ドォーン!!
「グハッ!....一体何処まで飛んだんだ?」
飛んでいる最中は気を失っていたらしい。
「なぁ、霊夢。今庭から物凄い音しなかったか?」
「寝言は寝て言いなさいよ。第一私の庭に落ちてきて得する奴いると思う?」
「そうだな。ただの勘違いだったぜ」
何やら話し声が聞こえる、体を光が覆うとすぐに体は治っている。
どうやら、この光の力は霊力らしく俺の霊力が尽きない限り実体であり続ける
「....魔理沙の話は本当みたいね」
「ん?どうしたんだぜ?」
周りを見渡すと神社に来たらしく丁度賽銭箱の前に落ちたらしい。ある意味、あの幽香という妖怪の距離感が合っていて良かったといったところだ
しかし、神社を見てみると外の世界にあった神社とは違い規模が小さい。まるで、普通の家のようだ。
すると、奥の扉が開き巫女服姿の少女が現れた。
「あんた、誰?」
「おっ!私の予想が当たったみたいだぜ」
さらに、その少女についてきたかのように不思議な服を着た少女が出てきた。その服はどこか魔法使いらしいという単語が出てきそうな服装だった。
この世界で誰?と聞かれた時は確か幽香がこう答えろと言っていたな。
「俺は外来人だ。見ての通り人という言葉は似合わないがな。ハハハ」
「真面目に答えないと成仏させるわよ」
「ごめんなさい」
明らかに間違った回答をしてしまった。まさか、あの幽香はこうなる事を想定して教えたのか?
「名前はジンだ。死んでから幻想郷に来て、風見幽香というやつから飛ばされた先がここだった」
「ふぅん、あの花妖怪から目つけられてもまだ死んでないって事は中々のやつね。....魔理沙、今日はもう帰りなさい」
「お前がそう言うなんて珍しいな....じゃ、帰るとするぜ。あっ、私の名前は
そう言うと魔法使いらしき少女は箒に乗って飛んで行った。
「取り敢えず、中で話しましょう」
巫女服姿の少女の話に乗り、神社の中に入る。
中は神社というよりも普通の家のようだった。ちゃぶ台があり、その近くに座布団が置いてあったのでそこに座る。
巫女服姿の少女は台所らしきところからお茶を持ってきた。
「....紫、いるんでしょ?出てきなさい」
巫女服姿の少女が短く、確信があるかのように誰かを呼ぶと和服姿の女が天井から上半身だけ出して出てきた。
「あら?何で分かったのかしら?」
「この手の外来人は大抵あんたが関わってるの分かるから」
何やら色々と話しているが、そんなの知ったこっちゃない。
「すまん、俺はあんたらの名前すら分からないから教えてくれ」
「あっ!そうだったわね。私の名前は
その問いに「わかった」と言い、話し始める。
少年説明中
「....ふぅん、あの花妖怪に中々気に入られた訳ね。大体今の話は合ってるわ」
「霊夢〜、この子如何するの?」
「うーん、霊力の使い方分からなくて暴走されても困るし....あんた、今日からここに住みなさい」
如何やら寝床は確保出来たらしい。それにしても今の説明には俺が殺人鬼だという事を話しているのに良く住ませたな。
「良いのか?この通り、生前は殺人鬼だったぞ?」
「良いわよ、別に殺されそうになったら成仏させるし」
成る程、だからこれほどまでに自信があるのか。
「じゃあ私は帰るわね〜。....そういえば、ジンって言ったわね」
「そうだが?」
「それじゃあ、『リョウネ』という名前に覚えはある?」
その瞬間俺の体は止まった。例のストッパーが体を制御する。
「フフッ、その様子だと知ってるようね。じゃあまたいつか会いましょう」
そう言い、八雲紫は消えていった。
そうすると、やっと体が動き始める。
「如何したのよ?あいつになんか言われたの?」
どうやら霊夢には今の会話が聞こえていなかったらしい。
「なぁ、ここにはマヨイガってとこはあるか?」
「えっ?良く知ってるわね。彼処には猫が一杯集まっているのよ。まぁ、行くのが面倒だし何より今のあんたじゃ妖怪の山を抜けられないから行くのは無理よ」
スッと立ち上がり霊夢に言う
「どんな手段でも構わない。一刻も早く強くなりたい。その妖怪の山を越えられるくらいに」
「良いけど明日からね。その代わり、言ったからにはビシビシ行くわよ」
そう言うと寝る準備に取り掛かる霊夢。
....リョウネ、待ってろよ。必ず会いに行く。
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