ハイスペックな俺の姉貴が恋をしました。   作:碧兎

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おはこんにちばんわ!碧兎です。
お待たせしました、6話目ですよ!え?待ってない?
そんなつれないこと言わないでゆっくり読んでって下さいね♪

ほんとはもっと早く更新したい……( ´・ω・`)
出来ない悲しい……





謎 〜深まる〜

とりあえず魚の着ぐるみを脱がせ、某人気日曜夕方アニメのお説教シーンよろしく、2人向かい合って正座する。

「俺が納得出来るように説明してくれ……」

「そうねぇ……」

首をひねりながら考える。

「正直に言うわね……」

暫くしてから姉貴がゆっくり口を開いた。

「全く理解できないの。自分でもさっぱりよ。」

「もうわけ分かんねぇ!」

 

今日の俺はわけ分かんねぇばかり言っている気がするがそれも仕方がない。何故ならわけ分かんねぇからだ。

本人に解らないことが誰に解るというのだろうか。

 

落ち着いて聞くと、姉貴の主張はこういうことらしい。

何日か前のこと、姉貴はいつものように商店街の魚屋に行った。

多忙な姉貴がいつ、いつものように行けるのかは定かではないが、とにかくその日も魚屋に行ったらしい。

その時、魚屋のおじさんにお嬢ちゃんいつも来てる娘だね、と声をかけられたと。

「そんなに魚が好きならここでバイトしてみないかい?」

なんていう甘い誘惑(姉貴談)に負け、思わず飛びついてしまった。姉貴がその日の仕事を終え、報酬に渡された箱を開けてみると、中にあったのは魚の着ぐるみだった……。

 

「ほう、確かにそれは姉貴もわけ分からん筈だ。」

「でしょ?魚の着ぐるみを貰うなんて思わなかったわ。」

だがしかし、俺が聞きたいのは何故我が家に魚が大量発生しているのかということだ。

 

その点について、姉貴はこう答えた。

「それはさっきお父さんが買ってきた。」

「いや、なんでだよ!!」

うちの親父は昔から―ー姉貴がなんでも出来る優等生なうえに、長女ということもあってのことだろう――少しばかり姉貴に甘すぎるところがあった。

でも流石に魚を大量に買い与えるとかまじで正気の沙汰じゃない。

脳に異常があるのではないだろうか。今すぐあの人を病院送りにしたい。(2つの意味で)

 

「でも私、お父さんにねだってないし頼んでないわよ?」

「なおのこと親父を病院に連れて行かなきゃ駄目な気がするよ。」

 

謎が謎を呼ぶこの展開に、苛立ちつつも若干楽しみ始めている自分に気が付き、俺はおもわず苦笑する。

なんだよ、たまには振り回されるのも悪くねぇじゃねぇか。

ここまできたらなにがなんでも姉貴の恋絵巻を終結させてみせる。

……出来れば人間との恋模様への方向にシフトさせていけるとなお良いのだが……。

とりあえず今は、全てを俺の納得がいくまで解き明かそう……話はそれからだ。

そう思った俺は親父がリビングに帰ってくるのを待つことにした。

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