ガンダムビルドファイターズ アナザートライ 作:慢性睡眠不足
とりあえず<アナザートライ>の初戦になります。
「さて、そろそろ私たちの番だね。」
大会の進捗状況を確認していた賢士郎が拓也と綾に告げる。既に一回戦は終了し、二回戦も今やっている試合を残すのみだ。例年ならばこのあたりで盛り上がりが高まり、同時にバトルの質も一段階上昇する。
なぜならば、三回戦からはシードを得ていた去年のベスト4が本格的に参戦するからだ。
今のところ試合の消化が早いのは拓也たちのいるブロックである。このまま進めば去年のベスト4のうち一番最初に試合するのは三回戦第一試合に割り当てられたチーム<アナザートライ>のはずだった。
注目していた強豪チームも大半が勝ち残り、今のところ大きな波乱は起きてはいない。だが高まる熱気の中で何かが起こりそうな予感もしていた。それが自分たちに降りかからないよう、三人は気を引き締めて試合に臨む。
対戦相手はチーム<リーサル・ウェポン>。「機動戦士ガンダム0083」に登場するGP03とも呼ばれるガンダム試作3号機をベースとした巨大な改造ガンプラを扱うチームだ。
元となったガンプラはコアMSステイメンと、大型スラスターと武装からなるアームドベース・オーキスから構成されているが、チーム<リーサル・ウェポン>は半円状に改造したオーキスを二基、左右に配置し、その間にステイメンとフィールド発生装置を挟みこんだ。さらに武装の配置やコンテナの形状なども見直すことによって動く武器庫と言われた原型の二倍近い火力を与えることに成功している。
大きさは大会のサイズ制限ぎりぎりだがコアMSを丸く囲い込むように配置された十二基の大型スラスターによって高い加速力と機動性を獲得しているようで、決して鈍重ではない。
また防御面にも手を加えられているようだった。中央部に上下で配置されたフィールドジェネレータは放熱機能が強化され、二重のフィールドによって防御をほぼ完全なものとしている。
チーム名と同じ名称のこのガンプラは一回戦、二回戦ともその圧倒的なまでの攻撃力と防御力によって相手を全く寄せ付けずに完勝している。
一見すれば接近戦に弱そうなのだが、四本の大型腕と同数の補助腕が巧みに防御を行うため、高い機動性と合わせて接近戦を苦としない闘いを二回戦で見せていた。
加えてあと一つか二つぐらいはその対策がありそうだと拓也たちは睨んでいた。
バトルフィールドはよく晴れた空の下の草原に決まった。開けているため、身を隠したり盾に出来るようなものはなく、広域制圧力に優れた相手チームに有利な場所である。
アナウンスに従ってガンプラをセットすると賢士郎が拓也と綾に話しかけた。バトルの開始前、そのための掛け声をかけるのはリーダーたる彼の役目だ。。
「さあ、ようやく私たちの戦いの始まりだ。先は長いけど気負わず、油断せず、そして何より楽しんでいこう。」
彼の力強い意志のこもった声に拓也と綾も強く同意を返す。
「ああ、その通りだ。勝利をつかみにいこう。」
「ええ、私たちの力を示しましょう。」
二人の返事に一つ頷いた賢士郎は己のチームメイトを戦いへと導く一声を叫ぶ。
「さあ、チーム<アナザートライ>。行って勝利をこの手につかみ取ろう。」
同時にバトル開始が告げられ、その言葉の勢いと共に三機のガンプラは戦場へと飛び出した。
「よし、SSLシステム起動。」
戦場に出てすぐ拓也たちはスロットを操作してあるシステムを選択する。昨年末にようやく実装が可能になったこのシステムはチーム<アナザートライ>のガンプラに共通するものだ。
特殊スロットの一つに割り当てられたシステムの選択と共に各機のクリアパーツがはめ込まれた台座のスリットが開放され、パーツも仄かに光を放ち始める。
もしその部分を拡大してみれば表面を流れるプラフスキー粒子がスリットを通り内部へと引き込まれていく様子が見えるだろう。
意図的に設けられた起伏や塗りムラなどによって機体表面の粒子の流れを整え、アブソーブシステムを応用したチャージ方法によって機体内部の各コンデンサーに取り込み圧縮し蓄積する。これによって制限以上の粒子量を運用可能にするのがSSLシステムの持つ効果の一つだ。
また逆にその流れを逆流させることによってガンプラを動かす粒子量を増大させ、一時的とはいえブースト効果を得ることも可能であった。
「行ってください。」
システムが無事に稼働していることを確認した綾が正式にブラストイーグルと名付けられた己のガンプラより二つの部品を射出する。
宙で合体するその二つのパーツは翼を広げた鳥のようなユニットへとその姿を変えた。綾のガンプラのオプション装備の一つ、支援偵察機リトルバードは完成と同時に下部の小型ブースターに点火し、急加速する。
瞬く間に<アナザートライ>三体のガンプラの視界より小鳥が消える。とやや遅れて綾よりデータリンクがなされた。
リンクによって新たに呼び出されたその投影ディスプレイには先行した偵察機がとらえた映像が映し出され、チーム全員に共有される。
しばらくは緑の草原と晴れ渡る青空の単調な光景が続いていたが、やがて前方より一転黒い点が現れた。みるみるうちにその黒い巨体をはっきりとさせていく相手を見ながら、拓也は言った。
「あれか。対戦相手のMA、いや設定だとMSだったか。まあどっちでもいいけど。遠目からだけど一、二回戦の時よりも少し武装が変わっているみたいだな。」
「うん。左の大型メガ粒子砲が連装のガトリングユニットに換装されているね。それにコンテナの中身にも変更がありそうだ。」
賢士郎がそう答えた次の瞬間、右大型砲の先が光ったと思うと画面全体が光に包まれ、やがて暗転した。
「リトルバード撃墜されました。もう少しもつかと思いましたが、想定より相手の射程と精度が高いですね。皆さん注意してください。」
綾の通信が入る。のんびりとした口調だが、すでにその裏には戦意が抑えきれなくなっているのをチームメイト二人は感じ取った。
どうやら予想以上に早く偵察機が撃墜されたことで気持ちが昂りつつあるようだ。
「……行こう。相手の長距離砲に注意しつつ陣形3で進もう。」
いつもは優し気な賢士郎の口調が淡々としたものに変化する。どうやら彼も普段の日常モードから本気のバトルモードへと思考を切り替えたようだった。その証拠に彼のガンプラ、闘将シャイニングが背の大型スラスターの放つ光を増し、一気に加速する。
当然拓也もすでに気持ちはバトルに向けて大いに猛っているのは言うまでもない。
「よし、後に続く。」
「私も行きます。まだ距離があるために援護はしません。頑張ってよけてください。」
威勢の良い言葉と共にGXD2Vを加速させて闘将シャイニングの後ろへとつける拓也と共に、軽い口調ではやる気持ちを少しでも発散しようとする綾のブラストイーグルが続く。
上から見れば下の長いくの字のように見えるであろうその並びはチーム<アナザートライ>が好んで使う陣形の一つである。状況に合わせて中継ぎが前衛、後衛の支援に素早く入れるこの陣形のまま、<アナザートライ>はその進行速度を一気に上げる。
先頭を行く賢士郎から通信が入ったのはそれからすぐの事だった。
「目標を見つけた。来るぞ。」
賢史郎が告げたのは簡潔な報告と警告である。だがそれだけで拓也と綾は己の操るガンプラの高度を上下へとずらし攻撃に備えた。
一々明確な指示は必要ない。少なくとも彼らにとってはその短い言葉だけで充分であった。
数瞬の後に光が走った。もはや柱ともいうべきその巨大な光は直前まで闘将シャイニングがいた位置を貫く。
だが余波で少し機体が揺らされたものの、十分な余裕で備えていた各機に被害はない。
そのころには拓也も綾も敵の姿をとらえていた。拡大されたメイン画面の中央では左のガトリングが動き、次々とコンテナのハッチが開放されていく様が映し出されている。
どうやら相手もやる気は十分のようだ。
今の攻撃で長距離戦には見切りをつけたのか、リーサル・ウェポンは右の長砲身を後方へ納めると、左方のガトリングユニットを前面に押し出し、後方のスラスターより莫大な光を放った。
どうやら一気に加速して距離を詰め、中距離戦に臨むつもりのようだと三人は判断する。
加速した勢いのままにリーサル・ウェポンは上部二基のコンテナより攻撃用ユニットをそれぞれ二つずつ打ち出した。
射出された計四体のキャリアーは互いに距離を取って展開すると、その内部に収められた無数のミサイルを接近する拓也たちへ向け一斉に発射する。
同時にリーサルウェポンは進路を変更、上空へと高度をとった。
一方、その進路上に多量のミサイルをばら撒かれた<アナザートライ>。だがそれに対しチームのリーダーはただ短い言葉を発しただけであった。
「進路上及び、向かってくるものだけを迎撃。」
「ああ、この程度なら簡単に抜けられる。」
「まあ、訓練の時に比べればスキスキですよね。」
賢士郎の言葉に拓也と綾は軽く返事を返しつつも自機を操作し、最小限の対処でミサイル群へと向かっていった。
三体のガンプラが無傷で爆発が連なる空を一気に駆けていく。ほとんど陣形を乱さずに突破した拓也たちだったがそれは相手チームも予想の範囲内であった。
「さて、今のは前座。これからが本番か。」
「よくもまあ、この短時間であれだけの包囲を敷いたものですねえ。」
ミサイルの群れを難なく切り抜けた<アナザートライ>を出迎えたのはその進路を囲むように配置されたミサイルその他による包囲網だ。
第一波を隠れ蓑に、残りのコンテナ内の火力ほぼすべてを開放して上下左右及び前も逃げ場のないようにきっちりと配置している。
豊富な火力を生かしたミサイル等による飽和攻撃で一気にケリをつける。第一陣をも目くらましとして準備されたこの圧倒的な攻撃が<リーサル・ウェポン>の本来の狙いなのだろう。
左右から回り込んだキャリアーが内部のミサイルをすべて吐き出して<アナザートライ>を背より包囲網へと追い込む。
後方にいまだ残る爆炎と追加のミサイルによって追い立てられ、前方では二重、三重に張られた爆撃の網が獲物が飛び込んでくるのを今か今かと待っている。
だが<アナザートライ>は速度を落とさずに一気にその渦中へと真正面から飛び込んだ。もはや拓也達には広範囲を爆発の海と化すこの攻撃から逃れる場所など残されていない。
だがそれでも三人の顔に焦りはなかった。
「綾、頼む。」
「任せてください。バスターライフル最大出力、照射モードで行きます。」
「その後は私に。二人は討ちもらしと後詰を。」
短いやり取りと同時に位置取りを済ませた<アナザートライ>は即座に対処に入った。リアアーマーから強化パーツを手甲部に接続した闘将シャイニングとディバイダーの前面を開き、ビームマシンガンを構えたGXD2V。
その二体を追い抜き、ブラストイーグルが前に出る。
右手に持った長大なライフル、その銃身の基部が回転し弾種を選択した。同時に前方より迫るミサイルの群れとその向こうで様子をうかがっているリーサル・ウェポンへとその砲口が向けられる。
「いきます!」
強い叫びと共に綾は自機に与えた最大火力を解き放った。限界まで範囲を拡大された光がその視界を埋め尽くし、迫るミサイルの群れを爆発ごと飲み込んで大型ガンプラへと向かう。
だがリーサル・ウェポンは外のフィールドを激しく歪ませただけでその攻撃を受け止める。
最もそれも織り込み済みだった<アナザートライ>各機は今の一撃で生じた空間へと飛び込むが、すでにその穴を埋めるべく新たなミサイルが放たれていた。
その進路を瞬く間に塞がれていく<アナザートライ>はしかしその速度を落とそうとはしない。先走ったミサイルを十分に引き付けてつつ全体への誘爆を避けながらも真っ直ぐに相手へと向かっていく。
だがその数は圧倒的であり、カバーできる範囲を超えているのは誰の目にも明らかだった。脱出する前に囲まれ、空間ごと爆砕されるのは時間の問題だと相手も観客も思っているのだろう。
「ところがそうはいかない。」
危機的な状況に追い込まれているにも関わらずモニターの中の賢士郎はにやりと笑う。その手元のスロットでは準備していた武装が選択されていた。
「広域振動波を使う。発動まで拓也と綾は先に近いものだけを撃ち落とせ。」
言葉と同時に賢史郎は自分のガンプラ腕部に接続した追加パーツを展開させた。両脇に光るクリアパーツと上下に割れた前面から獣の頭を乗せたようにも見えるその両手を腰だめに構えさせる。
その間にも拓也、綾は自分たちへと迫るミサイルのうち、近いものだけを撃ち落としていた。誘爆させないように十分に引き付けつつ撃ち落とす。
それでも大小合わせて百を優に超えるミサイルが隙間なく全方位より襲ってくるのだ。当然迎撃するにも限度はある。おそらく相手チームは最低でもこちらに大打撃を与えることができると確信しているだろう。あわよくば勝利を得られるとも思っているかもしれない。
だがこれぐらいの攻撃で落とされるようなチームならそもそも上位に名を連ねられるわけもなかった。
「よし、行くぞ。発動、二重咆哮。」
綾と拓也の対処が限界を迎えるよりも先に賢士郎が準備の完了を告げ、両手より光を溢れさせた武者を前に出す。
そして一瞬大きく口を開けた光の狼頭がその両手に合わさったように見えたかと思うと次の瞬間には<アナザートライ>の周囲を埋め尽くしていたミサイルが内側より爆発していった。次々と外側に連鎖していく爆炎の海はしかしその中心部のみをぽっかりと空けている。
「なんだ、これ。何が起こったんだ。」
うろたえるような相手チームの声が通信を介して拓也達の耳に届く。圧倒的な優位を一瞬にして覆されたのだからしょうがないかもしれないが、例えわずかとはいえその隙は<アナザートライ>の面々にとっては絶好の機会であった。
「油断大敵です。」
綾の言葉と共に爆発を喰らった光の柱がリーサル・ウェポンのフィールドを再び揺らす。結果としては先程の一射と同じように弾かれたのだが、今度は次の手があった。
爆発ごとミサイルを飲み込む光を失ったバスターライフルの砲口とそれを受け止めつつも足を止めたリーサル・ウェポン。その間の最短距離を繋ぐ直線上に腰から抜き放った大刀を構えた闘将シャイニングが躍り出る。
先と合わせた二射によってその進路上には爆発の残滓すら存在しなくなっていた。その何もない空を一気に駆け上がった黒き武者は弱まったフィールドを切り裂いて本体へと迫る。
一方、僅かな隙を衝かれて接近を許したリーサル・ウェポンはそれでも素早く上下にある大型腕とコアユニット回りに設置された補助腕の先から大小のビームサーベルを展開して迎え撃とうとした。
「そのまま突っ込め。こっちで援護する。」
拓也の声と同時に疾駆する武者を追い越した二つの光刃が先んじてその防御へと切り込む。
両手にディバイダーを装備したGXD2Vが放った二枚のビームブレードが相手のサーベルに干渉し強引にその防御をこじ開けた。
「見えた!」
同時に背と両肩のスラスターで加速した闘将シャイニングはまだ光を宿していた手甲から刀身へと粒子を送り、光刃へと変えた。同時に各部の装甲が展開し、内部より金色の光があふれ出す。さらにバックパックや肩部外甲が変形してその推進力を爆発的に上昇させた。
拓也の援護と急加速によって大型腕による迎撃を潜り抜けた闘将シャイニングはリーサル・ウェポンへと突撃した。
そして賢士郎は己が与えた必殺技を選択する。同時に発したその声は静かだがそこには普段の物静かな彼からは考えられない力強さと猛々しさが秘められていた。
「超閃将形態発動。一撃必殺、大閃光刃。」
今や全身に金の光をまとったその武者は手にした巨大な光剣、シャイニングフィンガーソードを叫びとと共にリーサル・ウェポンへと叩き込む。
残ったサーベルによってかろうじてコアユニットこそ外したものの、その一撃は右のコンテナ群をほぼ全て切り裂き、爆散させた。
そのまま後方へと消えていくシャイニングを援護するために拓也は自機の両手に装備したディバイダーの多連砲口を拡散モードに設定するとリーサル・ウェポンの左へと回り込みつつ撃ち込んでいく。
たちまちのうちに左の複数のコンテナに穴が開き、誘爆を恐れて被弾個所を切り離したリーサル・ウェポンは無事だった左側面のガトリングユニットでGXD2Vを追いつつ、残ったコンテナ内の武器を射出して前方から放たれたブラストイーグルのミサイルを迎撃する。
そして同時に生じた爆炎を隠れ蓑に一旦その場を離脱して立て直しを図ろうとした。
だが生き残ったスラスターがその推力を見せる前にリーサル・ウェポンの上面に影がかかる。それは反転したのち高度を取って戻ってきた闘将シャイニングであった。
「甘い!逃がすか。」
黒へと戻った武者が手に握るのは先程までの太刀ではなく、背に負っていた長柄の薙刀。その切っ先を下へ向けると勢いよく下方のリーサル・ウェポンに向かって投げつけた。
それによって中心に置かれた上下二つのジェネレータを上面より串刺しにされたリーサル・ウェポンは一瞬ののち大爆発を起こす。だがその直前にコアユニット、GP03ステイメンは脱出をしていた。
「まだだ、まだ武装がやられただけだ。まだ勝負は終わっていない。」
主力足る武装ベースを失いつつもまだ勝負を諦めていないチーム<リーサル・ウェポン>はステイメンにシールドとライフルを構えさせつつバトル続行を選択する。
「いいえ、これで終わりです。」
だが爆発の隙間を抜いた一筋の光がその目論見ごとステイメンを穿った。貫通モードに切り替えたバスターライフルの一撃で勝負を決めた綾のブラストイーグルはその砲口を天に向けて己たちの勝利を誇る。
今大会初となるチーム<アナザートライ>の勝利が告げられたのはそれから間もなくのことであった。
どうも他の人の作品とタイトルがかぶってしまったようですが、当面はこのままでいきます。
何かいい作品名が思いついたら変更する予定です。
次はハイライトシーンになる予定。あと先人たちに倣ってここでチーム、機体解説を上げていきます。
なお前回登場した<ユニバース>と<アストレイズ>はまた後ほど。
[チーム&ガンプラ解説]
<アナザートライ>
【チーム紹介】
重装甲格闘型の闘将Sと重火力射撃型のブラストイーグルを汎用型のGXD2Vが繋ぐ戦法を取る。相手に合わせて前衛、後衛の強化を可能とする状況対応力が高いチーム。
欠点は中衛であるGXD2Vを失うと前衛、後衛の連携の幅が狭まり、一気にチームの戦闘力が下がる(逆に言えばどちらかが落とされてもGXD2Vで補填が可能)。
チームカラーは白。これに個々のパーソナルカラー二色を加えたトリコロールのカラーリングを基本としている。エンブレムは白円の内に三つ連ねた三角形を置いたものであるがこれもそれぞれが選んだ色と決められている。
【機体紹介】
◆闘将シャイニングガンダム
高い防御力と必殺の打撃力を併せ持つ前衛型のガンプラ。コンセプトは〈最前線でシャイニングフィンガーソードを振り回し相手に打撃を与える〉。
全身に武者風の鎧を纏った防御力の高い通常形態と装甲を展開してシャイニングフィンガーソードを始めとする高出力武装を運用するスーパーモード・超閃将形態の両形態を戦況に合わせて切り替える。
主な武装は頭部バルカンのほか左腰の分厚い大刀と右腰の大小のビームソードに両腕部の手甲。そして背部のバックパック両脇におかれた縦二銃身型の長銃と実体、ビーム両刃を備えた長槍となっている。
カラーリングは通常時は本体を白に装甲を黒く、所々に明るめの黄色を差し込んでいる。スーパーモードでは展開した装甲内部のクリアパーツが黄色く発光することにより光を纏ったかのような明るい色合いへと変化する。
◆GXD2V
高い状況対応力を持つ中衛型のガンプラ。コンセプトは〈多機能武装ディバイダーを二つ装備して高い汎用力を持たせる〉。
腕部に一つとバックパックに一つ装備した形態が基本だが、バックパックに二つ装備することで機動力を、両腕部に持たせることで火力を強化できる。
主な武装はディバイダー二つの他、ビームライフル、ビームサーベル、シールドを複合させた
オプション装備としてサテライトリフレクターユニットの他、サブの武装も用意されている。なお6話で標準武装だった四連ビームガトリングライフルは予想以上にディバイダー二つ分の粒子消費量が重かったために補助武装へと変更された。
カラーリングは元となったガンダムXに近い配色をイメージした白と濃紺。これに深緑を加えて独自色を示している。
◆ウイングガンダム・ブラストイーグル
高い火力と制圧力を誇る重装されたウイングガンダム。コンセプトは〈火力を増強して制圧力を高めた重装型のガンプラ(要はヘビーアームズ+ウイング)〉。
高火力武装バスターライフルの補助として多数のミサイルとマシンキャノンを装備したガンプラで〈アナザートライ〉では後衛を務める。
基本運用はバスターライフルで後ろからプレッシャーを与えつつ、時々前進してミサイルをぶっぱなして相手の行動を制限し、味方を援護する。
主武装である弾種を切り替え可能なバスターライフルの他、肩部及びスラスターの中継ぎにホーミングミサイルを、脚部にマイクロミサイルを収めたランチャーポッドを装備し、肩部に加えて、両腕部外側に収納型の連装マシンキャノンを追加している。左腕部にはシールドが接続されているが、その先端内部にも大口径のビームキャノンが仕込まれている。
また近接武装として折り畳み式のアーミーナイフを両サイドアーマー上部に収納し、その下には二つ分のカートリッジホルダーを装備している。
カラーリングは暗めの深紅を基調に、明るい橙色と白でアクセントをつけている。本人曰く、空に咲く爆炎の花をイメージしているらしい。
【補足】
●SSLシステム
ガンプラ表面で整流したプラフスキー粒子をスリットを通して取り込み四肢、及び胴体、バックパックなど全身各部に設けられた粒子貯蔵コンデンサに貯蔵するシステム。これにより消費した粒子の回復量を向上させる。
また内部の粒子を放出することで極短時間の間ガンプラの性能を向上させることもできる。
なお他にも隠された機能があるが、とある事情から現在は使用不能である。
<リーサル・ウェポン>
【チーム紹介】
火力重視の大型MAを運用するチーム。原型の欠点を補いつつ、その特性を伸ばすことを改造のコンセプトに掲げている。また機動と攻撃、索敵といった風に役割を割り振って連携することで、まるで一体のようにガンプラを動かすことができるように修練を積んでいる。今大会初出場。
【機体紹介】
◆リーサル・ウェポン
作中でもあったように「機動戦士ガンダム0083」に登場する試作ガンダム三号機GP03に大幅な改造を施したもの。
武装ベースの新オーキスはコアユニットであるステイメン及びそれを上下に挟むフィールドジェネレータ部からなる中心部を覆うような半円状のベースで中心とは左右で接続されている。
その両端と真ん中に武装用のハードポイントのある土台があり、その合間にコンテナ用の接続ユイットが複数設けられている。その後方は上下を除いて円状に並べられた大型スラスター部がある。
主な武装はベース左右のハードポイントに接続された大型メガ粒子砲と大小二十のウェポンコンテナに収められた各種兵器群。また上下ジェネレータを挟んだベース両端部にサーベル内蔵の大型アームを合計四基装備し、さらにコアユニット周辺に武装運用補助と防護のための補助アームを追加している。
防御面では、上下のジェネレータによる強力な粒子フィールドによって高い防御力を誇り、例え接近されてもスラスター群による加速あるいは多数のサーベルの迎撃によって対処可能。
三回戦では中距離戦闘を見込んでか。左側のハードポイントに大型のガトリングユニットを換装し、またコンテナ内部にはマイクロ・ミサイルを装填したミサイルキャリアーを多く装填して出撃した。