突如暗闇から周りが光に包まれる。さっきまで地面に倒れていた雪羽は起き上がると腕時計を見た。時刻は午前6時。春香が満月病を発病してから18時間が経っていた。なんで俺ずっとここで放置されてたんだ?誰か助けてくれても良かったのに。すると上から人が落ちてきた。凉だ。凉は雪羽の姿を見るなり質問をした。
「雪羽!玲が異変の犯人って本当かい!?」
「・・・どこ情報だそれ。」
「文から聞いたんだ!」
「事実だよそれは。珍しく本当の事を言うじゃねえかあいつは。」
クソッ!と言いながら凉兄は地面を蹴った。そうだよな。今まで妹同然に思っていたあいつが異変の犯人なんだからな。俺だってそうだ。今まで双子の姉同然に思っていたあいつが俺を刺し、春香の命を奪おうとしてるのが信じられない。しかも藍姉の姪っ子?もう訳が分かんねえよ!雪羽は雑に煙草の火を点ける。しばらく続く沈黙。雪羽は黙ったまま階段の方へと歩いていった。凉が急いで何処に行くか聞く。
「春香の所だよ。凉兄も来るか?」
「・・・ああ。」
永遠亭まで凉と一緒に飛んでいく。その間二人に会話は無かった。すると二人の目の前に二人の女性が出てきた。
「お姉ちゃんこいつらで間違いない?」
「うん。こいつらが玲様の邪魔をする者達。」
「玲の部下か・・・丁度いい。あれを試してみるか。」
凉が居合い切りの構えを取る。姉妹はどこから出したか分からないメイスを構えると二人に襲いかかってきた。正直な所メイス相手に刀では完全に不利だ。だが雪羽には覚醒とデビルトリガーがある。そして凉もこういう時の為の秘策がある。メイスと刀がぶつかる。当然刀はメイスに弾かれる。そして雪羽は弾かれた瞬間デビルトリガーを引く。雪羽の姿が魔人へと変化する。凉の相手をしていた方は知らぬ間にメイスの持ち手が斬られていた。バラバラと落ちていくメイスのパーツ。すると背中から槍を出した。
「
「大丈夫よ
「あんたらは
雪羽の手から浅葱色の刀が出てくる。そしてそれを二人に向けて放った。単純な軌道である為回避は容易い。だが回避が容易い事に狙いがあったのだ。回避が容易いという事は必然的に避け方は決まってくる。という事はそれを先回りすれば確実に二人をまとめて叩けるという事だ。既に凉に合図は送ってある。後は実行だけだ。凉が居合い切りと同時にこちらに飛んでくる。そして雪羽も居合い切りで向こうまで飛んでいく。二人は刀を鞘に収めるとこう言った。
「「・・・Jack Pot」」
二人が下に墜落していく。雪羽は魔人化を解除して永遠亭へと向かう。これから悲劇が待っているとも知らずに・・・。
はいというわけで第66話どうでしたか?
「幻影剣だなあれ。」
HAHAHA!残念だったな!あれは幻影刀だ!
「結局駄目じゃないですか!」
「ネロだな。」
でも雪羽はキリエーっ!って叫ばないじゃん。
「雪羽さんだったら早苗ーっ!ってなりますね。」
うわ。変態みたい。
「ネロ涙目。」
それは駄目だ。では次回も良ければ見ていってくださいね(見ていってくれ)