トリニティセブンと幽波紋使い   作:無邪気な邪気

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頑張って毎日投稿しますよー


テーマ決定と新必殺技

黒い太陽が出現し、物質が粒子となって消えていく。多分、保健室の外では物質だけじゃなく、魔力の弱い生徒すらも消滅してるんだろうな。今のところトリニティセブンや俺は大丈夫だけど。崩壊現象ってのは何が起きるかよく分かんないからねぇ。

「崩壊が…停止させられている…」

アリンの呟きに反応して、辺りを見回す。黒い粒子が空中で止まっている。…やっぱり強いなぁ。

「私の魔術で同等の崩壊の魔術をぶつけ、中和しています。」

ミラの魔術が強いのか…アラタが魔王候補としてはまだ弱いのか… 両方だろうけど、魔王候補の暴走にかなう魔力なんて普通じゃない。さすが王立図書館首席検閲官(グリモワールトップセキュリティ)ってところかな。

「私の傲慢(スペルビア)に属するテーマ正義(ユースティア)の名の下に、一切の不浄は許しません!」

おぉ~ 格好イイね。拍手したらミラに睨まれた。何故だ。

「…アキオ。彼を殺してください。この男が崩壊現象の起点です。」

「あっさり言ってくれるぜ。」

アキオの右足に光る文字が現れる。んー…

「ッ! 体が動かないわ!」

「ミラの魔術の拘束を破るなんて無理だねー。…アリン、諦めた方が良いよ?」

実際、俺も動けないし。ただ…能力は使えるけどね。

「悪く思わないでくれよ…恨みはないが…

魔を打つのが私の役目なんでね!」

瞬間、保健室の壁が壊れる音と共に、アラタの魔力が消えた。

「さて、仕事は終わりました。帰りましょう、アキオ。」

「…いや、ちょっと待ってくれよ。大将。」

「何ですか?」

「ユズルが何もしないってのは、違和感があってな…あのにーちゃん、友人だったんだろ?」

あれ、バレたか。

「いや、ねーちゃんは鋭いね。…アラタがこの程度で死ぬような奴だったら、俺はこんなところに出てこないよ。居心地の良い俺だけの世界を抜け出してまで、アラタに会いに来たんだ。」

ま、今回のは完全に運が良いだけだけど…運も実力のうちってね。

「…つまり生きているの?」

「そのようですね。崩壊現象が終わっていませんし。」

ミラに再度睨まれる。またかよ。やっぱ俺嫌われてんのかなぁ。

「俺は何もしてないよ。ちょっと未来を読んで、アラタの生死を確認してただけ。俺も少し危ないし。」

崩壊現象で保健室の床が粒子になっていく。このままどこに落ちていくのか実験してみるのも良いけど、やることもあるからね。ストレイキャットの能力を使って、空気の塊で足場を作る。ミラ達は魔術の障壁でしのいでいるようだ。崩壊現象って…気体まで粒子にならないよね。そうなると冗談抜きヤバいんだけど。足場無くなるし。

「あー。…ミラ、ちょっと聞いて欲しいんだけど。」

「…なんでしょうか。」

「アラタがもうそろ帰ってくると思うんだけど。帰ってきたアラタを攻撃しないで欲しいんだよね。多分…アイツの力で崩壊現象を止められると思うんだ。それで駄目なら、俺が止めるし。」

魔力でちょっとアラタを抑え込めば、崩壊現象も消えるでしょ。

「…良いんじゃないか? 大将。ユズルの能力もあるし。…何よりも、ユズルから膨大な魔力が滲み出てる。ここであのにーちゃんを殺せば、ユズルが何するか分かったもんじゃないぜ。」

「…仕方ありません。」

おやおや。なんか脅してるみたいで嫌だなぁ。とりあえず分かってくれて良かった。

そんな事を考えていると、ミラ達の立っている床にヒビが入り、破壊される。床から出てきたのは、この崩壊現象を引き起こした張本人、アラタだった。ま、知ってたけど。

「アラタ遅いよ。…で、テーマは決まった? さっさと崩壊現象を止めてくんないと、死ぬんだけど。」

「なんでそんな事まで分かってんだよ… とりあえず、そこそこスタイルの良い女の子にヒントをもらったからな。おい、魔道書!」

スタイルの良い…ユイだろーな。多分。ま、ミラも分かっているし、そろそろエピタフも解除しようかな。

『あん? もう決まったのか?』

「あぁ。俺のテーマが気に入ったら力を貸してくれよな。」

『いいぜっ! 気に入ったらな! さぁ言えよアラタ!』

「おう。俺のテーマは―  支配だ。」

ガシャァンッ!!

魔道書の鎖が解かれ、バラララッとページがめくれる。

なかなかあってんじゃん。アラタが一番やらなそうで。魔王候補が支配ってのも格好イイしねぇ。

『はーハハハ! 確かにお前の心、存在、魂の意味、それは真に支配(インベル)だマスター! そしてそれは、傲慢(スペルビア)書庫(アーカイブ)にある!今ここにアスティルの写本は傲慢(スペルビア)書庫(アーカイブ)にある支配(インベル)をテーマにするマスターと契約することを誓うぜ!』

「…アラタ、パパッと終わらせてよ。俺の出番なんていらないからさ。」

「おうよッ! 傲慢(スペルビア)の書庫《アーカイブ》に接続―テーマを実行するっ!」

ドゴォッ!と激しい音と共に砂煙が舞う。

「おぉ。さすが… なかなかやるじゃん。」

「アラタのメイガスモード… すごい魔力…」

良いなぁ。欲しいなぁ! アスティルの写本!

「ここに溢れる全魔力を支配して打ち消すぜ! 崩壊現象だかなんだか知らねーが消え失せろ!」

瞬間。崩壊現象と共に俺とアラタとミラ以外の皆の衣服が弾け飛んだ。

「きゃぁぁぁ!」

「なんだこれ! すっぽんぽん魔術かよ!」

「これは…」

あーらら。らしいと言えばらしいが…

「魔術や魔力が消えるワザ… メイガスモードの強制解除か… やれやれ。スケベも魔術にまで及ぶと馬鹿にできないね。」

アラタが後々秘奥義とか開発したらそりゃーヤバそうだね…

「行きますよ、アキオ。」

「お、おい待てよ! 何でお前とユズルは大丈夫なんだよ!」

「だって俺…魔道士じゃないからメイガスモードじゃないし。服を魔術で作成してる訳でもないし。」

「私は嫌な予感がしたので…彼の魔術を水晶で反射させました。…今回は退きますが、次こんな事があったら許しませんから。」

保健室の扉がピシャリと閉じられる。アラタの魔術に気を悪くしたのかな?

バリィッ

あ… ミラが反射させた魔術がアラタに帰ってくるとは…

「ま、骨くらいは拾ってやるから、安心して殺られなよ。」

リリスにね。

「アラタァァァ!」

「ぎゃぁぁぁッ!」

なんだかんだで平和だなぁ。やれやれ。




今回のスタンド
エピタフ(墓碑銘)
額に付く顔のようなスタンド。未来を読むことができる。
今回は疲れました…
重要な場面では原作の台詞を多くパクる事になってしまい、好ましくないんですよね…
まぁそれをなんとかするのが作者の仕事なので、頑張ります
それと、傲慢や書庫の振り仮名、鬱陶しくないですかね?
意見くださるとうれしいです。
感想やアドバイス、評価等頂ければ書くのがより楽しくなりますので、どうぞよろしくお願いします。
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