そこで問題だ!
このウェブラジオで生じた誤解をどうやって解決するか?
3択―― 一つだけ選びなさい
答え①ハンサムの紫吹は突如誤解を解くアイデアがひらめく
答え②メンバーが名案を出してくれる
答え③解けない。現実は非常である。
答え――③ 答え③答え③
「悪ノリするんじゃなかった……」
脳内で選択肢を選びながら紫吹がため息交じりに言う。
考えてみれば、自分以外のメンバーは皆女子なのだから、ガールズバンドだと思われて当然なのだ。
しかも、皆、ルックスはかなりいい。これならガールズバンドで行ったほうが人気が出るのではないか、そう感じてきた。
しかし、いまさらそんなことを言っても後の祭りだ。何とかする以外にない。
「しぶぶ、女の子にめたもるふぉーするめう?」
彼にとっての事態の重大性が分かっていないらしく、めうがナチュラルに傷口をえぐる。
「しないから、男だから……」
「だから、女装するめうっ!女装男子めう!男の娘めう!萌えキャラめう!」
「芽兎、頭でも打ったか?それが通るのは二次元くら……い……?」
自分の後ろで、イブたちが目を光らせていることに気付いた紫吹は、途中で言葉を止めた。
「女装……とってもとっても、いいと思います!」
「えええ!?正気か!?」
「ま、しゃーないし」
「仕方なくないです」
「大丈夫だよ!絶対、大丈夫だよっ!」
「大丈夫じゃないよ!絶対、大丈夫じゃないよっ!?」
じりじりと三人が近寄る。紫吹はそれに合わせて後ずさりするが、やがて壁に到達する。
「ちょっ!?いやああああ!助けてええええ!?」
「……これ、めうが悪いめう……?しぶぶ、なんまいまいだめう……安らかに成仏してほしいめう……」
めうは合掌した。
「ふー……やるだけのことはやったし」
「とってもとってもかわいいです!」
「これで紫吹さんもゆるふわガールだよっ!」
数十分後、そこには三人によってフルコーデされた紫吹の姿があった。
「…………」
「なに?このイブの服のセンスが気に入らないわけ?」
「……いや、まんざらでもないね」
紫吹は、鏡に映った自分を見ながら、いくつかポーズをとってみた。
洋裁店の娘なだけあって、イブの服のセンスには光るものがあり、結構それっぽく見えるものに仕上がっていた。
「ちょっとまつめう!」
「なんだ、芽兎」
「しぶぶ、ほんとにそれでいいめう!?考え直すめう!」
「もう仕方ないんじゃないかな、諦めた。それに、男だってバレないようにするんだったらこれが一番だろ……」
「よくよくかんがえるめう……顔さえ隠せばなんとかなるんじゃないなり……?」
全員で顔を見合わせる。
「……お前、天才かよ……」
どうでもいいけどビーストのLV9鳥埋め終わりました、次はフルコンやね……