Ar iontaoibh muid go dtí an todhchaí   作:指向性

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お久しぶりの人はお久しぶりです。お初の人はお初さんです。しがない頭蓋骨もとい指向性という駄文かきです!良かったら此れからよろしくお願いしますね?それではどうぞ


プロローグ

私の周りは血の海で広がっていた。それを見て思う事は単純明快、唯不快…と。その血の海を作る原因は今も私の目前で戦い続けている。私は聞いた

 

「なんで貴女は戦うの?」

 

目の前の女は応える。

 

「自身の娘の為に。」

 

「私はこの場から逃げても行く場所なんてない。」

 

「貴女に相応しい場所がある。」

 

彼女は手に持った刀を向かってくる兵に向けて振り下ろしながら告げる。

 

「ダンゼツ村、そこに行きなさい。」

 

「其処は____」

 

私の言葉は最後まで言い終わらない内に私は彼女に突き飛ばされる。地面に打ち付けられた痛みに耐えながら彼女を見れば其処には幾つもの武具によって貫かれた彼女___否、肉塊と人の狭間の状態の彼女がいた。

 

「其処は……ね、武器職人の街……。此れを…飲みなさい……そうすれば…自ずと…。」

 

私は彼女の指示に従い、彼女の手から溢れたカプセルを飲んだ。その瞬間、どうにも出来ないほどの睡魔が私を襲った。どうしてこんな時にと思いながらも床に倒れ込んだ。瞼が落ちるその瞬間。

 

「逃げなさい、シロ…そして___」

 

母と呼べる存在の最後の言葉は聞こえず、生温かい血飛沫が私を包んだ。

 

_____________________________________________________

 

俺は何時も通り戦場を駆け回っていた。俗に言う所の少年兵というやつだ。何時からこの様な場所にいたかなんていうのは覚えていない…覚えていないというか此処にいるという実感すら薄い。

 

此れは戦争だ、と父親に言われて連れて来られたのを覚えている。其処には赤と青の軍勢が犇めき合っていた。正直な話、それを見た俺は子供ながらに気持ち悪いと思った。だって…蟻が蠢いているように見えたんだから。

 

ある小さな戦いの時、父が思いもよらず重症を負ってしまったらしい。その時に渡された物があった。それは灰色のマントであった。何故このような物を渡されたのか分からなかった俺は父に聞いた

 

「何故このような物を俺に渡すんだよ。」

 

「お前はもう一人前だ…。色の付いたマントというのは所属を表す…。そして、お前はこの組織に所属をしているという事になる。」

 

父が取り出したのは現在の軍を示す紙面であった。

一つ、赤は燃え尽くす武力を持つ事を呼称した『焔心』。

二つ、青は静かなる知力を持つ事を呼称した『霧雨』。

三つ、赤と青のどちらにも所属しない灰色の物達を呼称した『朧』。

 

『焔心』と『霧雨』は何方とも優秀の所があるのに比べると何を持っているのかわからない『朧』にはとても不安な気持ちを持った。

 

「お前は戦いの場で此れを付けなければならない。そして…こんな不毛な戦いを止めさせるんだ…。そして…朧は決して仲間を裏切らない…此れだけは鉄則だ。」

 

父はそう言って息を引き取った。最期の父の言葉は戦士として一つの組織の人間として言葉を残したのだろう。それからというもの幾つもの戦場を走り抜けたが戦況は変わらず均衡…強いていうのであれば『朧』の勢力が低迷しつつあるというのは聞いている。

 

「そして、此処でもなんとか生き延びたけど…これじゃあな…。」

 

自分の手の中にあった太刀を見てみれば刃の半ばの所でヒビが入り、何時壊れても可笑しくないという状態であった。

 

「しょうがない…武器を買いに行こう…。確か…ダンゼツ村だっけ?」

 

そうして俺はその村に向かう事になった。灰色のマントを靡かせながら俺はその戦地を後にした。




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