調律師が異世界旅行をさせられるようです   作:隠された神話の白狼

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さて、ここからは完全にルートから外れて、異世界ルートに入ります。

今回も約5000文字程度となっています。


ルール及ぶ異世界決定

「と言う事が、あの円卓に座る前に起った出来事です」

 

「…………………………………」

 

「あれ?白狼さんどうしましたか?」

 

「いえ……私の回想は全く的外れだったのですね」

 

「ああ…そう言えばそうですね」

 

 

黒衣は可愛そうな人を見る目で白狼を見ていた。

 

 

「う…うるさいこの白痴の神様が!!手前の主であるあのバカのせいで私は私は!!

 

とんでもない目に合っているんだよ!!」

 

 

完全な涙目である。貴重な主人公の涙目シーンである………

 

現在、白狼と黒衣がいるのは白色の何もない空間の中央に味がある高級品の円卓に向き合って座っている。

 

黒衣の服装は、最初の黒和服ではなく………巫女服の白い部分を黒く染め、血痕が付着したかのような赤い液体が付着していた。

 

対して白狼の服装は、黒いスーツを着てその上に黒いロングコートを着ている。

 

お互いに髪の毛は黒色……黒衣は長い髪の毛を後ろで結んでポニーテイルに

 

白狼は、肩まで伸びる程度のストレートにしている。

 

しかし、目は決定的に違い……黒衣は金色の目で白狼は吸い込まれるような黒色である。

 

 

「質問ですが……黒衣さんなぜ私だけが別行動中なのでしょう?

 

現在、私を含む四人の魔王が第一回四方魔王会議をしている時間だと思うのですが?」

 

「そうですね…その点は大丈夫ですよ。私の方でルートを分岐させておきましたから……

 

…こちらは俗に言う、異世界ルートみたいなものです」

 

「いきなりメタイですね………まあよくわかる説明です」

 

 

白狼達が言う魔王とは四つの大陸に一人ずつ現れた魔王の事で、その魔王たちが一堂に会

 

するのが四方魔王会議と言うわけだ(詳しくは、ダンジョン作成日誌か単語帳参照)

 

そして、現在白狼はその場に居なければいけないはずの人間である。

 

 

「まあ……毎回のことながら私の主である:神の神理の気まぐれでこのような状況に陥っております」

 

「なるほど………それならしょうがない……」

 

 

白狼は、あきれ顔で黒衣を見る。

 

白狼にとって、神の神理と言う人物は……会社でいう取締役クラスの人物である。(なお白狼は、部長クラス)

 

そのため、神理の気まぐれにいつも付き合わされている……

 

というよりも取締役会に座っている奴らは、基本自由奔放で気まぐれで大変なことをしでかす。

 

その尻拭いを白狼がやっているので何かあったら白狼に頼もうと言うシステムが出来上がっている。

 

 

「今回は、私に何をやらせようと言うのです?」

 

「いや…私の主からの伝言で………

 

“進展もない一週間を送ったから、面白くなかったので白狼を異世界に送り込んじゃおう”

 

と言って私にこの部屋に連れてくるように言ったのです……」

 

「いやそれはおかしい……最低でも私は、村ひとつを滅ぼしているのですが………」

 

「いやいや……主はこの一週間で国ひとつ滅ぼしていると思ったらしいですよ?」

 

「…………………………………………………………はあ?国ひとつ滅ぼすですか?

 

一週間で……何の準備もなく……スキルで制限ありの状況で国を滅ぼしなさいですか……なんて無茶ぶりですか?」

 

「ええ……そこまでいかなかったのでパラレルワールドを作ってそこに白狼と言う縦軸を作って遊ぼうと思ったらしいです」

 

「なるほどなるほど……じゃあ私に何をしろと?」

 

「簡単です。いくつかのルールの中で、異世界で暴れまくってもらいたいのです。」

 

「転生者の真似事をしろと言う事ですか?」

 

「まあ…その通りです……いつも調整する側からされる側になってみるのも一興だと思いますよ?」

 

「それもそうですね…だけど、あの三強がどういうか?」

 

「その点は主が何とかしてくれましたよ。許可もとってあります」

 

「………そうなんだ………よほど十二円卓の連中は娯楽に飢えているんだな………」

 

「そうだと思います。」

 

「まあいいでしょう。ルールを教えてください」

 

 

白狼は呆れながらも、了承するしかない状況に追い込まれたのに今更ながら気が付いて小さくため息を吐いた。

 

その様子を黒衣は苦笑で返して黒巫女服の上着から一枚の紙を取り出す。

 

 

「では、四鬼白狼殿ルールの説明をします。

 

なおこのルールは後で付けくわえられる可能性があります、その点は了承してください。」

 

「分かった。」

 

「了承をいただきました。

 

では、暫定的に決まっているルールを説明します。

 

ルールの数は6つ

 

1、その世界が魔法のみなら能力を魔法のみに限定する。

 

       科学のみなら科学のみに能力に限定します。

 

       科学と魔術が両方ある場合は、両方使えます。

 

……簡単に言えば、その世界にあった能力しか使えません。

 

 

2、 その世界のいる人物を仲間に引き込んではいけません。

 

 

ただし、仲間に引き込みたい人物が死亡した場合または物語上から一時的に退場した場合は、例外的に仲間にすることができます。

 

3、 その世界の物語を壊すことはできますが、何らかの方法でその物語で受けるはずのダメージを与えてください。

 

……簡単に言えばバランスを取ってください。

 

 

4、 ほかの世界の物を持ち込むことはできます。これは2に抵触しない限り無制限とします。

 

 

5、 主の権限でいきなり世界移動させる場合があります。ただし、その時その世界の時間が止まり再度侵入後その世界が動き出します。

 

 

6、 その世界を気に入らないかと言って破壊する事は禁止します。これは3にも適用されます。

 

 

以上の6つです」

 

「なるほど……1,2,3,6のルールは世界のバランスとるためで、4は私を無双させるためのルール……

 

5は神の神理が面白くないと判断したら世界の時を止めて異世界に飛ばすと言う行動か・・…

 

案外、理にかなったルールですね…あいつらしくもない」

 

「ええ、このルールを作ったのは第十二位である物語の神理様ですから……」

 

「へえ……この分だと、空席の十一位と行方不明の第十位以外の全員が関わっているみたいだね?」

 

「ええ、皆さんこぞってこの依頼に力を注いでくれました……」

 

 

私は、暇人ばかりだな……と悪態をつきたいのを表面的に抑えて六つの条件について考ていた。

 

 

第1のルールであるその世界にあった能力しか使えないについてだが……

 

私の能力である技術の神理は、万能であるのは間違いないが特色にあった能力のみと限定されただけで弱くなるほどの能力ではない。

 

そのため無視できる。

 

 

第2のルールの抜け道がるように見えるが……これは第3のルールにより塞がれている。

 

理由としては、もし欲しい人材がいてそれを引き抜こうとして何らかの方法で殺した場合、

 

殺した人物が今後やるはずだった事柄ができなくなりバランスが崩れる。

 

それを綺麗に辻褄合わせなければいけない……これがまた難しいのだ

 

 

「質問です黒衣さん。第4のルールである、ほかの世界の物を持ち込むことはできるには、この世界の物も含まれていますか?」

 

「その答えには、はいですね。持ち込むことは出来ます……ただ建物を持ち込むことはさすがにできません……」

 

「それはそうですね。私もそんなものを持ち歩きたくありませんから……これで十二人形と咲夜さんは連れて来られると言う事ですね」

 

「その通りです!!さらに、原作ルートの白狼さんが仲間をゲットした場合、こちらとリンクされます!!」

 

「ふむ……ある意味好条件ですか……」

 

「ええその通りです!!」

 

 

黒衣が興奮して円卓を叩いているのを白狼は目を細めて見つつこれで大体の条件はそろったな……さて世界決定をしなくていけないな……

 

そんな事を考えている白狼はとっとと進めるように黒衣に提案をする。

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろ本題のどこの世界に行くか決めませんか?」

 

「そうですね。さてどこにしましょうか……」

 

「候補はあるのですか?」

 

「ええ……

 

緋弾のアリア・聖剣の刀鍛冶・魔法科高校の劣等生・IS(インフィニット・ストラスト)・

 

ハイスクールDD・Cキューブ・カンピオーネ!・バカとテストと召喚獣・

 

とある魔術の禁書目録・デートアライブ・ケンプファー・フェイト/カオス・

 

アクセルワールド・ソードアートオンライン・魔法少女リリカルなのは

 

・機功少女は傷つかない・セブンスドラゴン2020・ソードワールド2.0

 

ぐらいですかね……まあフェイト/カオスとセブンスドラゴン2020はやめてください。

 

らしいですけど……」

 

「18タイトルですか……でフェイト/カオスはかなりヤバイ事に成っていると……」

 

「そうゆう事です。

 

セブンスドラゴン2020は、白狼さんがフィーバーしまくる可能性が多いので延期となりました。」

 

「ふむ……無難に人形師らしい機功少女は傷つかないにしましょうか。」

 

「白狼さんがそれでいいのならそれでよいかと……」

 

 

白狼的には、めだかボックスが候補の中に入っていなかったのは……行方不明中の第十位が関わっているとしか考えられないと言うのが本音だ……

 

故に、とっと話を進めてひっぱり出すのが正解かなと考えたのだ。

 

 

「黒衣さん一つ私に提案があるのですが、よろしいですか?」

 

「ええいいですよ。」

 

「百鬼機関か、スターゲイザー商会のどちらかを行く先々の世界に作ってほしいのですそれも影響力はそのままで……」

 

「それぐらいはいいでしょう、許可します。今回は、どちらにいたしますか?」

 

「舞台が、イギリスなので……スターゲイザー商会の方でお願いします」

 

「分かりました、十二円卓にはそう伝えておきます。」

 

 

白狼は何かを思い出したように、黒衣に話しかけた。

 

 

「忘れていました……あの子百鬼国いろりの処遇はどうなりますか?本編ではまだ登場しないはずですが……」

 

「それも大丈夫ですよ?いろり様は、こちらに合わせて移動するようなので心配する事はないかと……」

 

 

白狼は黒衣がいろりに対して様付けにしたことに目をそらした……黒衣さんをお使いに出したのは失敗したかな……というよりも白痴の神様が様付けって……どんなことしたんだあの人は!!

 

白狼は冷や汗をかきながら言葉を紡ぎ出す。

 

 

「そうですか……怒っていなければいいですけどね……」

 

「その点は大丈夫かと……いろり様は笑顔で手紙を渡してくれましたから……」

 

「笑顔ですか……いや色々と大丈夫かな今回の旅行、心配になってきました。」

 

「大丈夫じゃないですかね……白狼さんは優秀な部下をお持ちですからピンチな時に呼べばいいじゃないですか?」

 

「ああソロモン機関の連中ですか……却下ですね

 

それを呼び出したら第三版のルールに抵触しますよ……それこそ私が手の負えない範囲で……」

 

「それほどの力を持っているんですかそのソロモン機関と言うのは?」

 

「ええ、私が異世界を回って集めた人物たちに私独自の練習メニューをさせていますから

 

一人一人が一騎当千の猛者ばかりです。

 

十世界統一戦も彼らたちが居なければ成し遂げられないぐらいの大戦だったので……」

 

「へえ…そうなんですね」

 

「ええそうなんです。まあそれは最終手段として取っておきましょうか。」

 

「それがよろしいかと……」

 

 

白狼が重い腰を上げて黒衣の方に近づく

 

 

「さて、そろそろ行きましょうか…異世界へ」

 

「もういいのですか?他に提案したいことはない出のですか?」

 

「ええ、他に要望したいことはありませんしとっと言ってあちら側の設備を整えておきたいですし」

 

「分かりました。ではこちらについて来てください」

 

 

黒衣は、円卓の椅子から立ち上がると白狼を背にして奥の方へ歩いて行った。

 

それに付き従うかのように白狼は後ろでゆったりと歩いて行く

 

 

 

 

 

幾分か歩いたのだろう目の前に大きな扉が出現した。

 

 

「こちらになります。では、良き旅を 死鬼神空亡様」

 

「ああいってくるよ。万物の王にしてとある神話の主神よ」

 

白狼は手を振りつつ大きな扉を開けた……そして世界は光に包まれた………

 

                             to be continued

 




次回からついに異世界入りをする白狼……そして彼を待ち受けるのは何か楽しめて貰えたら幸いです。ではではサヨナラです~~
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