遊戯王クロスシリーズ   作:ルシフェル

6 / 7
今回は中二病でも恋がしたいのクロスです
遊戯王って中二臭いからクロス自体は簡単でしたw

本作では投稿した現在までのカードとなっております
さすがにペンデュラムとかはまだですけどw
ペンデュラムはどうなるのかなぁ
まだまだ細かいルールわかってないからどうなるか…
それでも言い方はどうぞ


遊戯王×中二病でも恋がしたい

 

 某月某日、極東魔術昼寝結社の夏部室内――

 

「今宵は、よくぞ集まってくれた」

 

「で、急に呼び出してなんなの」

 

 いつものように部室内には勇太、六花、森夏、七日、凸守の5人が集まっていた。

 普段通り、というわけではなく今日は六花が部活メンバーを呼び出したようだ。

 

「文句を言わずしっかりと聞くデス、ニセモリサマー」

 

「ニセモリサマーって言うな! で本当に何が始まるの?」

 

 もはやテンプレと化したお決まりの文句を言いつつ、森夏は六花に聞いた。

 勇太以外はため息を吐いており何かわかっているようだったが、他のメンバーは何をするかわかっていないのだ。

 

「本日から我々結社は、不可視境界線の探求のため様々な活動してきたが……まだその目標は達成できていない」

 

(そりゃ遊んできただけだからな……)

 

 勇太は心の中でだけで突っ込んでおく。

 彼なりの優しさだろう。

 

「そこで今宵新しい活動を始めたいと思う。それも最大の魔術儀式を!」

 

「おお! 何が始まるデスか!」

 

「また禄でもないものを始めるんじゃないでしょうね……」

 

(丹生谷残念なことに大当たりだ……)

 

「楽しみだね~」

 

 六花は部室内で高らかに宣言した。

 最大の魔術儀式と言った。

 凸守はマスターである六花の言葉に目を輝かせて、七日もまた楽しい事が始まると楽しがっていた。

 一方、森夏は今までの経験からしてあまりまともな活動をしてこなかったことから嫌な予感を持っていた。

 勇太は「何か」を知っているためため息しかでなかった。

 

「今宵行われる大魔術儀式、それは――」

 

 六花はいったん間を置いてある一枚のカードを手に掲げ宣言した。

 

大術式魔導固有結界(マジック&ウィザーズ)!」

 

『おお!』

 

 凸守と七日はその一枚のカードに目を奪われていた。

 何をするのかという期待に満ちている。

 だがここで冷静な森夏は勇太にだけ聞こえるように突っ込みを入れていた。

 

「……ようするに遊戯王よね?」

 

「その通りだ……」

 

 そうそのカードとは遊戯王カードであった。

 

 

 

 

 

 事の始まりは富樫家の何気ない日常からであった。

 久しぶりに何もない日曜日、テレビを独占的に見ていた六花は突然台所にいる勇太に驚きの表情で尋ねた。

 

「勇太、凄い。この人たちの気迫は私たち以上のものかもしれない……」

 

「いったい、何を……って遊戯王か。まだやってたんだな」

 

 勇太はテレビで驚いている六花に何事かとそれを見ると遊戯王だとわかり一発で納得してしまう。

 

「遊戯王?」

 

「ただのカードゲームだよ」

 

「カードゲームなのにこんな気迫が出せるのか!?」

 

 カードゲーム、本来はトランプなど簡単に手軽で家族と一緒に仲良くやるものだ。

 しかし遊戯王は違う。

 これは遊びではない。

 遊戯王、すなわち決闘なのだ。

 アニメではその迫力がよく伝わっており、ちゃんとした遊びの回もあるにはあるのだがほとんどは真剣で果てには生死や世界の運命まで賭けた決闘をやっているだ。

 

「まあそれアニメだからね。実際は出せないって。えっと確か昔やってたからどっかにあったと思うんだが……」

 

「ダークフレイムマスターはあの儀式の道具をも持っているのか」

 

「儀式って……まあアニメ設定だと儀式に遊戯王を用いてたっていうのがあるけど……」

 

 遊戯王は儀式。

 これは公式でも明かしている真実である。

 もちろん現実ではただのカードゲームの一種だ。

 

「ふむふむ、それは興味深い……我ら秘密結社の有意義な情報になるかもしれない。探りをいれとかねば……」

 

「ほどほどにしとけよ」

 

 勇太はあまり興味がなかったのか、台所で調理を再び開始し六花の注意はなくなっていた。

 このときの六花の興味が部活動に持ち込まれるとは、六花本人以外誰も知らないことであった。

 

 

 

 

 

「って原因はあんたじゃない!」

 

「俺!? どう考えても俺が原因じゃないだろ!」

 

「あんたの恋人でしょ! ちゃんと見張っときなさいよ」

 

「恋人でも四六時中見張れるわけないだろ!」

 

 森夏は持ち込んだ原因を勇太だと責めたが、いかに六花の恋人であったとしても食事の準備中にそんなところまで気が回らないだろう。

 無実の罪である。

 

「マスター! その世界的カードゲームでどんな大魔術をするのデスか!?」

 

「そう、これはカードゲームだ。だがこれは普通のカードゲームではない。神聖な儀式なのだ。それも古代エジプトの神官たちが行っていたのだ」

 

「古代エジプトデスか!」

 

 何度も言うがそれはアニメ設定である。

 現実では儀式ではなく、ただのカードゲームである。

 たが六花たちはそれを信じている。

 さすが中二病である。

 

「そう。そしてそれを元にしてできたのがこの遊戯王だ。もちろん元が儀式のため、このカードゲームにも不可思議な現象が起こることは確認されている。精霊が見えたり、時空の間を移動したり、さらには天変地異を起こしたりや生死を賭けたりするなど様々な事例がある。さらには実力あるものには神と呼ばれるカードを持つこともできるらしい」

 

 ※遊戯王ではよくあること。

 

「おお、それは凄いデス! そんな強力な儀式を自由に行うことができたら、我らの力を存分に示すことができるデス!」

 

「凄いものなんだねぇ~」

 

 凸守や七日も遊戯王の逸話には大変関心しており、話を聞くことにうきうきしていた。

 テンションが上がっていく部活メンバーに森夏はご立腹状態であったが、勇太はそれをなだめていた。

 

「勇太、いやダークフレイムマスターよ」

 

 なだめている勇太の後ろから六花は話しかけた。

 

「なんだ?」

 

「早速だが、決闘《デュエル》という儀式を私とともに行って欲しい。神にも認めてもらえる器かどうか調べたいのだ」

 

「あのな、決闘っていってもデッキなんか学校に持ってきてないんだぞ。どうやってやるんだよ」

 

 やはり決闘者の性というやつか。

 六花は早くも決闘をやりたいようであった。

 しかし勇太は遊戯王カードを持って来ていない。

 昔ならともかく今は引退した身だ。

 学校に持ってくるわけがなかった。 

 

「大丈夫、貴方の魔道書 《デッキ》ならここにある」

 

「……なんで持ってきたんだ?」

 

 勇太の疑問に六花はカードを前に出して解消する。

 しかし今度は別の疑問を持ってきた。

 なんであるのだということだ。

 

「部屋にあったから」

 

「勝手に持ち出すな」

 

「あうっ! うぅ……勇太、痛い」

 

「本当油断も隙もないな……」

 

 簡単な理由であった。

 六花は現在勇太の家に住んでいるのでちょっとくすねるくらい楽勝であろう。

 勝手に持ち出した罰として六花の頭に軽いチョップ食らわす。

 もちろん手加減はしているし、六花の性格はどんなかわかっているからたいして気にしていない。

 

「と、とにかく我らが悲願のため、儀式を行いたいんだがっ……!」

 

「ほら、ダークフレイムマスター、早く儀式を始めるデス!」

 

「そうだよ、六花ちゃん凄いやりたいみたいだよ」

 

「もうこうなったらやるしかないんじゃない?」

 

 ここで六花以外のメンバーも遊戯王を推しだす。

 森夏までもが推すものだから勇太もちょっと気おされている。

 

「(勝手に持ち出しといてこんな目をするんだもんな……)わかった、わかった。相手してやるよ」

 

「結局彼女には弱いわね、彼氏さん」

 

「うるせー」

 

 やはり彼女には弱い。

 勇太、ダークフレイムマスターも男だということだ。

 

「ありがとう、ダークフレイムマスター」

 

「じゃあ決闘――」

 

「爆ぜろリアル! 弾けろシナプス! バニッシュメント・ディス・ワールド!」

 

儀式発動(デュエルかいし)!」

 

「まあいいけどさ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえばルールは?」

 

「大丈夫、ネットでルールをしっかり確認した」

 

「そ、そうか」

 

 決闘が始まった。

 勇太は六花がルールが心配だったようだが問題はなかったみたいだ。 

 

「先攻は私がもらう。ドロー、私は手札から神の居城-ヴァルハラを発動」

 

「六花のデッキは天使か……」

 

「ここは神々の聖域。だがこの聖域にも落ちたものが舞い降りる」

 

(まずい。この台詞からすると堕天使……!)

 

「色欲を操る七つの大罪が一角! 現れよ、堕天使アスモディウス!」

 

 ここで出したのは攻撃力3000のモンスター、堕天使の一体で破壊してもトークンを残す強力な効果をもつ。

 

「効果で墓地に古代の遺産、アーティファクト-フェイルノートを墓地に送る」

 

 六花が使ってくるのは天使族のデッキである。

 このデッキを使ってくるのは響きや見た目がよかったからだろうか。

 

「私はさらに手札から2枚セットしてターンエンド。さあダークフレイムマスターのターンだ」

 

 

※1ターン目

六花

LP8000 手札2枚

フィールド上 モンスター 堕天使アスモディウス 魔法・罠 神の居城-ヴァルハラ、2伏せ

 

勇太      

LP8000 手札5枚

フィールド上 モンスター無し 魔法・罠無し

 

 

「俺のターンっと。手札から封印の黄金櫃発動。デッキから焔征竜-ブラスターを除外して、さらにブラスターの効果発動。デッキからヘルカイザー・ドラゴンを手札に加える」

 

 征竜――登場後環境に瞬く間に支配。

 現在は下級征竜が全て禁止、上級征竜も準制限とかなり規制されたが今でもかなりのパワーを持っているカード群だ。

 

「さらに手札から聖刻龍-トフェニドラゴンを特殊召喚。相手フィールドにモンスターがいて、自分フィールドにモンスターがいない場合、手札から特殊召喚できる。トフェニをリリースして、ヘルカイザー・ドラゴンをアドバンス召喚。さらにトフェニの効果発動、デッキからレッド・ドラゴンを特殊召喚。さらに二体のモンスターでエクシーズ召喚。爆誕せよ、陽炎獣 バジリコック!」

 

 出てきたのは陽炎獣バジリコックで、相手のモンスターを除外できる優秀な効果を持っている。

 

「こいつは相手の墓地又はフィールドのモンスターを除外する効果を持っている」

 

「ということは私の堕天使が!」

 

 アスモディウスが対応するのは破壊だ。

 バウンスや除外まで効果は及ばない。

 

「その通り、効果でアスモディウスを除外させてもらう」

 

「ああ、私のモンスターが……」

 

 せっかくかっこよく決めてだしたモンスターをあえなく除去されて、悲しむ六花。

 非常だがこれが遊戯王なのだ。

 

「うわー、決闘初心者に大人気ないわね」

 

「うるさい……決闘者に手加減はないんだよ」

 

「その通りだ。ダークフレイムマスター、儀式に手加減など必要ない」

 

 森夏も勇太の行動に非難していたが、六花・勇太ともにあまり気にはしていないようだ。

 勇太はともかく六花は儀式なのだから仕方ないとでも思っているようである。

 

「じゃあ俺はバジリコックでダイレクトアタックだ!」

 

六花 LP8000→LP5500

 

 ここで初ダメージ。

 伏せているカードはブラフかなんかだろうか。

 ここでは発動してこなかった。

 

「2枚伏せてターンエンド」

 

「ふふ、ダメージは受けたがそのカード破壊させてもらう。効果発動エンドダブルサイクロン。私の伏せたこのカードと勇太の伏せたカードを破壊、デストラクション!」

 

「俺のリビングデットが……」

 

 ここで伏せていたのはサイクロン、ではなくダブルサイクロンであった。

 なぜサイクロンではないかというと、六花が次に発動させたカードとのコラボだ。

 

「さらに私の割ったアーティファクト-モラルタの効果発動。墓地からこのカードを復活して、相手のカードを破壊する。バジリコックを破壊。消し去れ、英雄の一閃!」

 

「くっ」

 

「さらに手札からアーティファクト-ラブリュスの効果で手札からこのカードを呼ぶ。来い、最高神の武器よ」

 

「これ俺のターンだったはずだよな……」

 

 そうアーティファクトだ。

 このカード群は相手のターンに動くという従来の遊戯王にはなかった動きができるデッキである。

 とくに相手のサイクロンや大嵐を抑制できるという意味で初見殺しを得意としていたりする。

 大嵐打ったら相手が展開してきて何もできなかったというのはよくある話である。

 

 

※2ターン目

六花

LP5500 手札1枚

フィールド上 モンスター アーティファクト-モラルタ アーティファクト-ラブリュス 魔法・罠 神の居城-ヴァルハラ

 

勇太      

LP8000 手札3枚

フィールド上 モンスター無し 魔法・罠1枚

 

 

「再び私のターンドロー。……闇の者の使者と取引をさせてもらう。手札からトレード・インの効果発動。手札から強欲な罪深き天使、堕天使スペルビアを捨てて2枚ドロー」

 

「ここでスペルビアを墓地に送れるのは強いな……」

 

「私はフィールドの古代の遺産、2体でオーバーネットワークを構築。光臨せよ、黄金の剣アーティファクト-デュランダル!」

 

(プレアデスじゃないか……)

 

 六花が出したのはアーティファクト-デュランダルである。

 プレアデスじゃなくて内心ほっとしていた勇太である。

 

「効果でエクシーズ素材を取り除いてお互い手札交換する。ダークフレイムマスターも交換するがよい」

 

「じゃあ遠慮なく。こっちは4枚。そっちは2枚だな」

 

「ふっ、来たか。古の皇帝の使者の誘いが呼び起こす。手札から死皇帝の陵墓発動。これで混沌(カオス)の竜の儀式の準備が整った――陵墓の効果でライフを2000払い手札から光と闇の竜を召喚!」

 

「まためんどくさいカードを……」

 

 勇太は六花が出した光と闇の竜を見てうんざりしていた。

 というのもこいつがめんどくさいのは何でもかんでも無効にしてしまうというとんでもない効果を持っているからだ。

 無効にするだけど破壊するわけではないのだが、何回も無効にする効果を持ちさらには墓地のモンスターを蘇生するという余計なおまけ効果も持っている。

 

(墓地にはスペルビアもいるしなぁ……)

 

 スペルビアは墓地から蘇生されるとさらに墓地から天使を一体特殊召喚する効果を持つ。

 アーティファクトは全て天使であり、さらにそいつらの効果は相手ターン中に特殊召喚すればOKなため、かなり幅は広い。

 次のターンの勇太の選択が六花を倒せるかにかかっているといえるだろう。

 

「まあ俺は別に負けてもいいんだがな……」

 

「勇太何か言った?」

 

「何でもないよ」

 

「では私の攻撃だ。まずはデュランダルの攻撃。英雄の一撃!」

 

勇太 LP8000→LP5600

 

「さらに光と闇の竜で攻撃! ダークバプティズム!」

 

勇太 LP5600→LP2800

 

「マスターが押してるデス!」

 

「これで私はターンエンドだ」

 

 

※2ターン目

六花

LP3500 手札0枚

フィールド上 モンスター 光と闇の竜 アーティファクト-デュランダル 魔法・罠 神の居城-ヴァルハラ 死皇帝の陵墓

 

勇太      

LP2800 手札3枚

フィールド上 モンスター無し 魔法・罠1枚

 

 

「俺のターンドロー。六花、いや……邪王真眼の使い手よ。このターンでラストターンだ!」

 

「かかって来い、ダークフレイムマスター!」

 

 ここで勇太は宣言した。

 ラストターンだと。

 ここで決めるつもりだ。

 六花もそれにしかと答えた。

 

「俺はまず思い出のブランコの効果発動」

 

「効果は(しもべ)の光と闇の竜によって無効させる」

 

「だが、それは同一チェーン上一回しか発動できない! それにチェーンして銀龍の轟咆発動。よって墓地からヘルカイザー・ドラゴンを特殊召喚」

 

 光と闇の竜の弱点は同一チェーン上に一回しか発動できないこと。

 

「さらに大嵐を発動。これでさらに攻撃力を下げさせてもらう」

 

 さらに強制効果であることだ。

 勇太は上手いこと弱点をついていた。

 

「そしてドレッド・ドラゴンを通常召喚。ドレッド・ドラゴンとヘルカイザー・ドラゴンでシンクロ召喚、ブラック・ブルドラゴ!」

 

 ブラック・ブルドラゴはほぼデュアル専用の効果を持っているが、後半の効果はかなり便利で他のデッキでもコンボとして使われている。

 

「さらに墓地からブラスターの効果発動。墓地のトフェニドラゴンとバジリコックを除外して特殊召喚蘇生。無効になるがこれでさらに攻撃力が下がるな」

 

 これで光と闇の竜の攻守は1300/900だ。

 最初から比べればかなり下がった。

 

「よし、バトルフェイズだ! ブラック・ブルドラゴでライザーに攻撃! 灼熱豪華《エンペラーフレイム》!」

 

『ブラック・ブルドラゴ』 VS 『光と闇の竜』

ATK 3000        ATK 1300

 

六花 LP3500→LP1800

 

「ああ、マスターのモンスターが……」

 

「まだだ、凸守。光と闇の竜のもう一つの効果発動! フィールド上のカードを全て破壊して、墓地からモンスター一体を蘇生する。私は強欲の天使、スペルビア! さらにスペルビアの効果で墓地からモラルタを守備表示で特殊召喚」

 

 厄介な光と闇の竜を倒してもまだまだ終わらない。

 ここで墓地からスペルビアにモラルタが出てくる。

 そして相手ターン中なのでモラルタの効果も発動する。

 

「さらに古代の遺産、モラルタの効果でブラック・ブルドラゴを破壊!」

 

「さすがマスターデス! アフターケアも考えていたんですね」

 

 凸守はまだ遊戯王のことを知らないみたいだがらわからないようだったが、六花はしっかり予防線を張っていたのだ。

 

「これでダークフレイムマスターのターンは……」

 

「まだ、俺のバトルフェイズは終了してないぜ……ブラック・ブルドラゴの効果発動! 墓地に存在するデュアルモンスターを蘇生する、蘇れヘルカイザー・ドラゴン!」

 

「けどそいつでは私のモンスターを全て倒すことはできないはず」

 

「甘い! ブラック・ブルドラゴの効果で蘇生したモンスターは再度召喚された状態になる。そして伏せていた竜魂の城の効果発動。墓地のドラゴン族をゲームから除外し、自分フィールドのモンスター1体の攻撃力をエンドフェイズ時まで700ポイントアップする!」

 

「なんだと……」

 

 しかし勇太は六花のそれを上回る。

 長年の経験から光と闇の竜の対処方、そして後処理もわかっているのだ。

 これしきでは終わらない。

 

「これでスペルビアの攻撃力も超えた! ヘルカイザードラゴンで攻撃!」

 

『ヘルカイザー・ドラゴン』 VS 『堕天使スペルビア』

ATK 3100        ATK 2900

 

六花 LP1800→LP1600

 

「さらに追加攻撃! 二連打ァ!」

 

『ヘルカイザー・ドラゴン』 VS 『アーティファクト-モラルタ』

ATK 3100        DEF 1800

 

「でもこれで本当に終わり……」

 

「甘いな、手札には最後の一枚。そのカードは――炎王炎環。このカードはフィールドと墓地の炎属性を入れ替えるカード」

 

 勇太の最後の手札は速攻魔法炎王炎環。

 速攻魔法なので自分のターンならメインフェイズ以外でももちろん使える。

 

「邪王真眼の使い手よ、これで終わりだ。炎王炎環の効果発動。ヘルカイザー・ドラゴンを墓地に送り、ブラック・ブルドラゴを特殊召喚」

 

 これで本当に最後だった。

 

「闇の炎に抱かれて、消えろ!!」

 

「ああああっ!!」

 

六花 LP1600→LP0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今回は俺の勝ちだな」

 

「っ! 負けたのか……」

 

「マスターしっかりデス!」

 

 今回の勝負は勇太の勝ちだった。

 

「邪王真眼の私の全力を倒すとは……完敗だった、ダークフレイムマスター」

 

「いやそうでもないぞ。まだまだ決闘初心者のお前が俺をあそこまで追い詰めたんだから大したもんだよ」

 

 六花はまだ遊戯王初心者だ。

 それをあこまでのコンボを魅せつけ、経験の長かった勇太を追い込んだのだから大したものだろう。

 これでは謙遜ではなく、事実である。

 

「で、それはいいんだけど最後のはめちゃくちゃノリノリだったわよね」

 

「うっ、その場の勢いだ! 気にするな!」

 

 森夏は勇太の最後の方ののり方をいじっていた。

 誰しも白熱しまったら無我夢中なのだ。

 勇太も今思い返してみて少し恥ずかしいのか、赤くなっている。

 

「しかし今回の儀式(デュエル)では竜や神は出現しなかった」

 

「まあ現実ではな……」

 

「やはり走る要素も取り入れないといけないのか」

 

「……いやちょっと待て」

 

 竜や神が出現するのはあくまで創作の話。

 しかし六花には通じない。

 そこで次の手段も考えていたようだ。

 

「ふむ、次回はそれも考えないといけないな。よし、今日は解散。明日もこれを研究するぞ! いくぞ、凸守!」

 

「はい、マスター!」

 

「おい、待て。走るってなんだ。走るのは無理だぞ!!」

 

 六花は凸守を連れて、部室を飛び出す。

 勇太もそれを追いかけてでていった。

 

「今日も平和だねー」

 

 今日も平和な日常が流れていた。

 




遊戯王あるある
・デッキにいて欲しいカードが手札に来てる確率は異常

ではデッキ紹介といきます
六花のデッキは【堕天使アーティファクト】
勇太は【炎ドラゴン】ですね

六花はやはり中二病ぽいのをチョイス
ネーミング的に響がよければなんでもよかったんだけど、最近のカードの方が面白いか?と思いAF(アーティファクト)を
ただそれだけだとコンボが単調になると思ったんで堕天使と組み合わせてみました
やはりスペルビア強いわぁ
それ異常にモラルタが強すぎるんだけどw

勇太はダークフレイムマスターということで黒炎弾→真紅眼にしようかと思ったんですが、真紅眼は前やったのでこのデッキに
このデッキは本当はもっと色々できますが、魅せるだけなら本編でわりかし出せたと思います
ちなみに今回は出してませんがラブラドライドラゴンとドラゴラドとGalaxy Serpentの3体+レベル6のモンスターでレベル6、10のシンクロ、ランク6のエクシーズが色々と出せます
オススメです

今回はAFが暴れすぎないように調整するのが難しかった…
とりあえず六花ちゃん可愛い

では感想・評価・誤字・疑問等お願いします


※友達とニコニコにデュエル動画をあげてます
http://www.nicovideo.jp/mylist/35089037
2,3日前に上げた最新作→http://www.nicovideo.jp/watch/sm23002251?group_id=35138647
暇な人は見てみてください
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。