~佐天side~
最初はそよ風……
「はぁぁ…………」
「そうそう、張り詰めないでリラックスリラックス」
買い物に行ってからの翌日、私は能力の練習をしている
「自分は出来るって思い込んで。出来ないって思ったり言っちゃったら、神様は見捨てちゃうよ」
そう、私は出来る
私は出来る
Yes I do
私は出来る、私は出来る
幻想御手を使ったときの感覚を思い出して
「…………駄目だぁ!!手応え無し!!」
「うん、もしかしたら時間がかかるかもしれないけど、徐々にやっていけばいいよ」
うん、そうだよね
パーソナルリアリティーは言ってみたら妄想力!!
私に出来ない筈がない!!
「うんうん、そのいき。諦めちゃ駄目だよ」
~フウside~
実は、言ってないんだけど、涙子がかざしていた手から、ほんの少しだけ……
ほんと、そよ風にも満たない風がず~っとふいていた
普通の人がその風に吹かれても、気が付かない程なんだけどね
ここでこんなこと言って慢心してたら、成長は止まっちゃうからね
もっと風が強くなってから、教えてあげないとね
「早めに能力が使えるようになりたいな~」
「ふふ、大丈夫。あと少しだよ」
「ん?何か言った?」
「ううん、何でもないよ」
風に関しては、私は物凄く敏感だから、成長してるかしてないかはすぐに分かるよ
それに、同系統の能力だもん
なるべく助言はしてあげたいな
~佐天side~
どれだけ時間がかかるんだろ……
それどころか私、レベル0からレベル1になった人なんて聞いたことないもんね
あれ?もしかしたら、私が一番最初になるのかな?
「よし!続けよう!!」
「うん、そのいき。決して諦めたり、楽をしようとしたらだめ。どんな複雑な道でも、一生懸命に進んでいけば、きっと能力は使えるよ」
夕方になったら甘いものを買いに行こうかな
脳みその動力は糖分だからね
「よし、やってみよう!!」
そよ風そよ風
そよそよと吹いている野原の風……
~フウside~
「うぅぅぅぅ……」
ほんの少しだけ、吹いている
だけど、これだとまだまだだね
もうちょっと、もうちょっと……
「こんにちは~佐天さ~ん!」
あ、飾利だ!!
「あ!初春!!」
あ、そよ風……
「ひゃぁ!?スカートが!!?」
……………………えぇ~……
「な、なんですか!?今のそよ風!?」
無いわ~
今のは無いわ~
「あれ?今、能力が……」
何でこんな感じで使えるようになったんだろ
「よし!この調子で!」
「あ、涼しい」
「むむむむむ…………」
「何か邪な考えが…………」
「邪邪邪邪邪邪邪邪!!!」
『こわっ!!?』
何か唸り声がむから邪に変わってるし!!
「……って、佐天さん、能力が!!?」
「いやぁ、一度使ってみると結構簡単に使えるものだね」
「あはは……はは」
これってなんだっけ……
この間てれびってやつでやってたような……
思い出した。しょっく療法だ
「いやぁ、等々レベル1デビューだよ!」
「ほえぇ……」
「…………何でもありだなぁ……」
たまにいるけどね
物凄い霊力を持ってるけど、使えないから宝の持ち腐れだな~とか思ってたら何かをきっかけにバンバン霊力弾とか使えるようになった人
それにしても、何かアッサリ過ぎな気がするな~……
「で、これからどうしたらいいの?」
「あ、えっと……段々と風力を上げていって。で、もう上げれなくなったらそのまま一時間耐えて。それを休憩を挟みながら何度も何度も繰り返す。そして、自分はこれが限界だと思っちゃ駄目。これから伸ばすって勢いで何度も何度もやっていくの」
「よっしゃ!!頑張っちゃうよ~!…………初春、ちょっとこっちに」
「へ?」
あ、初春のヒラヒラの下に手を翳して何する気だろ?
「てりゃ!!」
「へ?きゃぁ!!?」
…………うん、説明は以下略で
「ちょっ、佐天さん!!?」
「いいじゃん。友人の能力の練習位付き合ってよ」
「それとこれとは別問題です!!!」
「私は無問題」
「私は有問題です!!」
……何でだろう
いつの間に、この部屋は
今日の戦果
涙子が能力を使えるようになったよ!やったね涙子、特技が増えるよ!
ちょっと強引過ぎましたかね……
でも、佐天さんならやっちゃいそうって事でまた次回、お会いしましょう
ばいにー