今回登場する仮面、元ネタがあります、わかる人いるか不安ですがね……
まあ、ネタ元は仮面じゃなくて、キャラクター、というか……なんだろう、アレ。
「……うん、いい感じだ」
兎月堂にて、奇妙な仮面を顔につけながら紫吹が言う。
顔を隠すという目的ならば、マスクなどの選択肢も考えられたが、話し合った結果、仮面をつけるという選択に至ったのであった。
そこで、兎月堂にあった仮面をかぶったというわけだ。
紫吹がつけている仮面には、特に変わった装飾などはないが、実に前衛的なデザインであり、ピカソのそれを彷彿とさせるようなものだった。
無論、まり花たちには理解しがたいセンスであったが、この仮面を嬉々として渡しためうの父と、紫吹はどうもセンスが一致したらしく、意気投合する始末であった。
それを見て、めうですら閉口しかけており、イブは少し頭痛がしてきた。
「……よし、これにします!ありがとうございました」
「……おわっためう?」
十数分後、紫吹が仮面を選び終わったらしく、めうがやれやれといった様子で聞く。
紫吹が選んだのは、先ほどつけていたピカソ仮面で、どうもこれが痛く気に入ったようだった。
「ちょっとセンスが信じらんないし……」
「……大丈夫だよ!きっとめうめうのお家にあったものだから美術的価値?とかが高いものなんだよっ!」
「な、なるほど……」
「どうも大正のあたりからある品物なんだと、意外とマジで美術的価値あるかもな。……でも、こんなもんもらっていいのか?」
「そこらへんは適当めう、まあ、大丈夫めう、大半は多分価値ないめう」
「……さて、これでなんとか顔バレ対策はできたわけだが……」
シャノワールに戻り、紫吹が切り出す。
「……あの、『恋とキングコング』だけど、やっぱりシャノワールでのライブで披露するのか?」
「もちろん!」
「あー……やっぱり?」
「はいっ!あ、そうだ、今日は楽譜渡しておきますねっ!」
まり花が紫吹に手書きの楽譜を手渡す。
「……あれ、俺以外は持ってるの?」
「……えっと、何分家が近いから……」
「ぐ、ぐぬぬ……」
そういいながら、真剣そのものの表情で、紫吹はまり花の手書きの楽譜に目を通す。
「……うん、まったくわからん」
数分後、目を通し終わった紫吹が言う。
「……もしかして、紫吹さん」
「楽譜?読めないけど?……あ、音階くらいならわかるけどね」
「わあ!私も読めないんですっ!」
「こらこら、まりか、意気投合してどうする、てか、どうやって凛花弾いたし……」
「あれか?ギタフリの譜面コピーしただけだけだ」
「めうしってた」
「……と、いうことで、悪いけど咲子ちゃん、楽譜頼める……?」
「はいっ!まかせてください!」
仮面、ヒントとしては「大正時代からの品」ってとこがヒントです。ピカソっぽくて大正に出てくるキャラクターです。場合によっては未来人に逮捕されます。
ちなみに、ここらへん、一切物語には影響しません。