東方境壊伝 【完結】   作:翠月茉弥

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皆様は命をかけてもいい人がいますか?私はいません。そんな謎な事は置いておいて翠月茉弥です。今回は地底と地上が激突します。果たして雪羽と幽香の力はどこまで通用するのか。では本編の方をどうぞ~


第56話 Is this life for her~この命は彼女の為に~

地底に戻ってきた雪羽は勇儀と戦った時に壊れた木箱の上に座っていた。今更後悔している訳では無い。この選択が正しかったのか。ただそれを悩んでいた。俺は両方の敵。助けはほとんど期待出来ないしそれどころか相手は霊夢と魔理沙そして地底メンバー全員だ。傍から見れば俺はただの大馬鹿者だろう。ならば俺は大馬鹿者でいい。どちらも選べないならどちらの敵にでもなる。雪羽は座っていた木箱を能力で破壊して地面に降りる。そして刀華にこう言った。

 

「今回は弾幕ごっこだがお前にも手伝って貰うぞ。」

「はい。・・・でも本当に大丈夫なんですか?」

「無事でいられると信じたいな。・・・さて行くか。」

 

弾幕の音がした旧都の方へ雪羽は飛ぶ。早速交戦している様だ。今回の雪羽がやる事は邪魔をするというよりはどちらも倒して異変を無かった事にすると言った方が正しいかも知れない。自殺行為なのに変わりはないが。見えたのは黒い服を着た人影と茶色い服を着た人影だった。多分ヤマメと魔理沙が戦っているのだろう。雪羽はその方向に向かう。

 

「邪魔するぜ。」

「雪羽!?お前もここに来てたのか!」

「邪魔しないで雪羽!私はこいつと戦ってるんだ!」

「二人でお楽しみの所悪いんだが両方共俺が相手してやるよ。ほらかかってこい。」

「何言ってんだお前?まあ前のリベンジもあるしやるけどな!」

 

魔理沙が弾を撃ってくる。雪羽はそれを派手な動きで避けながら両方に当たるように弾を撃つ。予想外の事態にヤマメは驚き回避できずに被弾した。雪羽の動きにはどこかエンターテインメントさが感じられた。挑発のつもりなのだろうか。この動きが魔理沙の神経を逆撫でし魔理沙はキレる一歩手前だった。

 

「刀華出番だ。」

「はい。」

 

秋符『レッドリーフ』

 

赤い紅葉型の弾が分裂しながら魔理沙に襲いかかる。思わず見とれてしまう程の美しい弾幕だが鑑賞などしている余裕は無い。魔理沙は箒のスピードを上げ刀華の目の前まで近づく。そして至近距離でマスタースパークを放つ。刀華は避けようにも避けられずレーザーに直撃する。刀華は落ちていったが雪羽が回収した。

 

「いつ見てもすげー火力だな。」

「雪羽なんで私らの相手をするんだ?」

「それは倒してから聞きな!」

 

急に幽香の支援の効果が現れる。幽香の効果はショットのパワーを0.5秒毎に1上げると言う物。かなりのスピードで威力が上がるのは幽香の強大な力を表しているのだろう。雪羽は文に負けず劣らずのスピードで弾を撃ち続ける。スピードにはかなり自信のある二人だが今の雪羽はスピードとパワーのバランスが取れている。魔理沙もそれなりにバランスは取れているが今の雪羽程では無かった。

 

華符『フラワリングサンフラワー』

 

まるで開花した向日葵の花の様に黄色い弾が開いていく。避けようとすればする程追い詰められる魔理沙。そして弾の切れ目に差し掛かった所で弾が分裂した。為すすべなく被弾する魔理沙。

 

「悪いがまた俺の勝ちだ。」

「くそ~・・・。」

「まあ先に進みたかったら行きな。」

「なんでだ・・・?」

「俺はどちらの敵でもあるんでね。」

「後で霊夢に殺されても知らないぜ?」

 

その言葉を聞いた後魔理沙は奥へと飛んでいった。そして雪羽は魔理沙を見送った後こう呟いた。

 

「俺が命をくれてやるのは"大切な人"が危険に晒された時だけだ。」




はいというわけで第56話どうでしたか?最後の大切な人は皆様のご想像におまかせ致します。
「まあ分かる人は簡単に分かると思うけどな。」
まあね。そしてやっと初スペル使用だね刀華。
「長かったですね。」
まあ刀華は入院してたしね。しばらく戦えなかったのも仕方ない。では次回も良ければ見ていってくださいね(見ていってくれ)
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