東方 守絆然   作:reira

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メリークリスマス!
遅れて申し訳ありません。
文化祭→定期試験のコンボは恐ろしいものです…
これにて、コラボ完結です。


~光と闇の協奏曲~

闇葉side

 

 

 

「結局、私は使命を果たすために消えることを選びます。」

 

…そう、告げた。

悲しんでいるようだけど、私のやらねばやらないこと。

 

これは私の最初で最後のわがままであり、使命。

出きる限り、跡を残さないように幻想郷へ、純粋な力を返す。

いろんなことがあって、幻想郷は荒れ果ててしまったけど、こうすればきっと、私の大好きな幻想郷がきっと帰ってくるから、、、

 

 

 

「お願いします。」

 

そうし言い残して、私は痛みを受け入れた。

植物達の積み重なった痛みは悪の力と混ざりあう。

 

――――私は私でなくなる

 

そんな予感がしたけど、きっと、みんななら大丈夫。

 

 

私は信じてます。

 

 

 

 

 

 

 

 

こうして、闇の世界に、再び黒き竜が姿を表した。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

絆side

 

 

 

元気がなくて頼りないけど、確かにそこに光があった。

 

ーーきっと、、、何かあったんだ。

 

実は、最初に出会いったときから気がついていた。霊夜さんの様子が、、、

そして、霊夜さんの絆が黒く淀んでいることに。

 

(………霊夜さん、、、)

 

色々考えたものの、触れなかったが、きっとなにかあったんだ、、、

深く考えるほど気分が落ち込む気がしてならず、気合いを入れ直すために自身の頬を両手でペチペチと叩く。

 

――――このせかいは、二人の世界。

でも、別の僕が困っているんだから、助けるんだ。

 

理由なんていらない。

 

 

僕は、やりきる。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

闇絆side

 

 

 

闇葉は、使命を成し遂げ、消えることにした。それが、彼女の願いだった。そして、俺のわがままでそれを止めてしまっていた、、、

 

『消えずに生きる』

 

たったこれだけの願いを…

俺のために苦しみながら、ずっと守ってくれていた。

だから、俺は彼女の願いを叶えたい。

 

……俺はアンチ・ポンド。絆を否定する者。

 

でも、俺はそれと同時に、絆を司る者(・・・・・)でもあるんだ。なら俺にもできるだろ?

頼む、彼女の願いを叶えるため、俺に力を貸してくれ!

 

 

 

ーーもちろんさ!もう、僕らは友達なんだから!

 

 

 

どこからかそんな声が聞こえてきて、俺はあきれる。

 

だからこそ、迷い、苦しむのだ。

俺が、かつての仲間(ともだち)に裏切られ、苦悩したように。

もう、この世界に僕の仲間はいないであろうことは知っている。いるのは、やりきれない思いが込められた思念体だけ。

その悲しみを考えただけでも、吐き気がする。

が、俺はこらえる。

闇葉が気が触れるような思いで俺との約束を守ってくれた、、、その苦しみに比べたら、吐き気くらいなんてことはない。

たとえ、俺が消えたとしても、、、闇葉の願いを、使命を、達成させてやる。

 

俺は宣言する、自身の終末を。闇葉を助けるために。

 

「…絆の力『神凪 霊夜』!」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

二人はそれぞれの思いのもとに、一つのスペルカード『絆符「ライトアルベリオン」』を取り出し、つい先程まで闇葉であったはずの竜に向けて重ねあわせる。

 

『光と闇の我ら、絆を司る者として今ここに絆をもたらす!連携符「光と闇の協奏曲(コンチェルト)」!』

 

ふたりがともに掲げたスペルは同心円状の光の波動を二重、三重と放たれる。それは幻想郷に響き渡っていく。

 

しかし、竜の鉄壁ともいえる鱗により防がれる。が、仲間を襲った"Э"の悪しき力を取り除くには、充分であった。

目を覚ました五光輝は、異変に気がつき、すぐに動き出した。が、その向かう先は絆たちと竜が対峙する崖ではなく、別の場所であった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

紫side

 

 

「ーーーというわけだ。ククッ、たったこれだけのミスだが、こんなことになったのだ。今回の異変は完全にこちらの失態だ。申し訳ない。」

 

Δ=0の説明を聞いた私は驚愕とする。

たった、たったそれだけのことでこんなことになってしまうというの、、、

 

Э……いったい、どれ程の力が、、、

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

???side

 

闇の守絆然の世界、竹林の中

光の世界では元気に跳ねている兎もこの世界にはいないこの場所は、静寂そのものだった。

そんななか、金髪の少年が姿を現す。

 

「あー、、、ったく、やっちまったなー、、、

なんか、Δ=0も随分怒ってたからなー、、、

ま、見当はあらかたついてんだけどな。」

 

 

 

 

 

ーあれは、絆が二つに別れたあたりのことだった、、、

 

新たな世界の調査でこの世界におりたったγ=Ⅰは今いる竹林を散策していた。

まだ光に満ちていた頃の世界。

ウサギがピョンピョン跳ねまわっていた。

 

「キラキラしてんなオイ、、、ってうわ!」

 

そこを歩いていた俺は、不意に宙に浮いて落っこちてしまった。

 

「ウササ!ひっかかったウサ!」

 

「………このやろ!」

 

このとき、気がつかなかったのだ。ふところから落ちるЭの力の結晶に、、、

 

 

後で報告をした際に気づいて大目玉を食らってしまった。

さらにその数分後に、落っことしたЭの力の結晶が竹の急成長によって破壊されたという報告を受けたのだ。

今回の事件は、竹に込められたЭの力を、葉が取り込んでしまったことで、事態はさらに重くなってしまった。

そんなことになるとは、夢にも思っていなかった、、、

 

 

 

 

そう、思っていなかった。

オレはふと周囲からの殺気を感じとり、見に迫る異変に気がつく。

 

突然近くの竹が動き出し、襲ってきたのだ。

 

「くそっ!なんじゃこりゃ!」

 

それは迷いの竹林の竹。だが、その竹は妙に肥大化しており、さらには根を足にして動きまわって攻撃を加えてくる。更には切っても切っても、すぐに成長して戻ってしまう。

そんな化け物達が群れをなしてγ=Ⅰを追いかけて回していた。

 

そして、その群れの中心には、一際大きな竹がЭの光を帯びていた。直感的に、この竹林のボスであることは察しがつく。

 

――こいつを倒さねばならない。

 

そう感じたγ=Ⅰの一瞬の隙をつき、竹達はγ=Ⅰを取り囲む。

 

「あーもう!」

 

γ=Ⅰは空間をねじ曲げる能力をもつ。能力で自身を転移させて逃げようとしたものの、能力が発動することはなかった。

 

「なっ!」

 

能力が発動できなければ、逃げる術はγ=Ⅰに残されていなかった。

竹達が襲いかかってきた、まさにそのとき。

上空から叫び声が上がる。

 

「燃え尽きろ!」

 

燃え盛る紅き彗星が落ちてきて、その衝撃で竹達を凪ぎ払っていったのだ。

 

「全く、竹林にこんな化け物がいるとはな、、、」

「さっさと片付けるぞ!おら、そこでつったってないで手伝え!」

「言われなくてもそのつもりだ!」

 

彗星が落ちたと思われる地点から、ふたりの男女が飛び出してくる。

そう、ダークと妹紅だ。

他にも、魔理沙に魔理霧、レミリア、フラン、咲夜、ディア、、、霊夜を除く五光輝のメンバー達がそこに集結した。

 

それを見たボスの竹は竹の怪物を次々に出し、物量で押さえつけにきた。

 

「ここは我らが道を開く!」

「わりぃ、頼むぜ!」

 

メンバー達は次々と現れる竹をなぎ倒し、γ=Ⅰにボスに通じる道を作り出す。

 

「うおおおお!」

 

能力の使えないため、光速の斧さばきとはいかないもののしっかりとした手応えのスラッシュアックスがボスである竹をしっかりととらえ、斬り倒した。

 

竹の怪物達は、次々と動きを止めていく。

 

―――ありがとう。

 

どこからかそんな声が聞こえたような気がした。

 

「―輝夜?」

ふと、そんな声が妹紅の口から漏れる。

しかし、真相は闇のなかである、、、

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

「ごめん、今助ける!」

 

霊夜もЭの呪縛から逃れることが出来た。

あとは、竜をどうにかしなければならない。

あらゆる属性を打ち消す、無敵ともいえる装甲をどうすればいいか、、、

 

「……霊夜、もとい光の英雄よ。頼む、力を貸してくれ!」

 

強き思いに答えるように、絆達のものより力強く輝くスペルカードがあらわれる。

 

「絆失われし闇の地に!」

「我ら再び絆宿る光を灯す!」

「ここに、失われし絆を、今ここに!」

 

『三連携「トワイライトアルベリオン」!』

 

 

 

三人の放つ光は一つに集まり、互いに共鳴しあった。

その結果、属性を持たない夕暮れの光となって放たれた。

そして、、、

竜を包み込み、元の葉の姿へとかえる。

 

 

―――ありがとう。

 

その言葉とともに、淡い光に包まれた闇葉は力を解放し、

植物へと力を返していく。そして、光とともに薄れ、消えていった。。。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

紫side

 

「これでいいかしら。」

 

みんなを隙間送りにしてもとの世界にもどす。

正常に戻った幻想郷で、皆がそれぞれ、何事も無かったように過ごすでしょう。

 

―――皆が幸せでありますように。




ラストは雑になってしまいましたが、これにて完結とさせていただきます。
長い間ありがとうございました。
次回作も東方の作品を書いていきます。
というか、書いております。
まだまだ未熟者ですが、よろしくお願いします。
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