転入初日の放課後。部屋に備え付けのテラスでゆっくりと煙を吹かす彼は部屋のドアがノックされたのを聞いて手早くタバコを消して携帯灰皿へ押し込む。ついでにニオイカットののど飴を放り込んでから扉を開けた。
「おや。こりゃまた早い」
扉の外にいたのは、IS学園でも珍しい男。制服に身を包んだ織斑一夏であった。
「噂はかねがね聴いてるぞ、織斑。夜野日影だ」
「どうも。知っての通り織斑一夏だ。2人目の男性操縦者が来たってことで気になってたんだよ」
ニカッと白い歯を見せて笑みを浮かべる一夏に、彼はこりゃイケメンだと改めて面食らう。一夏自身は全て素でやってることだろうが、ここまで自然に(俗に言う?)イケメンスマイルを出せるとはある意味でスゴいと思う。イケメンとは縁遠い生活をしてきた彼からしてみれば次元の違う話だ。無論、比喩表現である。
「2組の知り合いに聞いたらもう寮に帰ったって聞いてな。何か取り込み中だったか?」
「いや、初日で少し気が気でなくてな。休憩してたところだ」
と、取り敢えずそれらしい理由を並べておく。喫煙してましたなど言えるはずがない。立ち話はなんだから、ということで部屋に入れ、備え付けの椅子を2つテーブルを挟んで並べて座った。
「えーっと、夜野日影、で良いんだよな。俺のことは一夏って呼んでくれ。同じ苗字がいてこんがらがるからさ」
「同じ苗字? 織斑なんて苗字は珍しい気がするが……まぁ都合があるならそう呼ぼう。俺のことは呼びやすい方で構わんよ」
実際一夏の事情を知っている彼はさも知らなかった様子を演じきる。
織斑という苗字がもう1人この学園内に教師として勤務していることはよく知っていることだ。が、敢えて話さないのは自分があくまで転入初日の生徒であるということ。危険はないとは言え情報を拡散させてしまうのは得策ではなかった。
「じゃあ日影だな。名前で呼びあった方が早く親しくなれるってモンだろ? 男同士、仲良くしようぜ」
「友好的だな。俺は捻くれ者で人が悪いぞ」
「じゃあ悪い人ではないってことだろ、余計安心するじゃないか」
一夏の返しに「ほぅ」と頷く。言葉の使い回しに気付くとは、思ったよりも頭の回転は良いようだ。
「クラスは違うけどこれからよろしくな。やっぱり男同士なら気を使わない会話が出来ていいんだ」
「確かに、その点は同意しよう。女ばかりでは気が滅入る」
「それなんだよなぁ。まぁでも日影がいてくれれば少しはやれるってもんだ。あ、何か困ったことがあったら言ってくれよな。出来る範囲でならカバーするぞ」
1ヶ月は長くいるからな、と得意顔の一夏に「そうか、そうさせてもらう」と微笑で返す。彼の場合は既に学園の隅々、地下秘密施設に至るまでの全てを把握しシステムも掌握可能なのだが、常識的に考えて言わない。人情的にも、一夏の気分を害そうと「その必要はない」なんて断る気は更々なかった。
「ところで日影も女子と2人で部屋使ってるのか?」
「ああ、そうだが。“も”ということは、そっちもなのか?」
「そうなんだよ。なんでも俺が自宅通学出来ないように無理矢理突っ込んだみたいでさ。気不味いのなんのって」
「まぁ確かに、思春期男女を1つ屋根の下、それも同室に押し込むなんざ本来なら教育委員会が黙っちゃいないことだが……生憎
キョロキョロと視線だけで部屋を大雑把に見渡す一夏へ肩を竦めながら答える。残念ながら彼の言うことは真実なので覆しようが無かった。
「そう言えば校舎の方は大分ごった返してたよ。皆2人目が見たくて仕方がないって感じだったけど……でも、2組の人達はやけに落ち着いてたなぁ」
「落ち着いていた?」
「そうなんだよ。俺がここに入った当初なんかどの女子も珍しいから興味を示すんだけど、2組の生徒だけは日影にあまり注目していなかったように思えるんだ」
俺の時は違ったんだけどなぁ、と小言を漏らす一夏の前で思わず彼は内心少し舌を巻いていた。女の気持ちには気付かない唐変木な朴念仁のクセにこういった観察眼は異様に鋭い。流石は“織斑”の子か、と評価を少しだけ修正しておく。
「俺は本来、他人に友好的に接するような人間じゃないからな。無意識に近寄るなオーラでも出てるんじゃないか?」
おどけて苦笑してみせる。
実際のところ、他人とのコミュニケーションが面倒だった。話しても良いのだが、どうしても今は作業が優先されてしまう為に周りを相手にする時間がないのだ。
加えて、見た目。自覚していることだが、目の前の一夏と違って顔はお世辞にも良いと言えるかどうかは怪しい、いわゆる普通、にしては少々厳つい。それでいて目付きは常に鋭く、既にとある女子生徒内ではコワモテ男子として広まっていたりする。どう考えても一夏には遠く及ばないことは確かである。
「群がられない分動きやすいからまだ気が楽だからいいけどな」
「さばさばしてるな。嬉しくないのか?」
「何を言う。美少女ばかりに囲まれて嬉しくない男がこの世にいないもんか。そんな奴がいたらゲイかホモだ。まぁ、実際のところは息苦しくなるのが先だけど」
「そう、それなんだよな。いざ来てみると緊張しっぱなしなんだよ。少しは馴れたけど、気が抜ける時間は中々ね……」
お互い大変だな、という苦笑を浮かべる。気苦労だけはこの先絶えることはなさそうだ。
「そうだ。日影、この後友達とISの練習があるんだけど一緒に行かないか? 噂じゃもう企業に入って専用機を持ってるって話を聞いたんだけど」
「出回るのが早すぎる気がしないでもないが……確かに専用機はある。しかしいきなり入り込んでも良いものなのか? 聞くところによるとそろそろクラス代表同士で対抗戦があるらしいじゃないか。敵陣営の俺は
「ところがどっこい、俺は機体的に近接戦闘しか出来ないから大して問題ないぜ」
ドヤ顔でそれを言うのはどうかと思うところだが、どうやら一緒に来て欲しいらしい。今の言い訳ならいくらでも論破は可能だが、せっかくの誘いを断るのも失礼だろう。
「そういうなら、ついて行こうかな。どうせこの後は何も予定は無かったし」
「じゃあ決まりだな」
1回タバコを吸いたくなったが、そこは我慢することとする。
部屋を出てアリーナへ向かう途中、2人を迎えたのは金髪縦ロールことイギリス国家代表候補生のセシリア=オルコットだった。見るに一夏を待っていたようだが、知らない顔触れに完全に面喰らった表情をしていた。
「どうも、初めまして。2組に転入してきた夜野日影だ」
「……あ、初めまして。セシリア=オルコットですわ……」
浅く会釈するのに対し、少しの間惚けていたセシリアだが殆どラグもなく挨拶を返す。いかにも予想外だ、という感想が顔にありありと書かれている。
「一夏に誘われてちょっとついてきたんだ。流石に対抗戦前は迷惑だったかな?」
「……いえ、一夏さんにとっては似た境遇のお方ですもの。ご友人として誘われたのであれば、わたくしから申し上げることは何もありませんわ」
作り笑いでそう言ってのける彼に、セシリアは一瞬嫌そうな顔をしかけて、しかし社交的な笑みに直した。流石にご機嫌取りが日常茶飯事の貴族に産まれただけのことはある。表情の作り方が一般に比べてよくできている。まだまだ及第点とまではいかないが。
「まぁ取り敢えず早く練習始めようぜ。日影も飛ばないか?」
「俺か? まぁ邪魔はしないように端の方で身体でも慣らしてるさ」
「じゃあさ、日影のISちょっと見せてくれるか? さっきから気になっててさぁ」
と、目を輝かせる一夏に「まだまだ少年だなぁ」と中身だけは中年な思考で思う。
「見るなら構わないが、大して面白味もない特化機体だぞ。落胆しても保証しないのでそこは気を付けるように」
浅く釘だけは刺しておきながらアリーナのピットに入る。と、そこには既に量産型練習機の第2世代IS『打鉄』をまとった人が腕を組んで待っていた。
「遅かったな、一夏」
「あれ、箒?」
「どうしましたの、一夏さ――――って、」
篠ノ之箒。
本来であれば今日の訓練は専用機持ちの自分だけが一夏と
「一夏は近接戦闘機体だからな。直々に私が近接戦闘のノウハウを叩き込んでやろうという訳だ」
得意顔で語る箒の顔に、セシリアは誰にも見られないよう睨みを効かせた視線を送るが、箒の方は不敵な笑みで視線を返した。「貴様だけにはやらせない」と。
「お待ち下さい。今日はわたくしが一夏さんにコーチングを行う日でしてよ。部外者は引っ込んでいただけます?」
「部外者? そっくりそのままの言葉で返してやる。それはそっちの方だ。遠距離武装しか積んでない専用機では一夏に教えることなど何もないだろう」
バチバチと両者間で飛び交う火花。そして蚊帳の外の男2人、なのだが、とっくにその場を離れて既にアリーナに降り立っていた。殆どは先を行くのを一夏が追いかける形だったのだが。手を出さなかったのは正解らしい。
「さて、じゃあ俺から」
一夏がまずは腕につけたガントレットを握り精神統一。刹那に白い粒子が体を包み込み、あっという間に一夏は白いIS『白式』をまとった姿になっていた。
「中々良いデザインじゃないか。それで燃費が悪いとはねェ」
「ハハッ、それな」
お気の毒に、と言う彼に一夏は苦笑で返す。
「では、俺も展開させてもらおう」
まずは両手をゆるりと広げた。不意にどこからともなくアメジスト色の粒子が溢れ出し彼を中心に渦を巻き上げた。同時に体がふわりと浮上、重力の影響を完全に無視した動きに一夏の口からかすれた声が漏れる。その間にも飛び交う粒子は増え続け、次第に体に形を作りながら装着されていく。光が形作るのは装甲。しかし、それはアンバランスだった。堅牢で分厚い部分は胸から下に集中し、もう脚の部分に可動域は残っていない。対照的に腕部は腕が自由に動くように薄い装甲が装着。それは普通のISからすれば1回りも小さい腕だろう。首周りにはサポーターのような黒い装甲、頭部には大きな禍々しい角のような装飾が4本2対に飛び出ていた。背負うのは大型ブースターを4つ、サイドにも各部に小型のブースターがある。一目に見て、それはまさしく“城”だった。
「か、カッケェ……ッ!!」
「おお、そうかい、ありがとう。演出云々の話ではなく展開に時間がかかる分厚いISなんだがな」
展開が終わり舞い上がっていた風も気付けば止んでいた。一夏の純粋な白とは対照的におどろおどろしい暗い紫色のISは地面に接地することはなく浮遊状態のままゆっくりと動き出した。
「全域制圧用IS『
ぐるぐると周りを回りながらハイパーセンサーに表示された『冨嶽』のデータと本体へ見惚れる一夏に彼は苦笑いを零すばかりだ。
今は物珍しさからはしゃいでいるのだろうが、実際このIS『冨嶽』に出来ることは少ない。特に1対1においては。
全域制圧。つまりは相手領地を制圧して無力化する、IS同士の戦闘を考慮していない単一性能機体。競技用よりも更に先、実戦戦闘に視野が向けられた物なのだ。
幸いにもなのか、今この場でその意図を把握しているのはISを展開している本人のみ。近くにいる一夏や、遅れてやってきた箒やセシリアも気付けなかった。
「……ってか普通のISよりデカくね?」
「色々の詰め込んだからな。どうしても下半身過多に見えてしまうのは仕方ない」
気付けば、同じ地面付近だというのに『白式』は『冨嶽』を見上げるになっている。ISを展開している場合、立ち上がるとなれば脚部ユニットの高さにより視線は更に高くなるのだが、それでもなお『冨嶽』はその上を行く。
「米国の小企業が作り出したと言われるものですわね。本当に存在したなんて……」
「オルコットはこのISをご存知のようだな。ならば説明は2人と親しい君に頼みたい」
「は、はぁ……まぁ構いませんが……」
箒と親しいと言うのは反論の余地ありなのだが平行線を辿るのは流石に良くない。それに、ここで博学を一夏にアピールすればよりチャンスは増える。素直に頷いたのは下心も色々と含めて半々だった。
「米国で作られたこのISは『冨嶽』ですが、元の名前は『グレイド・オブ・ガーランド・キャッスル』。意味は“不動なる不屈の巨城”です。ISのコアは元々米国政府の物でしたが当時加工技術の無い米国ではこれを持て余していました。そこでコアを国内企業へ向けて莫大な金額で売り出しました。その金額は約300億
「「3兆!?」」
途方もない金額に思わず声を上げる一夏と箒。しかしセシリアはNOと指を振り「驚くべきところはそこではありません」と続けた。
「ISの開発が急がれた当時コアはどこも喉から手が出るほどに欲しかったもの物です。無論、噂を聞きつけた様々な国家がこれに食いつこうとしましたが何しろ値段が値段です。どの国の予算もIS開発に大半が持って行かれてしまい、おいそれと手を出せるものではありませんでした」
「じゃあ、そのコアはどうなったんだ?」
「無論、買われました。
「個人って……そんな金額を用意したというのか……?」
「ええ。買収したのはシャドウ=マーカー。恐らくプライベートを尊重しての偽名でしょうが、投資家でもなく何者でもなく、普通の一般サラリーマンでした。無論個人に買われたとなればコアの管理はずっと手薄になりますから各国からスパイや刺客が送り込まれたことでしょう。しかし残念なことにマーカー氏は2度と発見されることはありませんでした。代わりに、とあるISの完成が政府に届きました。それが……、」
「『冨嶽』だったってことか……?」
「半分正解ですわ一夏さん。当時はまだ名前は『グレイド・オブ・ガーランド・キャッスル』でしたから。それは置いておいて。コアが買収されてから僅かに3週間。マーカー氏が個人的に購入したISは米国の田舎町の、小さな小さな工場でISに生まれ変わってしまったのです。さて、ここで気になる箇所があります。本来ISの開発は政府と大企業間で行われるものでありますが、ここでは誰も目に止めることのない小企業がISをたった数週間で完成させてしまいました。明らかに可笑しいと思いませんか?」
「確かに。ISの開発は多額の予算がいると聞いた。田舎町の小企業がそんな予算を出せるとは到底思えん」
「そこです。明らかに怪しい。政府が予算を組むことなくISが完成したことは喜ばしいことですが、もしこれが不正な手段によって造られたものであっては不味いことになりますね。だからこそ米国政府は調査団を派遣しました」
「そ、それで……?」
「調査団が到着した時、既にISは試験運用のために別の企業に売り渡されていました。更に、ISを完成させた小企業も完全に姿を消したのです。その後、『グレイド・オブ・ガーランド・キャッスル』は米国各地を点々と移動していた、と言われています。決して米国政府に見つかることなく。そして、ようやくそのコアの所在が明らかになったのは先月のことです」
「そう。俺が留学中に知り合いの企業が購入していた奴を、俺が起動してしまった。いや、起動できてしまった、と言った方が正しいか。んで、そっからは俺がずっと持ち歩いてる。たった1ヶ月でカスタマイズされてすっかり専用機だ」
「じゃ、じゃあ日影は留学中にたまたま起動させてしまって、それでIS学園にってことか?」
「ああ。日本に蜻蛉返りした。本当だったら後3年は向こうにいるつもりだったんだがね。そして、このISのコアは米国さん管轄のものだったが権利買収によって管理は全て俺の所属する企業に委託されている。元は上司の知り合い同士が取り付けた交換留学生だったんだ、俺は。運命か何かだな」
『グレイド・オブ・ガーランド・キャッスル』もとい『冨嶽』は長らく所在不明とされてきた、ある意味でレア物のISとなる。IS委員会も出てくる程の大騒ぎになっていたのを知る者は非常に少ない。
「と、まぁこんなところでしょうか。まさか目の前に現れるとは思ってもみませんでしたが……」
「へぇぇ、すげぇなセシリア、代表候補生なだけあるな」
「そ、それほどでもありませんわ」
一夏の言葉に顔を赤くして俯くセシリア。だが残念なことに一夏は話を全部理解してなかった。哀れなり。
「しっかし話を聞くとどうも曰く付きにしか思えなくなってきたな。ひょっとして何か憑いてるとか?」
「ほぅ、面白い設定だ。もしかしたらこれからいきなり暴れ出してこの辺り一帯を焼け野原にするかもな」
ゾクッ、とセシリアの背中に悪寒が走った。冗談じゃない。もしこの戦闘特化ISに暴れられたらひとたまりもないに決まっている。知らされてはいないが、元々が軍用として調整されていただけあって『冨嶽』の火力は競技用ISの追随を許すことはない。不動の城とあるように、このISは驚異的な防御力と固定砲台となって大多数の軍勢を相手取ることが目的だ。その火力が向けられるとなればどうなるか……想像したくもない話だ。
「夜野、と言ったか」
「そうだが。何か質問か、篠ノ之」
「その『冨嶽』明らかに機動性を無視しているように見えるのだが、そういうコンセプトなのか?」
「『冨嶽』のコンセプトは最前線の動く城だ。堅牢な壁で敵攻撃を弾き、巨城でしか扱えないような大火力武器を放出する。一言で言えば蹂躙だな」
物理攻撃であればシールドは行わず全身の装甲で受け止められる。戦車砲や巡洋艦級の砲さえも耐えうるだろう。
「で、欠点は超重量過多だ。大型ブースターを脚部に付けることでようやく動ける。まぁコンセプト的にわざとこうしたらしいがな」
つまり、下半身のスカートのような広がりの下には大型ブースターが取り付けられているために脚部の可動域が無くなってしまった訳だ。
「と、情報開示はここまでにさせもらおうか。対戦するかもしない相手に情報をおいそれとあげる訳にはいかないのでね」
片目をつぶっておどけて見せる彼の視線は、遠くピットの入口を見ていた。
気付けば観客席やピットには2人目の男性操縦者を見ようと多くの女子生徒達が集まっていたが、視線を向けたのはあくまで1人。自分が部屋を出てからじっとこちらを観察し続けていた者。視線に気付いたのか、その1人は踵を返して群衆の中に紛れて消えた。
「話は切り上げて練習はどうする? 俺は何をしても構わないが」
どうせついて行けないし、という小さな呟きは無視された。
「俺、ちょっと日影と模擬戦がしたい」
「えっ」
「なっ」
「別に構わないが」
「スマン、箒、セシリア。どうしても『冨嶽』の防御能力を見てみたくってさ」
一夏の駆る『白式』はIS内でも最高峰の攻撃力を誇る『雪片弐型』がある。絶対的な矛が、絶対的と言われる盾を貫けるのか、どうしても気になってしまうのだ。
「そうだな。俺も少し肩慣らしをしたい。相手をしてくれ」
かくして、突然の男性操縦者同士の決闘が決められた。