぜだろうこの場にいると暖かい。そしてまた途切れ途切れの声が聞こえた。

 

「・・・兄ちゃん!・・・ねえ起きて!お・・・ちゃん!」

 

今度は春香の声だ。だが雪羽はその声に疑問があった。雪羽は(聞こえるのが早苗の声や文の声、そして咲夜の声ならまだわかる。だがなぜ春香の声が聞こえるのか?春香はあの場所にいないはずだ。)と考えていた。だが段々とこの世界の明るさが増していった。そして雪羽の目の前は強烈な光に覆われた。思わずその光景に目を閉じる。そして目を開けると、強烈な光は無くなり代わりに早苗と刀華と春香がいた。

 

「やっと目を覚ました!皆!お兄ちゃんが目を覚ましたよ!」

「もう・・・!無茶しないでくださいよって言ったじゃないですか!」

「本当あなたにはヒヤヒヤさせられますよ・・・。」

「・・・ごめん。」

 

気づけば腹から出ていた血も止まっており、完全に傷は治っていた。雪羽がふと春香の方を見ると春香の手は水色に光っていた。能力を使って雪羽を治したのだろう。雪羽の体がかなり残っていたから短時間で再生する事ができた。だが春香の能力といえど死んだ者は蘇らせれない。雪羽は死の瀬戸際で生きていたのだ。それを確認した雪羽はふらつきながらも立ち上がった。

 

「雪羽さん!?何やってるんですか!ここは私達に任せて雪羽さんは後ろにいてください!」

「悪いな、やられたらやり返さねえと気がすまねえんだ。」

「行けるのですか?雪羽様。」

「こんな時だけ式神臭出さなくていいぜ?」

 

何故かこのタイミングで式神臭を出してきた刀華に対応すると、次は茉弥に向かって話し始めた。

 

「なあちょっと前に文から聞いたんだが、あんた近距離戦闘のプロなんだろ?ならさあ・・・俺と素手で勝負しねえ?」

「何言ってるんですか!?雪羽さんあなた確実に負けますよ!?一度救ってもらった命なんです。早々に捨てることはないでしょう!?」

「・・・いいよ。」

「・・・ありがとう。」

 

文は驚いた。最後の最後で茉弥が正気を一部取り戻したのだ。雪羽はそれを聞くとニッと笑い構えた。茉弥も構える。そして両方が相手の所へと走っていった。まずは一発両方の顔に拳が入った。茉弥はまた狂った様に笑うと顔にある雪羽の手を持つと思い切り岩に雪羽を叩きつけた。思わず雪羽は気絶しそうになるが流石は妖怪。踏みとどまって茉弥を岩に叩きつけ返した。茉弥は蹴りを入れるが雪羽の手によって止められた。それどころか投げ返される始末である。だが茉弥は空中で一回転すると壁を蹴り雪羽にドロップキックを入れた。

 

「こんな程度か。さてあなたの彼女とあなたの妹らしき人間を食べようかね。この戦いが終わった後、最後に博麗の巫女を食って終わりだ。」

「このクソ野郎がああああ!」

 

雪羽は茉弥の所に突っ込むと茉弥を壁に叩きつけ、顔を連続で殴り始めた。茉弥は雪羽を蹴ると逆に壁に叩きつけ返し、殴り始めようとしたが、それは叶わなかった。その手を雪羽が掴んでいたのだ。そして思い切り手を横にどかす。肩を曲げれない方向まで曲げると茉弥がするりと雪羽の手から離れる。そして雪羽に殴りかかった。それに雪羽はカウンターを決めると茉弥は倒れた。

 

「ハア・・・ハア・・・俺の勝ちだ。」

 

長くに渡った異変に決着がつく。文は倒れている茉弥の所へと駆け寄った。

 

「ハア・・・ハア・・・文ちゃんいい友達を持ったね・・・。」

「ええ。でも茉弥さんが昔助けようとした友達はどんな方だったんですか?」

「ちょうどあの男の子みたいな文字通りいい奴だったよ。」

「そうですか。」

 

文は雪羽達の方を見る。雪羽達は異変の解決を小さく祝っていた。茉弥も雪羽達の方を見ると小さく微笑み、文にこう言った。

 

「・・・さて。老いぼれはこのあたりで退散しましょうかね。」

「どこへ行くんですか?」

「元いた場所に帰るのよ。・・・閻魔様に怒られそうだけどね。」

「・・・今までありがとうございました。」

「泣いてるんじゃないよ。私だって文ちゃんに会えてありがとうって言いたいよ。」

 

そう言うと茉弥の姿は消えた。文は洞穴の上の方を見ると泣きながら微笑えんだ。異変は終わったのだ、これから宴会が始まる。

 

「さてと。私は異変が解決したってことを記事にしてきますかね。」

 

文は隠れて洞穴から抜け出す。その目には涙がまだ溜まっていた。




はいというわけで第30話どうでしたか?
「異変の解決まで長かったなあ・・・」
14話もやりましたからね後日談含め16話ですよ。
「多くないですか?」
うん。多いね。たまにネタ切れ起こして大変だったよ。
「それはお前のボキャ貧が悪い。」
ぇ━(*´・д・)━!!!それは許してよー。
「顔文字使わないでくださいよ。鬱陶しい。」
刀華まで!?まあいいや。では次回も良ければ見ていってくださいね(見ていってくれ)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。