以前書いたやつ投稿し忘れてたので投稿しました
今回は遊戯王と艦隊これくしょんのクロスものです
メインで書いてるものはとあるなのと今月の4月か社会人となりましたのでこちらが次投稿されるのはいつになるやら…
ただ今回のようにたまにふらっと書くかもしれないですが
本作では投稿した現在までのカードとなっております
久しぶりなので書き方若干わからなくなってますが楽しくは書けました
それでもいい方はどうぞ
「私達も
それは唐突な言い出しであった。
言った当人は暁。
「急にどうしたの?」とばかり見る妹の響・雷・電である。
「何でも最近この鎮守府で『遊戯王』が流行ってるそうじゃない! これはレディの嗜みに必要なのよ!」
ハァと彼女たちはため息をつくのかと思いきや、納得したような面持ちでいる。
「レディかはともかく確かに最近『遊戯王』が流行っているわよね」
そうこの鎮守府では『遊戯王』が流行っていた。
訓練の合間や休日など、その空いた時間を使って決闘するのが最近の艦娘たちのブームとなっていた。
「元々は提督が外から持ち込んだらしい」
「でもカード持ってるけどデッキとしてはまだまだなのです」
ここの鎮守府でもはやカードを持っていない艦娘たちなどもはやいえないほど、流行っているためこの四姉妹も当然持っている。
しなし彼女たちのデッキはまだまだ未完成で、本格的な決闘ができるのはまだ枚数が足らなかった。
さらにはこの四人のカードはそれぞれ共有の財産としていたため、4人分のデッキを作るのにはまだまだ足らないのである。
「そうね……じゃあ司令官から貰いにいきましょう!」
『賛成!』
こうして彼女たちは提督にカードをもらいに行くのであった。
もちろん提督も艦娘たちには激甘なためカードを分け与えるだけでなくルールまでしっかりと教えたのは言うまでもないだろう。
こうして彼女たち4人はその日だけで一人前の決闘者になったのであった。
翌日
「皆、ちゃんと新しいデッキは作ってきたわね?」
「うん」
「ええ」
「もちろんなのです」
改めて集まった四人。
昨晩それぞれの寝床でデッキ調整をしていた4人。
元々共有財産だったカードもそれぞれ4人のデッキに納まっていった。
提督からもらったカードと元々あったカードを使って作ったデッキをお互いに知らないでいる。
明日決闘で楽しむためにそれぞれ秘密にして組んだのだ。
そのために誰しもわくわくを抑えられないでいた。
「まずは誰が決闘する?」
そのために誰もが先んじて決闘をやりたがっていた。
ここはジャンケンで決めようかと思っていたが、雷が言葉をかけた。
「まずは暁と響でいいんじゃない?」
「いいの……?」
「もちろんなのです」
「わかったわ。響は準備いい?」
「OKよ」
ということで始めの対戦カードは暁と響に決まったのであった。
机と机をくっ付けて決闘ができるフィールドにし、二人は高らかに決闘の合図をしたのである。
『
「先攻は私がもらうわ! 私は手札からフォーチュンレディ・ウォーテリーを召喚、さらにワンダー・ワンドを装備よ、そしてさらにワンダー・ワンド効果でウォーテリーを墓地に送って2枚ドローよ」
「初手の手札交換は強いのです」
「そして暁が組んだのはフォーチュンレディのようね」
そう暁が使っているカードはフォーチュンレディだ。
レベルによって攻撃力が変わり、さらにはドローするのが得意なデッキである。
「私はこれでターン終了よ」
※1ターン目
暁
LP8000 手札5枚
フィールド上 モンスター無し 魔法・罠無し
響
LP8000 手札5枚
フィールド上 モンスター無し 魔法・罠無し
『伏せカードも無し(なのです)!?』
「……これは何か企んでるみたいね」
「ふふーん、それはどうかしら」
あえて何も伏せない。
遊戯王でも冥府の使者ゴーズがでた時からよく使われているプレイングだ。
もちろん相手の手札が事故っている可能性もあるが、相手は手札交換まで行っているのだそれはないであろう。
むしろ警戒すべきは手札誘発のカードだ。
昨今では手札誘発のカードが増えてきており、そのまま何も伏せずエンドということも増えてきているのだ。
響はそれに気づいている。
暁は隠しているように振舞っているが
「私のターンドロー。私はD-HEROダイヤモンドガイを召喚。そして効果発動」
「ダイヤモンドガイ……」
ダイヤモンドガイ古くから使われているロマンカードである。
このカードはデッキトップが通常魔法であれば次のターンであるが『コストなし』で使うことができるようになるためローリスクハイリターンで打てるようになるモンスターである。
最近ではデッキトップ操作をして強制的に当てるコンボもよく使われている。
「デッキトップ確認。一番上は化石調査……悪くないわね」
「――ファイナル・インゼクションとかじゃなくて助かったわ」
響は少し胸をなでおろす。
そうこのカードの恐ろしさはノーコストで全体除去などの禁止カード級のカードを打てるのだ。
これがもし幸運艦ならば間違いなく当てていただろう。
暁の運は普通といったところであろうか。
「じゃあがら空きの暁にダイレクトアタック」
暁 LP8000→LP6600
「くっ、でも戦闘ダメージを受けたとき手札からこのカードは特殊召喚できる! トラゴエディアを特殊召喚!」
暁は少し顔を歪めるがダメージは代償として受け取る。
その代わりとばかりに出てきたのはトラゴエディアだ。
手札の枚数によって攻撃力の変動するためフォーチュンレディと相性のいいモンスターの一つだ。
さらにはこのカードには他にも強力な効果を持っていたりする。
「やっぱり手札誘発のモンスター持っていたのです」
「まあ大方予想通りよね」
「う、うるさいわね、これが最善だと思ったのよ」
「……今はあいつを倒す手段はない。私は2枚伏せてターンエンド」
※2ターン目
暁
LP6600 手札4枚
フィールド上 モンスター トラゴエディア 魔法・罠無し
響
LP8000 手札3枚
フィールド上 モンスター D-HEROダイヤモンドガイ 魔法・罠 2枚
3ターン目に入る。
お互いまだ序盤のために大きな動きはない。
だが、すでに暁の目は次の盤面を見据えているかのように輝かせている。
「ドロー! 手札からペンデュラム・コールを発動。手札のカードを一枚捨ててデッキから刻剣の魔術師と竜脈の魔術師を手札に加えるわ」
加えたのは魔術師のPモンスターだ。
魔術師の特徴としてペンデュラム召喚がしやすくサーチがしやすいカード軍といえるだろう。
さらにこれらも魔法使いのため、フォーチュンレディのサポートを共有できたりできる。
「そしてペンデュラムスケールに、竜脈の魔術師と竜穴の魔術師をセッティングするわ! 揺れろ、魂のペンデュラム! 天空に描け光のアーク! ペンデュラム召喚! おいで、刻剣の魔術師!」
ペンデュラム召喚お馴染みの召喚方法、出てきたのはちっさい少年風剣士の魔術師である刻剣だ。
「そしてさらにフォーチュンレディ・ライティーを通常召喚!」
さらには通常召喚でライティーを出してきた。
フォーチュンレディのエンジンの一つであるが、意外とタイミング逃すことでも有名なカードである。
「その通り! 刻剣の魔術師の効果発動! この効果で自分のフィールドのライティを次のスタンバイフェイズまで刻剣と一緒に除外!」
「自らのモンスターを除外!?」
「あわわ、どういうことのなのです?」
わざわざ場に並べたモンスターを自ら除外することに暁以外の3人は驚きを隠せない。
しかし胸に手をあて少しかっこつけた風に宣言するのは暁だ。
そうこれは遊戯王、こういうことするのは何かしら狙いがあってのことである。
「こういうことよっ! さらに場から離れたライティの効果発動! このカードが効果によってフィールド上から離れた時、デッキからフォーチュンレディ1体を特殊召喚できる! よってデッキからフォーチュンレディ・ダルキーを特殊召喚!」
「打点を超えられた…」
「このままダルキーでダイヤモンドガイを攻撃!」
『フォーチュンレディ・ダルキー』 VS 『D-HEROダイヤモンドガイ 』
ATK 2000 ATK 1400
響 LP8000→LP7400
響の初ダメージ。
だがフォーチュンレディの真骨頂はここからである。
「さらにダルキーの効果発動! フォーチュンレディが戦闘によってモンスターを破壊したら墓地からフォーチュンレディを特殊召喚できるのよ」
「そういえばさっき一体フォーチュンレディを墓地に送っていたのです」
そう墓地にウォーテリーを送ったのはただのドローだけでない。
このコンボをするためだったのだ。
「その通り! 墓地からフォーチュンレディ・ウォーテリーを特殊召喚! ウォーテリーが特殊召喚したときウォーテリー以外のフォーチュンレディがいるとき2ドローできる」
「展開と手札補充を同時にしてきたわね」
「それだけじゃない。ドラゴエディアの攻撃力も上がった」
ウォーテリーの2ドローによりドラゴエディアの攻撃力も上がる。
場の展開や補充といった要素を使うとは遊戯王初心者にしてはかなり上手いコンボであろう。
「がら空きの響にドラゴエディアとウォーテリーで攻撃よ」
響 LP7400→LP5600→LP4400
「ふふん、今日の引き運がいいわ。手札からギャラクシー・クィーンズ・ライトを発動! トラゴエディアを指定して自分フィールドのモンスターを全てレベル10にするわ」
まだ暁のターンは終わらない。
先ほどドローしたカードでさらに展開する気である。
さらに使用したのがギャラクシー・クィーンズ・ライトであるならば間違いなく高ランクエクシーズであろう。
「ドラゴエディアとウォーテリーでオーバーレイ・ネットワークを構築! エクシーズ召喚、顕現せよ超弩級砲塔列車グスタフ・マックス!」
『でかいのが現れた(なのです)!!』
現れたのは大型エクシーズモンスターの代表格であるグスタフ・マックスだ。
このカードはその巨体に見合った優秀な効果を持っている。
雷・電の二人はでてきたモンスターに目を見張る。
「こいつはただでかいだけじゃないわ。X素材を一つ取り除いて効果発動、相手に2000ダメージ与える!」
「!」
「いけ、暁砲発射よ!」
響 LP4400→LP2400
「これで私はターンエンド」
※3ターン目
暁
LP6600 手札2枚
フィールド上 モンスター 超弩級砲塔列車グスタフ・マックス フォーチュンレディ・ダルキー 魔法・罠無し Pゾーン 竜脈の魔術師 竜穴の魔術師
響
LP2400 手札3枚
フィールド上 モンスター無し 魔法・罠 2枚
1ターンで響の一気にライフを削られた。
初期ライフから5600も削られた。
響の場もモンスターもいなくなった。
対して暁の場に対して手札もそれなりに残っている。
ドローによってカバーされたのだ。
ここから響はどう返すのであろうか。
「……私のターン、ドロー。墓地からダイヤモンドガイで当てた化石調査の効果発動。デッキからベビケラサウルスを手札に加える」
前の響のターンにダイヤモンドガイで当てた化石調査の効果だ。
それで呼んできたモンスターはベビケラサウルス。
「べ、べビケラザウルス? そんなカードどうするっていうのかしら?」
ベビケラサウルスはそれ単体では何も役に立たないカードである。
暁が困惑するのも無理はない。
そうこれ単体ならばである。
だがら響はあるカードを相手に見せて発動した。
「――こうする。手札から炎王の孤島を発動。手札のべビケラザウルスを破壊してデッキから炎王モンスターを手札に加える、炎王神獣ガルドニクスを手札に加える」
「折角手札に加えたカードを破壊したのです」
「違うわ、電。響は目的あって破壊したのよ」
そう響の狙いは最初からこれであった。
「べビケラザウルスの効果発動デッキからハイドロゲドンを特殊召喚」
べビケラザウルス自体は弱小であるが、効果で破壊されることによりデッキから恐竜族のモンスターを呼べるのだ。
さらにこのカードの利点としてどこから破壊されてもよく強制効果であるためタイミングを逃さないということだ。
そのため炎王の孤島のようにコンボカードとして優秀なカードとして遺憾なく発揮できる。
「まさか破壊したのがメリットだったなんて……」
「そっちも同じようなことしてた」
「それもそうね。でもどうする? まだ私のモンスターに勝てないわよ」
当の暁も自分のデメリットになるようなコンボでむしろ展開をしていたのだ。
ある意味お互い様と言えよう。
そしてそのコンボによって暁の場は固められている。
まだ響のカードでは勝てない。
「こうする。手札から大くしゃみのカバザウルスを通常召喚してハイドロゲドンとエクシーズ召喚、おいでNo.37 希望織竜スパイダー・シャーク!」
現れたのは鮫と蜘蛛が合体したようなモンスターであった。
「バトルフェイズ、スパイダー・シャークでグスタフマックスに攻撃!」
「え?」
「響のモンスターの方が低いのに?」
あろうことかそのまま攻撃した。
スパイダー・シャークはグスタフマックスより攻撃力が低い。
このままではそのまま返り討ちにされるが、スパイダー・シャークはある効果がある。
「このときスパイダー・シャークの効果発動、自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、X素材を1つ取り除いて相手フィールドのモンスター全ての攻撃力をターン終了時まで1000ダウンする」
「私のダルキーとグスタフマックスが!」
これが響の狙いだ。
これで攻撃力は逆転した。
「これで私のスパイダー・シャークが攻撃力が上回った」
『超弩級砲塔列車グスタフ・マックス』 VS 『No.37 希望織竜スパイダー・シャーク』
ATK 2000 ATK 2600
暁 LP6600→LP6000
「でもこれで……」
「まだ私のバトルフェイズは終了していない。リバースカードオープン、リビングデッドの呼び声! 墓地からハイドロゲドンを特殊召喚」
響は追撃の手を緩めない。
弱ったところで叩くのは戦闘の常套手段なのだから。
「ところでダルキーの攻撃力は?」
「攻撃力が1000下がってる…」
「そういうこと」
『フォーチュンレディ・ダルキー』 VS 『ハイドロゲドン』
ATK 1000 ATK 1600
暁 LP6000→LP5400
そうスパイダーシャークを出したのはこのためでもあった。
このカードは相手全体弱体化させる効果である。
このカードは他のカードの補助にもなるのだ。
「ハイドロゲドンの効果でデッキからハイドロゲドンを特殊召喚。さらに追撃」
暁 LP5400→LP3800
「バトルフェイズを終了して手札からトレードイン発動。手札のガルドニクスを捨てて2枚ドロー」
メインフェイズ2で手札入れ替えしたのはハイドロゲドンが手札に来る可能性を排除したかったのであろう。
「さらにフィールドのハイドロゲドン2体でエクシーズ召喚、ラヴァルバル・チェインを特殊召喚。デッキからオキシゲドンを墓地に送る。これでターンエンドよ」
※4ターン目
暁
LP3800 手札2枚
フィールド上 モンスター無し 魔法・罠無し Pゾーン 竜脈の魔術師 竜穴の魔術師
響
LP2400 手札3枚
フィールド上 モンスター ラヴァルバル・チェイン No.37 希望織竜スパイダー・シャーク 魔法・罠 リビングデッドの呼び声 炎王の孤島 伏せ1枚
響が最後に出してきたのはラヴァルバル・チェインだ。
昨今では第2の手札と言われている墓地に特定のカードを送るためによく使われている。
響も何かしら狙いがあってオキシゲドンを送ったのであろう。
「(響の狙いはわからない。でも……)私のターン! ――よし、いいのがきたわ! まずはスタンバイフェイズに刻剣とライティが自分の場に戻ってくるわ」
暁は怖気づかない。
迷っていても仕方ないのだ。
暁は今できることをするだけである。
そして同時に引いたカードを見て、暁は返せると確信した。
「そのまま発動する?」
「違うわ、それじゃワンパターンで優雅さが足りない。だからこうするわ。ブラック・ホール発動!」
ブラック・ホールは昔から変わらず全体除去として優秀なカードの代表格である。
「これでお互いの場が全滅しつつ、ライティの効果発動」
そうこれでライティの効果と全体除去を狙っていたのだ。
――しかし、
「じゃあ私もスパイダー・シャークの効果発動」
「えっ!?」
「スパイダー・シャークの効果で墓地からガルドニクスを特殊召喚」
そうスパイダー・シャークはまだ効果を持っていたのだ。
スパイダー・シャークは破壊をトリガーとした蘇生効果である。
「ちゃんと効果見てなかったようね」
「しっかりと効果見ないとダメなのです」
雷・電の二人からも注意される。
スパイダー・シャークはすでに場に出ていたのだがら、しっかりと効果を見ておけば防げていただろう。
しかしやってしまったのでは後の祭りである。
「…でもこっちはライティの効果でデッキからフォーチュンレディ・ファイリーを特殊召喚! このカードはフォーチュンレディの効果で特殊召喚したら相手モンスター破壊してその攻撃力分ダメージを与えるわ! これで終わり――」
「炎王炎環を発動。ガルドニクスを対象に墓地のチェインと入れ替える。これでファイリーは不発」
またもや暁の攻めは受け流された。
攻めているのは暁であるが、響の守りを暁は切り崩せない。
起死回生にと思ったファイリーも不発に終わった。
「くっ、じゃあペンデュラム召喚で刻剣を復活してそのまま刻剣の効果でチェインを除外よ」
刻剣を再び呼び戻す。
そのまま響の場に復活したチェインを除外する。
これでようやく響の場が空いた。
だがそれと同時に暁の場も少なく攻勢と呼ぶには手札も乏しくなっていた。
「ファイリーでダイレクトアタックよ」
響 LP2400→LP2000
「一枚伏せてターンエンド」
※5ターン目
暁
LP3800 手札1枚
フィールド上 モンスター フォーチュンレディ・ファイリー 魔法・罠 1枚伏せ Pゾーン 竜脈の魔術師 竜穴の魔術師
響
LP2000 手札3枚
フィールド上 モンスター無し 魔法・罠 リビングデッドの呼び声 炎王の孤島
前のターンで響が削られたのはわずか400。
しかし確実に響は巻き返してきていた。
そしてその響にターンが移った。
「ドロー、スタンバイフェイズ時に墓地からガルドニクスを墓地から特殊召喚する! この効果で特殊召喚した時、このカード以外のモンスターを全て破壊する! 不死鳥の名は伊達じゃない!」
不死鳥が復活する。
ガルドニクスは効果で破壊しても復活するのだ。
さらに効果で全体破壊もついてくる。
死んでもたたではやられないのだ。
「わ、私のファイリーが……」
「このターンで終わらせる。炎王の孤島の効果発動、手札のウォーター・ドラゴンを破壊し、デッキからガルドニクスを手札に加える」
先ほどと同じだ。
暁も二度目は驚かない。
また何かしてくるのだと暁は警戒を高める。
「さらにウォーター・ドラゴンは破壊された時、墓地からハイドロゲドン2体とオキシゲドン1体を特殊召喚する事ができる」
「墓地から3体も!?」
「インチキ効果もいい加減にするのです!」
ウォーター・ドラゴンは3体の蘇生効果を持っていたのだ。
もちろん特定のカードで墓地にいなければそもそも発動できない欠点はあるが、3体並べられるというのはそれだけで強さを誇っている。
2~3体エクシーズ召喚ならば選択肢も豊富だ。
「このまま攻撃されたら」
「私が負ける…」
これで総攻撃力は暁のライフを越えた。
そのまま攻撃すれば暁のライフは尽きるであろう。
「まだ。私は暁みたいに油断しない。ハイドロゲドン2体でエクシーズ召喚、エヴォルカイザー・ラギアを特殊召喚。これで伏せカードも怖くない」
響は念には念を入れる。
できたのは神の宣告に近しい効果を持っている恐竜デッキの切り札とも言えるエヴォルカイザー・ラギアだ。
これで響にはほぼ怖いものがなくなった。
「まずはオキシゲドンで攻撃」
「聖なるバリア -ミラーフォース-を発動…」
「ラギアで無効する」
案の定ラギアで無効化された。
いかに強いカードでもラギアによって無効化される。
これがラギアの強さなのだ。
「くっ……」
暁 LP3800→LP2000
ついにライフが並んだ。
そして響にはまだ攻撃するモンスターが2体も残っている。
「これで終わり。ガルドニクスでダイレクトアタック!」
ガルドニクスの攻撃。
これが通れば終わる。
――だが、
「まだよ! 手札からゴーストリック・フロストの効果発動! 直接攻撃宣言時、そのモンスターを裏側守備表示にし、このカードを手札から裏側守備表示で特殊召喚する。ガルドニクスを裏側守備表示」
終わらない。
手札誘発のゴーストリック・フロストを使い何とか攻撃を防ぐ。
「むっ、しぶとい。ラギアでフロストを破壊しておく。これでターンエンド」
攻撃を防ぎきったゴーストリック・フロストも破壊された。
これで正真正銘手札0でさらにはPゾーン以外の場もなくなった。
Pゾーンのカード2種と除外ゾーンの刻剣の魔術師はいるが、それでも遊戯王にとってこのカードアドバンテージ差はまさに致命的に厳しい状況だ。
※6ターン目
暁
LP2000 手札0枚
フィールド上 モンスター無し 魔法・罠無し Pゾーン 竜脈の魔術師 竜穴の魔術師
響
LP2000 手札3枚
フィールド上 モンスター オキシゲドン エヴォルカイザー・ラギア 炎王神獣ガルドニクス 魔法・罠無し 炎王の孤島
前のターン全滅させられ、さらには響の場にはモンスターが数多く残ってる。
まさしく絶望的状況だ。
だがまだ暁の目は死んでいない。
次のカードを信じている。
そう信じているのだ。
その目は艦娘の目でない。
それはまさしく決闘者の目だッ!
「(これがラストターン…)ドローッ!」
勢いよくカードを引いた。
同時に暁は笑みを浮かべた。
「スタンバイフェイズ除外ゾーンから刻剣の魔術師が帰還するわ」
刻剣の魔術師とラヴァルバル・チェインが帰ってくる。
だがこれでも状況は変わらない。
1体除外したところで響の場にはまだモンスターが残っているために直接攻撃はできない。
「相生の魔術師を通常召喚!」
新たな魔術師が現れる。
だがこのカードだけでは何も役に立たない。
刻剣の魔術師と合わしても科学反応は起きない。
――だから暁は新たなカードを呼ぶ。
そう
「墓地から効果発動! 自分のPゾーンに「魔術師」カードが2枚存在する場合に発動、このカードを特殊召喚する。『調律の魔術師』を特殊召喚! この時自分は400ポイントダメージを受け、相手は400ポイント回復する」
暁 LP2000→LP1600
響 LP2000→LP2400
墓地から現れたのはピンク髪に可愛い声の女の子、調律の魔術師だ。
「そんなカードいつの間に……」
『ペンデュラム・コール!』
暁以外の3人が同時に叫んだ。
そう暁は最初から仕込んでいたのだ。
このときのために。
捨てたのは3人が言った通りペンデュラム・コールだ。
現在のカードプールはまさに墓地も第2の手札なのだ。
「けどそんな意味不明なカードをどうしようと…」
「こうするのよ! 調律の魔術師、レベル3の刻剣の魔術師とレベル4の相生の魔術師にレベル1の調律の魔術師をチューニング! 剛毅の光を放つ勇者の剣、今ここに閃光と共に目覚めよ! シンクロ召喚!レベル8、覚醒の魔導剣士!」
闇を切り裂く魔導剣士。
出てきたモンスターはまさにそう呼ぶに相応しい。
調律の魔術師の力によって出てきたシンクロモンスターは勇ましい男だ。
まさしくこの状況を逆転するべく出てきたのだ。
「覚醒の魔導剣士でエヴォルカイザー・ラギアを攻撃! 闇を切り裂け、エンライトメントスラッシュゥゥゥ」
ラギアが破壊される。
真っ二つに両断される。
響 LP2000→LP1900
「でもそれだけでは……」
「いえ、これで終わりよ! 覚醒の魔導剣士は戦闘で相手モンスターを破壊した時、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える!」
響 LP1900→LP0
「……負けちゃった」
「ふふん、これがお姉ちゃんの実力よ」
終わった。
勝負はギリギリであったが、暁が勝利した。
響も健闘したが一歩及ばずといったところだろう。
「と言っても結構危ない場面も多かったのです」
「ぐっ……」
「ブラック・ホールとかね」
「むっ……」
「ちゃんと効果見るべき」
「次から気をつけるわよ。それより勝ったんだから褒めてよ!」
終わったあと、冗談を交えながらも4人とも笑顔だった。
真剣勝負であったが、とても楽しく面白い戦いであったのであろう。
「次は私の番!」
「じゃあ次は雷と電とでね」
「その次は……」
こうして彼女らは熟練者となっていく。
またこの鎮守府に決闘者が生まれたのであった。
遊戯王あるある
・ファンデッキであればあるほど、デッキ構築に悩む
ではデッキ紹介といきます
今回のデッキ、暁は【フォーチュンレディ】
響は【炎王】ですね
暁はまあレディということで検索したら一番上に来たのでこれをチョイス
まあなんとなくちょっと大人びたのを使いそうですしね
今回は魔術師を入れた型で作りました
刻剣の魔術師が強かったのでこれを混ぜました
ギャラクシー・クィーンズ・ライトは遊び要素ですw
今回の魔術師軸のフォーチュンレディの型からしたら結構普通だと思います
響は炎王
まあこれはもう定番ネタですね
不死鳥なのでね
ただそれだけでは少しつまらないのでウォータードラゴンとダイヤモンドガイのコンボも組み込みました
前者はトレインも共有できるのでなかなか相性いいです
エクシーズもしやすいですしね
今回艦これでなぜ第六駆逐隊を選んだのはなんとなくなのですが、普通に第六駆逐隊の小説があったことに後から気づきました…
まあそこは勘弁してください(笑)
あとかーなーり間が空いてしまってしまいましたがそれは前書きで書いたとおりです
では感想・評価・誤字・疑問等お願いします
※友達とニコニコにデュエル動画をあげてます
http://www.nicovideo.jp/mylist/35089037
2週間ほど前に上げた最新作→http://www.nicovideo.jp/watch/sm28646523
暇な人は見てみてください