葬式から4日後。咲希は洗濯物を終わらせてダイニングルームへと向かっていた。・・・お腹空いたなあ。絆君にまた何か作ってもらおっと。絆君のご飯やお菓子は美味しいからね〜。ワクワクしながらダイニングルームのドアを開き元気な声で言う。
「絆君!何か作って〜!」
「咲希か。絆なら今外出中だぞ?」
「・・・へ?」
咲希の目の前には執事服を着た雪羽がいた。目の前の光景が信じられず目を擦る咲希。見直してみればお姉ちゃんか誰かに違いない!再度目を開ける。だが変わらず目の前には執事服を着た雪羽がいた。
「・・・なんで雪羽が執事服着てるの?」
「ん?これか?依頼で何か今日だけ手伝いをしてほしいらしくてな。刀華もメイド服着て働いているぞ?」
「
思わずウェールズ語で話してしまう咲希。二カ国語しか理解出来ない雪羽は頭がこんがらがっていた。Pamってなんだよ。イギリスの言語は・・・英語とウェールズ語が代表的だな。じゃあウェールズ語か?でもなあ・・・。熟考する雪羽。すると咲希のお腹が鳴った。
「はは。とりあえず何か作ってやるから座ってろ。」
「ありがとう。」
赤面しながら椅子に座る。そのまま20分くらい待つと雪羽が皿を持ちながらやって来た。なんだろう?甘い匂いはするけどどんなお菓子なんだろうな〜?
「とりあえずクッキーを作った。イギリス人のお口に合うといいがな。」
「私はそんなに味にうるさく無いけどね〜。」
1個クッキーを口に放り込む。普通に美味しいこれ。そのまま食べ続けているといつの間にか皿のクッキーが無くなっていた。そして仕事に戻ろうかと席を立った瞬間後ろから殺気がした。同時に雪羽の顔も青ざめる。この殺気ってまさか・・・。恐る恐る後ろを振り向く。
「あら?何をやってるのかしら?二人共。」
「「さ・・・咲夜さん。」」
恐怖で普段と違う呼び方をする二人。咲夜は笑っていたが殺気を感じてからだと最早それはフランが物を壊している時の無邪気な笑顔と変わらない。まだフランなら恐怖は感じたが少し愛嬌も感じられただろう。だが咲夜の笑顔は完全に殺す時の笑顔だ。
「
「
「ですよねー。」
「なんて言ってんだよお前ら。」
さっきから訳の分からない言語で話されている為ツッコミを入れる雪羽。ですよねーって事は許しでも乞ったのか?
「とりあえず雪羽は門番の刑ね。」
「なんで!?」
門番の刑って・・・美鈴の扱い酷ぇ。咲夜に引っ張られる雪羽。そのまま門に着くと案の定美鈴が寝ていた。そんな美鈴に一発蹴りを入れる咲夜。
「起きなさい。」
「ふぇ!?さ、咲夜さんどうかしましたか?」
「一旦雪羽と門番を交代しなさい。その間部屋で寝てて良いから。」
「本当ですか!?ありがとうございます!」
足早に去っていく美鈴と咲夜。・・・退屈だなあ。門の壁に凭れただ前を見る雪羽。そのまま30分経った。伸びをした後煙草に火をつける雪羽。すると草むらから音が鳴った。そこから2,3人男が出てくる。
「あの女の代わりに男か。」
「そんなのは関係ねえ!さっさとあの女探してぶっ殺すぞ!」
「おっと待ちな。俺を放置されちゃ困るね。」
煙草を捨て男達の前に立ちふさがる。・・・青竜刀もあるのか。刀華はいねえし戦うなら素手だな。見た所目的は美鈴か。どうせ盗みに入ろうとしてボコボコにされたって所だろ。男達が雪羽を睨む。
「痛い目見たくなけりゃどきな。」
「ハハッ。・・・まだ死にたくないならよした方がいいぞ。」
雪羽の顔から笑顔が消える。それを皮切りにして男達が向かってくる。まず一人目の顔面を殴り床に伏せさせ思い切り頭を踏む。石畳が鮮血で赤く染まる。臆しながらもう一人が青竜刀を持って走ってくる。その頭を掴むと壁に叩きつけ青竜刀を奪うと背中に突き刺す。その光景を見て逃げ出そうとするのをスキマを使い止め首の骨を折る。・・・やれやれ、馬鹿な奴らだ。折角人が忠告してやったのにな。もう一度煙草に火をつける雪羽。雪羽の紅魔館勤務は最終的に午前4時まで続いた。
はいというわけで第77話どうでしたか?雪羽は簡単に人殺しをするような奴になっちゃいました。
「違う。あれは仕事上だ。武器持ってたし本気でやった方が良いかと思ったから・・・。」
「まあ私がいても殺してましたしね。」
美鈴なら殺さないよね。事実美鈴狙いだった彼等は生きてたし。
「じゃあ復讐出来なくなったって事で。」
馬鹿野郎。では次回も良ければ見ていってくださいね(見ていってくれ)