というわけで、気合入ってるので、まじめな感じで、地の文多めでお送りします!
ラジオ配信から数日――再び、ひなビタメンバーはシャノワールに集まった。
youtubeにアップしたラジオのコメント欄と、フェイスブックに寄せられたリプライを見ようと、イブがあらかじめシャノワールに持ってきていたノートパソコンを開き、電源を入れる。
「どうかなっ!?たくさん見てくれてるかなっ!?」
まり花が、興奮した様子で、パソコンを操作するイブを急かし始める。
まり花自身、どうにもラジオが気になって、youtubeをことあるごとに覗いており、おおよその視聴数は知っていたのだが、それでもやはり、もし視聴者が増えていたら……と思うと、まり花はどうしても収まりがつかなかったのだった。
もっとも、それは、他のみんなも同じだったらしく、めうや咲子も――もちろん、イブと紫吹も、どことなくそわそわした様子でいた。
「……やった!増えてるし!」
パソコンの画面に表示された視聴数を見て、イブが歓声を上げる。
それを聞いて、シャノワール全体が喜びの声に包まれる。
視聴者数は百人単位で伸びており、決して、まり花たちが気になって覗いた際の再生数の増加でないことがわかった。
『イブがベースを弾いてみた』というタイトルで、動画サイトに投稿を行っていたイブは、視聴者を増やすことの難しさを知っているからなのか、いっそう感動が強いらしく、うっすら目に涙すら浮かんでいる。
とはいっても、まだまだ千に届くかどうかという視聴数であり、前途は未だ厳しいことに変わりはないのだが。
「あとは……顔本だな……実は俺、ちょっとこっちが心配なんだよな……」
立ち上がって喜んでいるイブたちを尻目に、フェイスブックのタブを開く。自動ログイン処理がなされて、ホーム画面に入ると、リプライが来ています。と連絡が入っている。
『めうめうかわいいー!』『咲子ちゃんマジ天使』などというコメントが多いが、紫吹は気になるコメントを見つけた。
「……あああ……やっぱりこうなってる……」
紫吹がうなだれると、どうかしたのだろうか、とほかのみんなが近づいてくる。
「ほら、これ」
そう言って、紫吹はパソコンの画面を見せる。
『そんなことより三人目の娘についてだな……』
意味が分からないといった様子で、四人は顔を見合わせる。
少したってから、咲子が、心当たりが見つかったとばかりに、あ!と声を上げた。
「そういえば……紫吹さん、この前のラジオでめうちゃんの声真似とか、よくわかりませんけど、女の人の声真似とかしかしてないです……!」
「た、たしかに……!」
イブがハッとした表情で言う。
「あれ、これもしかしてまずいめう?」
「大丈夫だよ、絶対大丈夫だよっ!」
「…………どうしよっかな…………」
冷や汗をかきながら、紫吹が言った。
とまあ、前書きであんなこと言ってておいてなんなんですが、この小説と読者層が似ている作品の評価が真っ赤なのでなんか怖い……なんとか並んでて恥ずかしくない作品にしよう、そう思ったビス子でした。