東方境壊伝 【完結】   作:翠月茉弥

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最近は作業する時に初代龍が如くのRecive Youばかり聴いてる翠月茉弥です。今回は異変の首謀者が少し早いですが分かります。では本編の方をどうぞ〜


第64話 動き出す月

スキマに落とされた雪羽は気づくと守矢神社にいた。周りに何か無いか探ると机の上に紙が置いてあった。何かと気になり思わず手を出す雪羽。月の光しか明かりが無い為見にくかったがその紙には自分を信じたく無くなるような事が書いてあった。

 

この異変の首謀者の名前は弄月 玲。藍の姪っ子。彼女が満月病を流行らせているの。見つけたら引っ捕らえて閻魔様の所に持ってきなさい。

 

「嘘だろ?」

 

思わず壁を思いきり殴る。運良く壁は壊れなかったが雪羽の手からは血が流れていた。床の畳に血の滴が落ちる。その事に気づき急いで雪羽は床を拭いた。床を拭き終わると気づけば雪羽はタンスに向かっていた。その中から幻想入りした時に着ていた制服一式を出す。コートとスーツを脱ぎ制服に着替え始める。着替え終えるとすぐに玄関へと歩いていった。とりあえず行くあても無い為一度人里へと向かおうとした時足元にタロットカードが落ちてきた。

 

「塔?これから俺の何かが崩れ落ちるのか?」

「その通り。そして次の貴様への大アルカナは死神だ。」

 

突如現れた西洋の死神のような格好をした女性が雪羽に死神のタロットカードを投げる。それを雪羽は刀華を刀にしそれを斬った。すると女性が鎌を持って雪羽に突撃してきた。急いで覚醒し突撃を止める雪羽。飛んでいった方向にブルーローズを構えるとその先には剣を持った相手の姿があった。

 

「それがあんたの能力か。」

「そうだ。私の能力は大アルカナを具現化する程度の能力だ。」

「という事はそれは正義だな。」

 

そしてブルーローズを相手に撃ち込んだ。だが相手は不気味な事に微動たりともしなかった。すると銃弾が相手の前で直角に下に落ちた。ブルーローズを仕舞うと大剣を構え相手の方に突っ込んでいった。すると相手と自分の間に白っぽい槍が刺さった。

 

「あら?雪羽と遊ぶのは少し早くないかしら?予定では後2日後の筈よ占姫(せんき)?」

「玲様。すいません。」

 

占姫が玲に深々と頭を下げる。そんな占姫を見て微笑むと雪羽の前まで行き微笑みながら話しかけた。

 

「久しぶりじゃない。元気だった?」

「うるせえ・・・さっさと満月病の治し方を教えろ!」

 

玲の服の襟を雪羽は思いきり掴んだ。だが玲は特に驚いた素振りもせずただ雪羽の怒りに満ちた顔を見ていた。なんでこんなに余裕なんだこいつは?何か裏でも・・・っ!?

 

「フフッ気づかなかったの?あなたが占姫と戦い始めたときからあなたの腹には既に私の刃が届いていたのよ?」

「クソが・・・!てめえのせいで春香の命が危険に晒されてんだ・・・!いいからさっさと吐け!」

 

その言葉を無視して更に雪羽の腹に刃を入れる玲。段々と雪羽の手からは力が無くなっていき、とうとう雪羽は地面に倒れてしまった。

 

「あら死んでしまうなんて予想外だったわ。さて叔母様にも挨拶をしてこないとね。」

 

玲から美しい銀色の尻尾が出てくる。玲は胸のリボンを締め直すと空へと飛んでいった。




はいというわけで第64話どうでしたか?ようやく玲をストーリーに出せました。
「玲が・・・クソッ!」
「雪羽さん・・・。」
幼馴染みに裏切られたんだもんね。そりゃあショックは大きいよ。
「しかもあいつは春香の命まで危険に晒しやがった!」
一回落ち着きな。それでも落ち着かなかったらスキマ送りで。
「さらっと脅迫しないでくださいよ。」
冗談だって。では次回も良ければ見ていってくださいね(見ていってくれ)
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