今度こそ、ほかの作品に似てないはず…。これと似てない?とか、これと同じじゃん、といったことに気がついた方は教えていただけると幸いです
前書きって何書けばいいの?
沈黙が部屋中を支配していた。
別に、その部屋の中で何も起こっていないということではない。その部屋には様々な器具やポットがあり、実験室という感じでありそれぞれが作業音を出していた。その上、部屋の中には一人の男性と五人の女性がいた。では何故部屋中が沈黙しているのか?それは、無限の欲望という二つ名を持つ科学者-ジェイル・スカリエッティに抱えられ眠っている少女が原因だった。
「……」
「……」
「……」
「……」
「……」
「?どうしたんだい?」
スカリエッティが五人の少女に話しかけた。
「ついにやっちまったか…」
茶色の長髪を薄黄色のリボンで結わえている少女-ディエチが顔を俯いて呟いた。
「―――ド、ドド、ドクター!?」
ウェーブがかった薄紫の長髪をした女性-ウーノは混乱していた。
「ドクター、言ってくれれば私が行きましたのに」
長い金髪に蠱惑的な顔立ちの女性-ドゥーエは何か納得気味に言った。
「ドクター、誘拐はやりすぎだと思います」
小柄で銀髪の少女-チンクが嗜めるように行った。
「へー、可愛い子だね~」
水色の髪に愛嬌のある幼気な風貌の少女-セインが瞳を好奇心で輝かせながら言った。
「ド、ドドド、ド、ドクター!?誰!?誰との子供!?!?」
「ふむ、なにか誤解しているようだね。」
スカリエッティは周りの反応に困惑の表情を浮かべていたが、勘違いされていることに気づいたのか説明を開始した。
「この少女は最高評議会の脳味噌どもが作った人造魔導師だ。しかし、バリアジャケットの構築すら出来ない失敗作だったらしい。当初、廃棄しようとしたが魔法を無効化するレアスキルに気づき、そのレアスキルの解析のために私に預けられた」
「で、でで、では!!ドクターの子供ではないのですね!?」
「その通りだよ」
その言葉にウーノは胸を撫で下ろした。
「ドクター、これからこの少女をどうするのですか?」
ドゥーエがスカリエッティに抱えられている少女を眺めながら言った。少女は恐らく十代にも達していないと予測できるほど小柄で、腰まで届くような金髪を持っていた。
「脳味噌共はいらないらしいから、レアスキルを調べつつ13番目のナンバーズとして育ててみようと思っている。戦闘機人ではないけどね」
「では、皆で育てよう」
「チンク姉なら本当の姉妹みたいに見えるかもね、体格的に」
「なんだと!?」
「お、落ち着いて!チンク姉!!」
セインに飛びかかろうとしているチンクを必死に後ろから羽交い絞めにするディエチ。
「ドクター、この子の名前は決まっているのですか?」
妹たちのじゃれあいを眺めながらウーノはスカリエッティに訪ねた。
「ああ、13を意味するトレディチから取ってレディと名づけた」
「レディ…」
「いいんじゃないでしょうか」
いい名前だと納得するウーノとドゥーエ。
「私も子育てというものには好奇心がくすぐられるが、今回の子育ては厳しくなりそうだ。この子はレディという名前が似合わないほど問題児らしい」
「問題児ですか?」
「脱走しようとしたり、実験から逃げ回ったりと担当の科学者をほとほと困らせたらしい」
「この寝顔からは想像できませんね」
「まぁ、これからはトーレがいるから逃げることはできないだろうね」
ウーノとドゥーエは今ここにはいない長身の女性-トーレのISを思い出し、レディのこれからの未来に同情した。
「さて、お話はここまでにして早速実験を開始しようか。ウーノ、実験の準備を頼むよ。ドゥーエはこの子をポットの中に運んでくれ」
「「分かりました」」
スカリエッティの指示に従って行動を開始する二人を見ながら、スカリエッティは思考を巡らせていた。
「フフ、興味深い、実に興味深いね。魔導師であるにも関わらず、自分にも影響を及ぼすような魔法無効化能力。まるで死にたがっているみたいではないか」
スカリエッティは子供のような、あるいは狂っているような笑みを浮かべていた。
次の更新がいつになるか分かりませんが頑張って更新しますので宜しくお願いします