咲希を紅魔館に送り届けてから5時間後既に辺りは真っ暗になっていた。ふと雪羽は腕時計を見る。時刻は午後7時。そろそろ帰らなければ早苗に怒られてしまう。雪羽は一言礼を言った後立ち上がり紅魔館の玄関まで歩いていった。自分の背丈の2倍くらいはある大きいドアを開けると相変わらず美鈴は寝ていた。それをスルーして守矢神社に行こうとする。その時だった。周囲の草影から下級妖怪が飛び出してきた。それに一発踵落としを入れると後ろからまた一人飛んできた。やったのは美鈴だ。
「やれやれ。帰るのはまだまだ遅くなりそうだな・・・。」
「別に帰ってもいいんですよ?」
「売られた喧嘩は買う主義でね。・・・刀華!」
腕輪が白い刀に変化する。すると後ろから紅い槍が飛んできた。レミリアのスピア・ザ・グングニルだ。どうやらこの騒ぎを聞きつけてパチュリー以外の紅魔館メンバーが出てきたらしい。すると雪羽は何かを思いついたらしく刀華を元の姿に戻すと刀華に刀を渡した。そしてブルーローズをコートから出す。そしてレミリアの方に行くと手を差し出してこう言った。
「Shall we dance?(踊りませんか?)」
「with pleasure.(喜んで。)」
雪羽がレミリアの手を取るとレミリアがステップを踏み始めた。そのステップに合わせて周りの妖怪達をブルーローズで撃っていく。そして雪羽がレミリアを持ち上げて体を一周回転させる。レミリアは横になりながらも確実に攻撃を当てていく。すると後ろからフランの声が聞こえた。
「お姉様とばかりズルい!私とも踊って雪羽!」
「妹様の仰せのままに。」
雪羽はレミリアに一礼するとフランの手を取りステップを踏んだ。妖怪達の攻撃を全て紙一重で避けていく。だが途中でフランが転けてしまい攻撃が当たりそうになる。急いで雪羽はフランをお姫様抱っこで持つとその妖怪を蹴りで吹き飛ばした。フランが雪羽の手から飛び立つ。そしてレーヴァテインで全ての妖怪を焼き払う。雪羽はその炎の中心に立つとミュージカルの終わりの様な姿勢を取ると前を見てこう言った。
「そして残るは沈黙のみ。」
雪羽は怪しい笑みを浮かべコートを翻すと刀華を腕輪にし守矢神社まで歩いていった。するとまだ生き残りがいたのか雪羽の足を掴むとこう言った。
「あんたみたいな化け物がなんで紅魔館の従者なんかやってるんだい・・・?」
「悪いが俺は紅魔館の従者じゃない。後俺より化け物じみた奴が紅魔館の従者をやっているんだ。仮に俺がそうだとしても不思議じゃない。」
そう言うとその妖怪の頭にブルーローズを撃ち込んだ。ふと腕時計を見る。時刻は午後8時。出ようとしてからもう既に1時間経っているのだ。・・・帰ったら早苗から隠れようかな。あいつ怒ると怖いんだよな〜。いつもの優しさはどこに行ったか分からなくなるくらい。雪羽はポケットから煙草を出すと火を付けた。今日は三日月だ。雪羽はそれを見て笑うと空へと飛んでいった。
はいというわけで第62話どうでしたか?ダンスなんてよくわからないので適当な感じになってしまいました。
「一応これで地霊殿編の後日談は終わりなんだよな?」
そうなりますね。ということは次回はオリジナル異変か〜・・・。ネタはあるけどそれを文章に出来るかなんだよね〜。
「はいはい頑張ってください(棒)」
もう刀華がここでは酷い人にしか思えなくなってきた。では次回も良ければ見ていってくださいね(見ていってくれ)