トリニティセブンと幽波紋使い   作:無邪気な邪気

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どんどん書きたいッ! 創作意欲バリバリです。
今回は前回より文字数少なめです。2700くらい。



とある深夜の我慢大会(不本意)

「…で、何でお前らが俺の部屋にいるんだ…?」

アラタが部屋に入ってきての第一声。その言葉は俺に向けてではなく…

「取材です!」

「取材っス」

「わ、私はこんな時間に女子が男子の部屋にというのが教師として許せなくてですね…」

この前、号外を配っていた金髪美少女セリナと、レヴィ、リリスが集合していた。

「別に良いじゃんか、アラタ。減るもんじゃないんだし。」

勝手に部屋に入るくらい別に。プライバシーは減るかもだけど。

「んじゃ、俺は寝るから。アラタ、あとは勝手にやっててくれよ。」

ベッドに寝転がる。ふぁぁ。眠い…

「あ、ユズルさんも取材良いですか!?」

「え…」

もう寝る気満々なんだけど。

「別に良いじゃねーか。減るもんじゃないだろ?」

この魔王候補野郎…俺の言葉を利用するとは…

「まぁ良いけど。この姿勢のままで良い?」

睡魔で身体が動かないんだよ。

「良いですよ。では…」

「取材か。」

「んー。取材って…」

「うむ…好きな食べ物は唐揚げだな。」

あ、そういうので良いんだ。

「ユズルさんは?」

「科学的な食品でなければ大抵好きだけど。」

「サプリメントじゃなければマズくても好きって事ですね!」

それ食品かなぁ。

「まぁ。」

「ですってよ!? リリスセンセッ!」

「私の料理はマズくないですっ!」

こんな時間なのに元気だね。

「んじゃアラタさん。忍者特製唐揚げ食べてみるっスか?」

「レヴィのつくる料理は大抵惚れ薬入ってるよ。」

惚れ薬ってどうやって入手したんだろうね。

「ユズルに惚れ薬が効かないのが悪いんスよ…」

「おおっ! 二人の関係も取材したいです!」

「友人。」

コーラを飲んだらゲップがでる並みに当たり前の事を聞くなんて。無駄ったらありゃしない。

「速攻で終わったな。でも、惚れ薬入りはちょっと食べてみたいな。」

「ま、滅多にできない体験ができると思うよ。」

体験した俺が言うんだから間違いない。

「では、惚れ薬を飲んで野獣化したら、誰を襲いますか?」

いや俺は野獣化はしてないけど。

「うーん…そうだな…胸のデカい順だろうな。」

リリスが自分の胸を隠す。自覚はしてんだね。

「アラタ…! 本当に貴方って人は…!」

「まぁまぁ。皆悪のりしてるだけじゃねーか。それより、部屋にきたついでに魔道について教えてくれよ。」

「あ、はい。それなら…」

「リリス先生は根っからの教師ですからね…」

「勉強に持っていかれると弱いんスね。」

「意外と簡単だよね。」

『だめよ…こんなこと…私達、生徒と教師なのよ…?』

『俺、もっとリリスの事が知りたい…』

『アラタ…』

「という夜のレッスンに…」

「なりませんっ!」

女子は想像力が高いようで。そしてリリスのツッコミはキレが良いね。いつも以上に。

「リリス先生いじりかわいいです。」

「萌えリリスっスね。」

「かわいいかわいい」

手をパチパチと鳴らす。

「ユズル…」

「レヴィ、なんでそんなに睨むの。冗談無しに怖いんだけど。」

「…発言には気をつける事っスね。」

「二人の関係が分かった気がします。」

何なんだ一体…

「というかリリス。この魔道書は何なんだ?」

アラタの持っている魔道書を見る。んー。

「もうちょっと詳しく見ないとだけど、アスティルの写本じゃないっけ? それ。」

「アスティルの写本!? 本当ですか!?」

「学園長もそう言ってました…」

「じゃああんま信用できないね。」

あのスケベおじさんの言うことだし。

「でも学園長は本当は凄い方ですし…」

ドォッ!

おっと。なにこれ。

「うぉい暗ッ!」

「地震と停電!?」

「重い…」

「そこは違うっスよ…」

「俺も動けないや。」

「貴方は眠いだけでしょ!」

バレた。んー。こんな暗いと本気で寝そうだからな…

「ゴールド・エクスペリエンスッ!」

パーカーをゴールド・エクスペリエンスで蛍に変える。蛍に照らされた部屋は凄い事になっていた。まぁ…ラッキーエロスって事だ。アラタの。

 

「だめだな… ドアノブすら回らない。」

傷だらけのアラタが話しかける。

「まー結界だからねぇ。『何か』をしないと出れないようになってんだね。」

『今回はそういうゲームなんだろうさ』

アスティルの写本が喋る。

「ゲーム…? お前、脱出方法分かってるだろ。」

『まぁこんなの、調べればすぐに分かるレベルだな。』

あぁ。そうなの? じゃあ調べてみるか。

「ハーヴェスト。行けッ!」

『んじゃ、そこのにーちゃんがアリみたいなので調べてるし、私は寝るぞ…ふぁぁ。』

「また寝んのかよ…」

んー。まぁ分かったけど…って

「おいアスティルの写本。ハーヴェストが見えてんの?」

『私はアスティルの写本だぜ? そのくらい見えるに決まってんだろ?』

アスティルの写本凄い。欲しい。ま、異世界の知識が詰まった魔道書らしいからね。スタンド能力がある世界だって存在するか。

「じゃ、お休み。もう『鍵』は分かったし。」

『そうか。さすがだな。皆が分かったら起こしてくれ。zzz…』

「寝つき早っ。で、ユズルさん、脱出方法は何なんですか?」

セリナに急かされる。えぇー。

「まぁ。頑張って。俺も寝るから。お休み。」

「あっ、教えて下さいよ!」

「俺が…教えちゃつまんない…だろ…」

睡魔に負け、視界がブラックアウトした。

 

ガンッ!

「痛ッ!」

寝ているところを木の破片を投げられて起きた。何なんだよ。

「ユズル…この状況から助けてくれ。」

アラタが話しかけてくるが、いかんせん寝起きは視界がぼやけて状況が分からない。

「どうした…? ふぁぁ~」

あくびをして目をこする。

はっきりとした俺の目に入ってきたのは、何かを我慢して極限状態の女子三人組だった。

「…? ごめん、目にゴミでも入ったらしい。変な光景が…」

「いやそれ現実だわ。結局脱出方法分かんなくて… この部屋にトイレが無くてな…」

あぁ。なるほど。トイレに行きたいという訳ですね。

「…このままにしておいた方が、読者も喜ぶと思うけどね。なぁ、アスティルの写本?」

『まーな。それに、マスターの好きな展開にもなるぜ?』

「別に俺はそれで良いのだが、三人の殺気が…」

女子チームからは、確かにドス黒いオーラが出ていた。これは冗談抜きでヤバいらしい。

「んじゃ助けるとするかな。よっと。」

ベッドから降りて、背伸びをする。

『おっ 良いのか? アリンと学園長に何か言われるぞ?』

「今助けないとこいつらに後で殺される。助けてもアリンと学園長に何か言われる。どっちが良いか、一目瞭然だろ?」

『ははっ! 板挟みな状態だな?』

「どっちに転んでもマイナスでしか無いからね。困ったもんだよ。さて…」

スタープラチナを出現させて、ベッドを殴り、破壊する。結界の『鍵』はベッドの下にあったッ!

「行ってらーい。」

スタープラチナでドアを開けて、三人に手を振る。やれやれ。

『なかなか面白かったな。ユズル?』

「疲れたけどね。まったく。セリナはまだしも、トリニティセブンの二人が尿意に負けるとはね。」

はぁ、疲れる夜だった。




スタンド能力の解説をしておきます。
前回の
クレイジーダイヤモンド…人型のスタンド。破壊したものを直すという矛盾した能力を持つ。近距離型。
今回の
ゴールドエクスペリエンス…人型のスタンド。殴った物質に生命を与えるという能力を持つ。近距離型。
ハーヴェスト…小さな虫のようなスタンド。500体程存在し、どんなものでも集めてくる。遠距離型。
感想やアドバイス、誤字脱字、評価等々頂けたら幸いです。
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