東方境壊伝 【完結】   作:翠月茉弥

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だんだん涼しくなってきましたね。というわけで翠月茉弥です。今回は地霊異変が始まってからの雪羽の話です。後物語なのですが原作は星蓮船まで行くか星蓮船を超えて神霊廟まで行くか悩んでいます。星蓮船までならオリジナル異変→星蓮船→オリジナル異変→エピローグ→完結となります。神霊廟までなら星蓮船→オリジナル異変→日常編→神霊廟→オリジナル異変→エピローグ→完結となります。皆様はどちらの方がいいですか?まあもしかしたら両方超えて更に続けるかも知れませんけどね。後これならほぼ確実に100話超えるでしょう。では本編の方をどうぞ~


第55話 地上の敵地底の敵

雪羽が地霊殿でくつろいでいる最中に異変が起こった。間欠泉が湧きだした事により地底は揺れ地霊殿も少なからず被害を受けた。例えば図書室の本が何百冊も本棚から出ており図書室にはほぼ入れない状態になっていた。

 

「・・・異変か。」

「どうするんですか雪羽さん?」

「さあな。」

 

雪羽は部屋の中のベッドに倒れ込む。今雪羽は悩んでいるのだ。確かにどちらの味方になっても悪い事ではない。地上の味方になれば異変解決を手伝う事ができる。地底の味方になれば異変を起こす側だ。妖怪なのだしこれくらいは経験しておいた方がいいだろう。散々考えたが何も思いつかなかったのでとりあえず雪羽は地上に戻る事にした。丁度外は雪が降っておりコートが大活躍していた。だが地上に出ても何も変わらない。するといきなり自分の足元にスキマが開いた。落ちた先は一面の向日葵畑。一応今は蕾だがそれでも手入れしている人が花がかなり好きなのが伝わってくる。目の前に紫が現れた。流石に雪羽は慣れてきたらしく驚いた素振りも見せず紫に話しかけた。

 

「どういうつもりなんだ?」

「少し異変解決を手伝って貰いたくてね。」

「なら俺じゃなくて咲夜とかにでも頼めばいいだろう。」

「さっきまで地底にいたからこそ頼みたいのよ。」

 

その言葉に驚く雪羽。どうやら紫には見抜かれていた様だ。やはり実の親に隠し事は出来ないのだ。確かに今雪羽は悩んでいる。この誘いに乗れば雪羽の悩みこそ消えるが何かが心に残る。恐らくこれは地底から誘いを受けても同じだろう。もうどちらとも敵対するしか無えかな・・・雪羽は空を見る。そして紫の方を見るとこう言った。

 

「分かった。で?なんでここに連れてきたんだ?」

「あなたを手伝ってくれる人がここにいるのよ。」

「ふーん。あの家の中か?」

「そう。じゃあ行ってらっしゃい。」

 

雪羽は家の方まで歩く。どちらも敵に回すつもりなのだ。力は少しでも多くあった方がいい。家の前に着きノックした後ドアを開ける。中にはチェック柄のベストを着た緑色の髪をした女性がいた。その女性は一度こちらを見るとこっちに歩いてきた。

 

「あなたが雪羽?私は風見 幽香。幽香でいいわ。」

「よろしく幽香。」

 

この言葉から続きが無い。両方共相手の力を知っての静寂だ。何か裏があるに違いない。とりあえず雪羽は刀華にいつでも刀になれる様にと言っておいた。すると急に雪羽の肩を幽香が掴んだ。

 

「あなたどちらも敵に回すつもりなの?」

「なんで分かった?」

「読心術が使えるから・・・なんてね。あなたの目から普通じゃない決意を感じたからよ。」

「・・・やっぱりバレるか。ああそのつもりだ。」

「フフッ・・・気に入ったわ。力を貸してあげる。どちらも蹴散らせるぐらいの力を。」

「それはありがたい。」

 

そう言うと雪羽は家の外に出てスキマを開く。行き先は旧都。幽香の貸してくれる力がどのくらいの物かは分からないが少なくとも両方と戦って酷い怪我をするまではいかないだろう。だって弾幕ごっこだし。どちらも敵に回すそれが簡単に行くことではない。だがどちらも好きな雪羽はどちらも敵に回す事を選んだ。果たして雪羽と幽香の力はどこまで通用するのか。




はいというわけで第55話どうでしたか?こっちでの幽香さんは少し優しい人です。
「ああ普通に良い人だった。」
個人的にあまり幽香さんは怖い印象にはしたくないんですよね。時には怖いですけど優しいそんな幽香さんが書きたいですね。
「それは幽香さんじゃない気が・・・。」
ちょっと失礼だよそれ。では次回も良ければ見ていってくださいね(見ていってくれ)
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