凛として咲かせ、大輪の花   作:ビス子

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今年の正月に初めて甘酒飲んだんですけど、あまりに味がアレで辟易しました。
一緒に初詣に行った祖母に飲んでもらいました。


二十六曲目  ゲーセンの皇帝VSなんとかピストルズ①

「はい、甘酒」

紫吹が、人数分の甘酒を持って来て、それを先に並んでいた二人に手渡しながら言う。

「ありがとうございます。私甘酒好きなんです」

「俺はあんまり好きじゃないな、ま、一年に一回だから飲むけど」

駆が、ぶつくさ言いながら、紙コップの中の甘酒を一気飲みする。

「そうなのか、俺は飲んだことないからわかんないや」

一気飲みした駆とは逆に、紫吹はこわごわと甘酒を一口だけ口に含んだ。

「…………」

「どうですか?」

火花が問う。

「……もう、いいかな。月浦、お前飲む?」

紫吹が、なんとも言えない顔をしながら、紙コップを駆の方にやる。

「いや、だからいらないって……」

「えええ……そんなこと言わずに頼むよ」

「やだ」

「そんなこと言わずに頼むよ」

「うわ!無限ループだ……」

「なら私がもらってもいいですか?」

「……え、あ、うん?えっと……いいけど……えーっと……」

「ありがとうございます」

そう言うや否や、火花は紫吹の手から紙コップを取ると、一気に甘酒を飲み干した。

紫吹がしばらく固まっていると、お参りの順番が回ってきた。

 

「…………」

二礼二拍手一礼をして、頭の中で願い事を唱える。

せっかくの縁結びの神社なのだから、紫吹は『彼女ができるように』と願っておいた。

多分、駆も同じ願い事だろう。

「お参り終わっちゃいましたね、これからどうするんです?」

「俺はとりあえずお守り買ってくるわ」

駆がそういって、お守り売り場のところに駆け出していき、二人が取り残される。

お守り売り場は結構な混みようであり、駆が帰ってくるのはかなり後であると予想された。

「…………」

気まずい、紫吹はそう思った。

友人の妹ではあるが、ほとんど知らない女の子と話すのは、ましてや、二人だとやりずらいものがあった。

何か話そうか、紫吹が思案していると、すぐ横にあった屋台から、ポン、と、小気味よい音が響く。

コルク弾の飛ぶ音、射的の音だ。そうだ、これだ。

「火花ちゃん、暇だったら一緒に射的でもどう?」

心を決めて、火花を射的に誘ってみる。

「いいですよ」

結果はOK、これでしばらくは時間をつぶせそうだ、紫吹は安堵し、胸をなでおろした。

 

「二人、お願いします」

「あいよ」

テキ屋の人から、コルク銃を受け取る、意外にもずっしり重く、なかなかしっかりしたつくりらしい。

二丁受け取った銃のうち、一丁を火花に手渡す。

すると、すぐさま貰ったコルク弾六発をたちまち撃ち尽くした。

「ぐう……難しいですね……」

「はええよ……まあいい、こういうのはな、やり方があるんだぜ。見てろよ?」

紫吹が、奥の方にあるゲームソフトにねらいをつける、正直、知らないソフトだが、難易度が高ければ何でもいい。

紫吹が弾丸を発射し、まさに着弾しようかという時、コンマ一秒早く、隣から放たれていた弾丸がゲームソフトにぶち当たり、それを倒した。

「なっ……!?」

紫吹は驚き、横を見る。そこには、見覚えのある姿があった。

「……霜月凛……!?」




ところで、僕的には『皇帝』と『セックス・ピストルズ』なら皇帝派です。
でも、射撃というくくりで見るならハイエロのが強くね?とかって思ったりします。まあ、それ言いだしたらタスク最強ですけど。
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