「探偵団めう!」
「はあ?」
次の日、いつも通り練習が終わった後、チャスコの中の喫茶店にめうと紫吹は来ていた。
めうが「昨日のカセットのことで話がある」と言って連れてきたのだが、いきなりめうが素っ頓狂な事を言い出したので、紫吹はぽかんとしている。
「だから、探偵団を作るめう!」
「はあ……」
「謎を追うには探偵団を結成するしかないめうっ!ということで、めうと探偵団を結成するめう!」
「一人でやれよ……」
「はあ……しぶぶにはロマンというものがわかってないめう……ゆーしゅーな名探偵には助手がつきものなんだめう」
「おい、もしかして俺に探偵じゃなくて助手をやれってことじゃないのかそれ?」
「そのとーりめう!」
「……しゃーないか……付き合えばいいんだろ?」
「さっすがしぶぶめう!」
どうせめうのことだから、なんだかんだ言って最終的には自分も付き合うことになるだろう、と紫吹は覚悟を決めていた。
「それでは、これより訓練を開始するめうっ!」
ところ変わって日向美商店街。妙に凝った、探偵風の服装のめうに引き連れられて、紫吹はすこし恥ずかしそうにしている。
「……訓練?」
「よくぞ聞いてくれためう!ゆーしゅーな探偵にはすごいスニーキングスキルがいるめう!つまり、こりはそれを鍛えるトレーニングをするめう!……それではこれを渡すめう」
そう言ってめうは紫吹に一台のカメラを手渡した。
「なにこれ」
「カメラめう」
「それは知ってる」
「これでりんりんせんせーを撮ってくるめう、心配はしなくていいめう、新品だから(めうに)足はつかないめう」
「バレる前提で話するな、というか、やる前提で話をするな」
「死なば諸共、行ってくるめうー!」
紫吹は半ば強制的にめうに送り出された。
「……ザザ……こちらめう……それではオペレーションOMASを開始するめう……」
しばらくすると、紫吹の耳元からめうの声が響いた。どうやら、紫吹の知らないうちにトランシーバーのようなものを仕掛けられていたらしい。
「これはスニーキングミッションめう……ターゲットに見つかることはゆるされないめう」
「了解だ大佐。それで、今回のターゲットは?」
「今回のターゲットはりんりんせんせーのおみあしだめう」
「なんだかすごくデジャヴ」
「それでは作戦の成功を祈るめう、オーバーめう」
「…………」
「あ、言い忘れためう」
「なんだ?」
「出動のときの口上を言ってないめう、これも重要なんだめう。……それでは、もちゃちゃ探偵団……出動めうー!」
ところで、実は旅行先からの投稿なのです。高知県に来ていますが、さすがというかなんというか、なんもねえ……