東方境壊伝 【完結】   作:翠月茉弥

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サンダルの踵を思い切り踏んでしまって2日間経っても未だに踵が痛い翠月茉弥です。今回は緋想天の次という事で地霊殿の話となります。原作と違う部分が多々あるかもしれませんが暖かい目でスルーしていただけると幸いです。では本編の方いや第2の地霊殿の方をどうぞ~


地霊異変~破壊されし自我~
第46話 地霊の始まり


緋想異変から3ヶ月。季節はもう雪の降る冬になっていた。レティの力は増しチルノは元気良く外で遊び回っている。秋姉妹はどんよりとしており簡単に人を近づけない様なオーラを放っていた。余談だが雪羽は紅葉が好きなので姉の秋静葉とは仲が良い。だが雪羽はそんな幻想郷の冬をまったく感じられない所にいた。雪羽が今いる場所は地底。しかもその中にある屋敷の地霊殿にいる。普通に考えればおかしい事態だが神奈子曰く力を与えた後の烏がどうなっていくかをしばらく見ていてほしいとの事だ。それなら早苗でも良かったと思うがもう地底に入ってしまったのだ文句は言えない。

 

「入れてもらえたはいいが何をすればいいんだか・・・。」

 

神奈子から地底に行って力を与えた烏を見てこいという話しか聞いてなかった雪羽は着いて早々何をすればいいのか迷う羽目になった。とりあえず適当に歩けば見つかるだろうと思った雪羽は地霊殿の中を歩き始めた。一番最初に着いた部屋は図書室。紅魔館の様な大きさは無いものの本の量は紅魔館と同じかそれ以上置いてあった。思わず見渡す雪羽。見渡しながら歩いていると椅子に誰かが座っていた。

 

「おや?あなたは・・・咲希が言っていた客人の方ですか?」

「ええまあ。ここに少しだけお世話になります八雲 雪羽です。」

「私は古明地 さとりと言います。・・・?」

 

突如さとりが首を傾げる。気になった雪羽はさとりに聞いた。

 

「どうかしましたか?」

「いえ・・・何故かあなたの心が3つあるもので・・・。」

 

心が3つ。一つは心当たりがある。狂気の心と雪羽の心。それ以外に雪羽には心が無いはずだ。だがさとりは3つあると言った。気になった雪羽は自分も能力を使う事にした。

 

「真実を言おうか言わまいか悩んでますね?」

「何故分かったんですか?」

「俺もあなたと似たような能力を持ってますからね。」

「・・・分かりました。お話しします。あなたの心にある3つの心。一つはあなた自身の心。もう一つは狂った心。そして最後の一つはあなたの人生に大きく関わった女性の心。」

 

その言葉に雪羽は驚く。人生に大きく関わった女性の心。人生に大きく関わった女性は何人もいる。だがその中で自分の中に入った様な人などいたのか。考えれば考えるほど答えが分からなくなっていく。すると突如頭の中に懐かしい声が聞こえた。

 

「気づいた?」

「その声・・・まさか姉さんか!?」

「そう。」

「なんでだ・・・?死んだ筈だろ?」

「確かに私はひき逃げ事件で死んだ。あなたにこの能力を渡してね。」

「そうだろ?なんで俺の中にいるんだよ?」

「実はねあなたの狂気を作ったのは私なの。だからあなたの心と狂気の心を殺して私が雪羽の体を支配しないといけないの。」

 

その言葉に雪羽は凍りつく。心を読みながら状況を確認しているさとりもかなり焦っている。狂気を作ったのは梨花。雪羽にはその言葉が信じられなかった。姿は似てなかった物の互いに本音を言えた双子の姉。自分よりも頭は悪い癖に運動は同じくらい出来た妹の春香を溺愛しているシスコンの姉。その姉に知りたくなかった真実を突きつけられる。雪羽はとうとう頭を抑えて叫び始めた。落ち着かせようとするさとり。何とかこの場では落ち着いたが、いつ梨花が現れてもおかしくない。とりあえず雪羽が地霊殿に何日か滞在するためさとりにとっては好都合だった。滞在中ならば常に見張られる。今は雪羽がどんな用でここに来たかなど関係ない。危険要素をしばらくの間止めるのが今できる最善策だとさとりは思った。しばらくすると雪羽は立ち上がりさとりに礼を言うと図書室から出て行った。まだ雪羽は動揺している。まだあの言葉が信じられないのだ。雪羽は壁に手をつきながら歩く。今やるべき事は神奈子からの頼まれ事を成し遂げるだけだ。今は梨花の事を忘れ地霊殿の全員と会ってこなければいけない。雪羽はいつもと変わらない顔の裏に悲しみを隠していた。




はいというわけで第46話どうでしたか?
「後半訳分からなくなってきたな。」
ですね。無闇に文を書くもんじゃありませんね。
「無計画ですよね本当。」
私は無計画なのが特徴ですから。では次回も良ければ見ていってくださいね(見ていってくれ)
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