うまくかけないかもしれませんが、どうかほのぼの系だと思って見てください。
タイトルに軽く修正をいれました。
4月7日その1 二人の少女の朝
窓からの太陽の光が顔全体を覆う。
(眩しい・・・
そんないつも通りな思いを残し体を起こす。
もちろんなんてことはないいつも通りだ。
ただ違うのは・・・隣にピッタリとくっつけたベッドで寝ている無防備な寝顔を浮かべている少女のほうだ。
いつもなら自分より速く起きて、飛び乗ってくるくせに今日はなぜかまだ寝ている。
それもそのはず、昨日は自分と一緒に夜遅くまで譜面を見ていたのだ。
「ふん・・・」
軽くため息をつき、その無防備になっている頬を人差し指で軽くつつく。
すると餅のような感触を覚えて、すこしクセになりそうだ。
そんな無防備な顔の少女は、身長こそ高くないもの、若干大人っぽさがあるその顔は無邪気に笑えばきっと10人中15人振り返るくらい可愛いものだろう。
そのうえ、自分と正反対な性格を持っているためか、友達作りはとても上手な子だ。
きっと中学校では、たくさん友達を作るだろう。
そんな、少し羨ましく思うその少女の名はヤクという。
ヤクと自分は幼少期から同じ施設で暮らした間だ。
今は二人仲よく養子として取られ現在に至る。
そんなヤクの頬から人差し指を離し、今度は親指と人差し指で、無防備な寝顔の鼻をつまんでみた。
「ん・・・ん・・・」
何かから逃れようとする動きは見ていて可愛らしいものだ。
三回くらいそんな動きをした後にその瞼は開かれた。
綺麗な漆黒に染まった目は日本人独特のものだ。
「おはよう」
笑顔を作って言ってやった。
「おはよ・・」
まだ眠気のとれない目をしながら、呟くように言った。
最近は起こされてばかりだったため、こんな顔を見るのは久しぶりだ。
ヤクは眠気の残った目をこすりながら、体をおこした。
「ほら、そんなねぼすけじゃ、またじい様につつかれるよ」
そんな事を言いながら自分はベッドから降りて、着替えの服をクローゼットから引っ張り出した。
「・・・ん・・・そーだね・・・ヨウコみたいな常なねぼすけじゃ、つつかれちゃうね」
ヨウコとは自分の名だ。
ヨウコはそんな返しを無視して、着替えの服を来た。
緩い半袖のシャツと動きやすいズボンだ。
鏡で見るとまだまだ子供な顔と目が合う。
「似合ってるよー・・・」
後ろからはいつもの調子を取り戻した陽気な声が聞こえる。
「でもちょっと派手じゃない?」
鏡越しにヤクの反応を伺う。
声の調子はいつも通りだけど、どこかボーっとしてるヤクは、トロンとした瞳で私を見つめて言った。
「そのくらいがいいのだよ・・・ヨウコは可愛いからね・・・」
「そうかなぁ・・・」
小さく呟いて、ヤクの下に歩み寄る
小首をかしげているヤクはわかったわかったと言った顔付きになって、ようやくベッドから降りた。
「早く着替えなさい。またじい様のお手伝いに遅れちゃうわ」
じい様というのは、自分とヤクを養子として迎い入れてくれた人のことだ。
年齢はすでに78歳で、下の階のカフェでマスターをしている。
そのカフェはもう開業以来50年になると言っていた。
じい様は婚約者とかの事とかはなぜか教えてくれないけど、私たちを養子としてとってくれた大切な方だと思っている。
「ね、ヨウコー これなんてどう?」
ヤクに目を向けると白いワンピースに身を包んでいた。
綺麗な艶と細く細かで腰当たりまであるその髪に白いワンピースというのは似合うものなのだと、ヨウコは思った。
「うん、似合ってるきっとカフェの常連さんもメロメロだよ」
「えへへー そう?」
ヤクは嬉しそうにニコニコしながら小首をかしげている。
「うん、きっとそうだよ」
ヤクの顔はいっそう笑顔にあふれてこぼれそうだ。
こんな会話だけでこんな笑顔ばかり見せられたらすぐお腹いっぱいになるだろう。
「さ、カフェに行こう」
ヨウコは会話を切り廊下に続く扉に歩み寄った。
年代を感じさせる扉はノブを掴んだだけで、少し音がなる。
グッと力を入れればキィーと音を立てあいた。
「今日はどんなお客さんがくるかなー楽しみだね」
ヤクは独り言のように言っているがきっとヨウコに向けて言ってるのだろう。
「そうだね」
軽く相槌をうち廊下から続く階段を二人は降りたのだった。
一場面に対して、とても長くかいてしまいがちになりますね。
今回は夜中に書いているので、ここで区切らせていただこうと考えています。
続きのどうか期待よろしくお願いします。