いやー、真面目に勉強すればよかったなあ……(しみじみ)
後に、少女――月浦 火花は語る。
互いに射撃の腕を認め合った――二人の間に言葉はなかったが――二人は凄まじい撃ち合いの果てに、的屋の景品を全てかっさらっていった。そして、その姿は、さながら悪鬼羅刹のようであったと。
「やれやれ、調子に乗ってめぼしい景品全部取っちゃったのはいいけど、どうすんだこれ……」
「同感ね……」
三人の目の前に高々と積み上げられた景品の山を見上げながら、遠い目をして紫吹と凛が言う。
自分と同じレベルの人間に会ったことのなかった二人は、少々ヒートアップしすぎてしまったらしく、後悔の念を隠せないでいた。
「途中からテキ屋の人、顔が青ざめてましたし、返してあげればいいんじゃないですか?」
「やだよ、もったいない」
「でも、こんなのとても持って帰れないですよ……」
「……そうだ、霜月、お前、どうやってここに来たんだ?」
「自転車よ」
「駄目だこりゃ」
「……どうすっかな…………」
どうしようかと、三人が途方に暮れていたところに、救世主が舞い降りた。
「……えっ、紫吹さん?」
「あれ、まり花ちゃん?なんでここに?」
そこにいたのは、以前、予定がないとぼやいていたまり花だった。
「ああ――忘れていたわ、レコード屋が、どうしても暇だというから、私はここに来たのよ」
「あはは……ごめんねりんちゃん……ってりんちゃん!すごいよこれ!どうしたの?」
まり花が、景品の山を指さして、大はしゃぎしながら言う。
「別に、そこの男と射的で取っただけよ」
「そこの男だ」紫吹が自分を指さして言う。
「これ、処理に困ってるんだけど、どうしたらいいかな?」
「はいはいっ!みんなで小分けにして持って帰ればいいと思いますっ!」
「確かに、レコード屋がいれば一人当たりの負担は減るでしょうけど、たぶんまだ足りないんじゃないかしら?」
「ああ……あともう一人、アテがあるけどな……」
無論、駆のことだ。
「お兄ちゃんはやめたほうがいいと思います……」
「そこに関しては完全同意だな……」
しかし、一緒に初詣に来ている以上、あれこれ画策しても無駄なようで、救世主二号か、はたまた破壊神か、その男がこちらに近づいてくる。
それをいち早く察知した紫吹は、凛とまり花に、とっさに逃げるように伝えた。
「やばい!?逃げろ!」
「ああ、こんなところにいたのか!まったく、探したんだぞ?……あれ、なにこれ」
「……見ての通り、射的の景品だ」
「どこが見ての通りなんだよ……」
「……ところでお前、今、好きな人は?」
紫吹が質問する。
「え、なんだ急に?……まあいるけど……」
「そうか、ならいいや」
紫吹が、パン、と手を鳴らすと、隠れていた凛とまり花がたまたま近くにあった茂みから出てきた。
「何なのよ急に……」
凛が不満をこぼす。
「何でもない、さて、みんなでこれ、持って帰ろう」
とまあ、ようやくテストが終わったので、封印してたElonaをやってます。
首輪のランダムAFの名前に「ザ・ワールド」ってのがあったので、即買いました。クッソ弱いです。その三つ下に「ザ・ハイエロファント」って装備もあったんですが、そっちは弱いくせにえらく高額だったので買いませんでした。ハイエロファントグリーンだったら買ってたと思います。あと、仕方ないんですが、ザ・アースって名前のAfが出てきました。「ジ」がなかったんでしょう、仕方ない。