東方境壊伝 【完結】   作:翠月茉弥

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文章力が日に日に下がっていっている気がする翠月茉弥です。今回はやっとあの人が出てきます。では本編の方をどうぞ~


第50話 切り裂きジャックと死体を運ぶ猫

こいしと別れて少しした後雪羽は案内されていた部屋にいた。案内された部屋はかなり綺麗で地霊殿の従者の優秀さがよく分かる。従者と言えば咲夜もそうだがこういう広い舘を掃除するのにかかる時間はどれくらいなのだろうか。・・・そういえばゴスロリっぽい服が部屋のカーテンに架けられているが一体誰のだろうか。雪羽は煙草を吸おうとしたがここは室内だ。しかも人の家で煙草を吸うのは忍びない。煙草を諦めてポケットにしまうと部屋のドアが開いた。

 

「ご夕食の準備が出来ました。」

「ありがとう。そういえばまだ名乗ってなかったな。俺は八雲 雪羽だ。」

「雪羽さんですか。私は十六夜 咲希です。」

「ん?十六夜?まさか咲夜の妹か?」

「お姉ちゃんを知ってるの!?」

 

言われてみれば咲希は咲夜に似ている。服装も咲夜の物の色替えだし顔も髪を切れば咲夜と間違える程似ている。だが何故咲夜の妹が地底にいるのか?気になった雪羽は咲希に聞いた。

 

「そういえばなんで咲希は地底にいるんだ?」

「え?ええーとですねえ・・・。お嬢様に頼まれた買い物をこなした帰りに地底に通じる穴に落ちちゃいまして・・・。」

「・・・ドジだなお前。」

「よくお姉ちゃんに言われるな~・・・。」

 

エヘヘと笑いながら咲希は頭を掻いた。この姉妹性格は全く似てない。どちらかと言うと咲希の性格は美鈴寄りの性格だ。仕事は完璧にこなすが普段は美鈴みたいに寝てるのではないのだろうか。いや美鈴は狸寝入りの時もあるか。咲夜の妹とはいえ雪羽が心配になる程の抜けっぷりである。きっと紅魔館にいた時もよく咲夜に怒られていたのだろう。

 

「じゃあ夕食の場所までご案内しますね・・・ってうわあ!?」

 

何も無かった筈の所で盛大に咲希が転ぶ。・・・なんだこのドジっ娘。すると上の方から何か声が聞こえた。

 

「にゃーん!」

「へぶっ!」

「・・・なんだこれ。」

 

目の前で起こった出来事に呆れた雪羽はついスルーしてしまった。とりあえず赤い猫耳を付けた子が転けたままの咲希の頭に蹴りを入れたというか思い切り乗った。それで変な声を咲希が出したという事か。でもへぶっ!は無いだろ。少し面白かったけど。

 

「ん?咲希なんでここで寝てるの?」

「転けてた所にお燐が突っ込んで来たんでしょ!」

「そうだったの?ごめんごめん。」

「とりあえず咲希。鼻血出てるぞ。レミリアにでも吸わせに行ったらどうだ?」

「え?あっ本当だ。」

 

雪羽は咲希にティッシュを渡す。急いで咲希は鼻血を拭くと雪羽を食堂まで案内した。食堂はかなり広く明かりが蝋燭だけだった為少し暗かった。その辺りはさとりの趣味なのだろう。なかなかいい趣味をお持ちの様で。・・・そういえばあの時さとりが読んでいた本って何だったんだろう?ディ○ニーの書籍か?いやまだ幻想入りには早いか。でもそんな感じの表紙だった様な気がするが。そんな事を考えていると隣に座っていたお燐と呼ばれた子が雪羽に話しかけてきた。

 

「あなたがさとり様の言っていた客人?あたいは火焔猫 燐。お燐でいいよ。」

「ご丁寧にどうも。俺は八雲 雪羽だ。少しの間よろしくなお燐。」

「よろしく雪羽。そういえば咲希少しだけ訳ありなんだけど気にしないであげて。」

「ん?そうなのか?」

 

いまいち分からない雪羽はこれ以上気にする気も無く置いてあったパンを口に運んだ。でも咲希が少し訳ありか・・・何か気になるな。帰ったら咲夜に聞いてみるか?そのついでに絆に地底の土産渡すか。珍しく気楽な事を考えている雪羽だが実際そうやって考えないと気が持たないのだ。下手すれば自分が消える。その恐怖が雪羽を襲っていた。梨花は雪羽の体を奪ってどうするつもりなのだろうか。どんなに聡明な人でもそれは分からない。だが幻想郷に悪影響を及ぼすのは確かだ。梨花に乗っ取られた雪羽と対峙する時早苗はどう思うのだろう。それはその時にならないと分からない。分からない事だらけだがそれ程梨花の力には謎が多い。ただ言える事は雪羽の方でも決着をつけなければいけないという事。雪羽の体が力尽きるのが先か雪羽の精神が力尽きるのが先か。雪羽は空いている方の手を強く握りしめた。




はいというわけで第50話どうでしたか?いや~なんだかんだで50話まで行きましたね。
「そうだな。相変わらず文章は酷いが。」
うるさいやい。それでも見てくれている人がいるんだからいいの。
「確かにお前の文章力で24人もの人がお気に入りしてくれてるんだからな。」
それ馬鹿にしてんの?私だけでなくお気に入りしてくれてる人も不快にならない?
「大丈夫だ。お前だけに言ったから。」
「でも言葉は選びましょう?」
刀華の言う通り。私を貶すのは構わないけど見てくれている方を貶すのは駄目だよ?
「お前は貶されていいってドMか?」
断じて違う。では次回も良ければ見ていってくださいね(見ていってくれ)
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