特別編 繋がる絆
雪羽が女性化してから1日が立ったこの日。雪羽はある人物と会う約束をしていた。朝早くに起きた雪羽は朝食の用意をする為、台所に向かっていた。
「・・・まだ戻らないか。」
雪羽は自分の姿を鏡で見てため息をついた。女性化したのには犯人の心当たりしかないが人と会うのにこの姿でいるのはかなりキツい。しかも雪羽だと気づかない可能性もある。そんな事を考えていると台所に着いた。すると台所に人影が見えた。早苗だろうか。雪羽は気になり見に行くと言葉を失った。
「え・・・?ちょ・・・なんで早苗子供になってるの?」
「あれ?雪羽さんまだ戻っていないんですか?」
早苗が子供になっていた。正確には幼稚園の年長くらいまで小さくなっていた。だが小さくなっている早苗本人は気にした様子もなくピョコピョコしながら朝食の用意をしている。(・・・かわいい。)と雪羽は思っていた。見ているだけではダメなので急いで雪羽も手伝う。朝食の用意は10分弱で終わった。それから3時間後約束の時間になった。
「ん?時間になったね。早苗行こっか?」
「そうですね。行きましょう。」
待ち合わせの場所は人間の里の団子屋。雪羽はスキマを開き早苗をおんぶしながらスキマに入った。少し待つと約束した人物が来た。どうやら雪羽の居場所が分からないらしくキョロキョロしている。
「おーい絆ー私達はここだよー。」
「あっ。ここでしたか。というよりなんで雪羽兄さん女の人になっているんですか?」
「気にしないで。なんでか早苗も子供になっているしね。」
「本当ですね。霊夢さんと魔理沙さんはまだなんですか?」
「あの子らは少し遅れて来るって。」
早苗が子供になっているのを特に気にしていない絆は雪羽達が座っている椅子の隣に腰掛けた。そして少し待つと魔理沙と霊夢が来た。が雪羽と早苗と絆はその2人を見て驚いた。
「どうしたの?そんなに驚いて?」
「そうだぜ。なんかおかしいぞお前ら?」
霊夢と魔理沙も子供になっていた。2人は気づいていないのか平然と話していた。絆と雪羽は気にしてはもう体がもたないと思い、さっさと話を進めた。
「とりあえず紅魔館に移動しましょうか?」
「そうだね。スキマ開くから入って。」
雪羽はスキマを開くと早苗をおんぶした。すると魔理沙と霊夢が文句を言い出した。
「早苗だけじゃなくて私等もおぶって欲しいぜ。」
「え〜?別にいいけどさあ3人も私持てないよ?」
すると魔理沙は前に飛んできた。それを雪羽は片手で受け止める。霊夢は口を尖らせてブツブツと何かを言っている。
「霊夢さんは僕がおぶってあげますよ。」
霊夢の顔がパァーっと明るくなる。そして笑顔で絆の背中に乗った。そしてすぐに紅魔館に着いた。短い距離のスキマ移動で文句を言っておぶってもらった意味はあったのかと言うと特に無い。が子供になっている3人の感覚は少しだけ戻っているのだろう。雪羽も妖怪だから人をおんぶするくらいは容易い。ぼーっとしているとレミリアが来た。
「あら。久しぶりじゃない。前に見たのは・・・結婚式だったかしら?」
「そうですかね?以外と色んな所で会ってる気がするんですが。」
レミリアと雪羽は笑いながら話を進める。すると雪羽は思い出したかのようにある事を言った。
「そういえば絆。葉ーちゃんとは最近どうなの?」
「葉とですか?いつもと変わりませんよ。」
(いつもと変わりませんよ・・・か。とか言う割には凄い幸せそうなんだけどな〜。結婚しちゃいなよこのバカップル。)雪羽は笑顔で絆の方を見てそう思っていた。絆が少し嫌そうな顔をしたが気にしない事にした。すると後ろから急にフランが飛び付いてきた。
「久しぶり!雪羽お兄ちゃん!」
「久しぶりフランちゃん。でも今日は女の子だから雪羽お姉ちゃんのが嬉しいかな〜。」
雪羽はフランに少しだけ申し訳無さそうに言う。なんだかんだで雪羽はよく小さい子に好かれやすい。ロリコンでは決して無いが。早苗からの視線が痛い。フランに嫉妬しているのかどうかは分からないがただただ視線が痛い。
「早苗。フランに嫉妬しても仕方ないでしょ?」
「何言ってるんですか霊夢さん!?私は別に雪羽さんが取られたなんて思ってません!」
「「思ってたんだ。」」
魔理沙と雪羽が口を揃えて言う。絆は困った様に笑った。これからどうなるかは分からないが楽しむとしよう。ただそれだけを雪羽は思っていた。
はいというわけで特別編どうでしたか?絆君の出番が少なくて本当にすみません!何とか本編の方で出番を多く致しますので許してください!では次回の本編も良ければ見ていってくださいね