~第三者視点~
「ここは……?」
「さぁ……その力を私に捧げよ!!!」
その言葉と同時に、暮羽と風間以外の人物が一気に吹き飛ばされた
『ぐあっ!?』
「なっ!?」
暮羽が驚いた顔をする
「どうなってんだ!!?」
「暮羽!!逃げて!!!」
「フウ!?どうしてこんなところに!?」
「今は逃げて!!あいつは駄目!!戦っちゃ駄目!!」
「さぁ……その次元を司る力を…………」
風間はすぐさま壁へと走った
「なっ……風間!?」
そして、御坂の元へと行った
「大丈夫か!?逃げるぞ!!」
「な、何であんたが」
「俺は依頼を達成した!!逃げてからあの緑の子の転移を行う!!」
だが、風間は周りを見渡し、逃げられないと悟った
風間はアレイスターを見るのは初めてだが、一目で分かった
こいつはヤバイ。逃げなければと
だが、それと同時に、こう思った
統括理事長があんなのと知ったんだ。口封じのために殺される、と
仮に逃げられたとしても、すぐに殺されると
「さぁ、次元神よ。その力を私に!!」
アレイスターの足元に魔方陣が現れる
「なぁ、フウ?」
「え?」
「アイツは悪いやつか?」
「え?」
「お前の敵か?」
「う、うん……」
「なら決まりだ」
暮羽は刀を抜刀する
「てめぇ、よくも俺の仲間に手を出してくれたな。悪いが、あんたは俺の全力をもってぶっ潰させてもらう」
その言葉に、その場に居たアレイスター以外の人間は驚愕した
何バカなことを言ってるんだと
勝てるわけがないと
「おい!!そこのオッドアイ!!てめェはとっとと逃げやがれ!!!」
「黙れ。俺は仲間を傷つけられて怒っている。そして、こやつが何を考えてるが分からんが、邪な事を考えていることは確かだ。だから、俺がこやつを潰す」
暮羽の雰囲気が一変した
それは、民を収める神の様に
「ハッハッハ!!その力を私に……」
「霊砲「マスタースパーク」」
アレイスターをマスタースパークが包む
「な、なんてパワー……」
「その程度、効かんよ」
それも見えない壁により遮られる
「魔法壁……かなりの強度だな」
「君の攻撃は効かんよ」
「そんな……」
だが、暮羽はふ~んと一言放つだけだった
「人間相手だ。加減してやる」
暮羽は刀を鞘にしまい、居合いの構えをとる
「零……」
「ちょっ!!その技を人間相手に……」
「ふん、そんなもの、通らないさ」
暮羽の刀に神力が纏っていく
「次元斬!!!!」
暮羽が消えたと思った瞬間、物凄い音と共に暮羽が刀で見えない壁と拮抗していた
「ぐっ!?物凄いパワーだ!」
ギャリギャリギャリと甲高い音が響き渡る
「かったいな!!……だが、こいつには無意味だ!!」
恐らく、壁があると思われる場所と刀の中間が不気味に捻れる
「こいつが零次元斬だ!!!」
「い、いかん!!?」
零次元斬により、壁は斬り割かれ、アレイスターはノーガードになる
「後はお前らがやれ!!!」
「オッドアイ!!よくやった!!」
「しまった!一方通行だと!!?」
「オォォォォォ!!!」
「ぐはっ!!」
一方通行の拳がアレイスターの顔面に突き刺さる
「ぐげぇ!!」
「そげぶ!!!」
「ぐはっ!!くっ……防御魔術を……」
「魔術は使わせない!!」
「なっ!?掴まれただと!!?」
上条がアレイスターの手を掴む
それに合わせて、御坂が超電磁砲の準備をする
「くっ、話せ!幻想殺し!!」
「御坂!!撃て!!!」
「言われなくても!!!」
御坂が超電磁砲を撃つ
それは、マッハ3のスピードでアレイスターに寸分違わず飛んでいき、
「ぐはぁぁ!!!」
「一方通行!!頼んだ!!」
「一々うるせェ!!」
上条の右手から離れたばかりのアレイスターを一方通行が掴み、ベクトル操作で気絶させた
「私の…………もくて……き…………がぁ…………」
「ようやく捕まえたぜ!!アレイスター!!!」
一方通行が気絶したアレイスターの首根っこを掴む
「……こいつは俺が引き取る。すまないな。そこのオッドアイ」
「そうかい。俺はよく分からんが、せめて殺すな」
「はいよ。善処する」
「は?ちょっ、一方通行!!あ、どうも。えっと暮羽さんだったか?すまないな。俺達の問題に関わらせて」
「俺は仲間が傷つけられて勝手に怒っただけだ。気にするな。トゲ頭の少年」
そして、上条と一方通行は帰っていった
これは、余談だが、アレイスターのその後を知ったものはいない
この事件は、たった一人の妖精から始まり、学園都市の統括理事長、アレイスターが出てくるまでの事件となった
これにて事件は一件落着
次回、最終回です
短い間でしたが、ありがとうございました