東方転生人録外伝~とある風妖精と超電磁砲~   作:白銀の勇者

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それでは、東方転生人録外伝、とある風妖精と超電磁砲のはじまりです


第1風

第一風

 

~フウside~

 

「諏訪子~、神奈子~。ご飯出来たよ~」

「やっほー!!」

「待ってました」

 

やっほ~!

 

只今百励神社(はくれいじんじゃ)で、洩矢神社って所の神様、洩矢諏訪子(もりやすわこ)八阪神奈子(やさかかなこ)と一緒に留守番している風の妖精、フウだよ~

 

詳しくは本編をどうぞ!

 

「どしたの?フウ」

「あ、ちょっと電波受信してただけ」

『?』

 

それじゃあ、お楽しみのご飯タ~イム!!

 

『いただきま~す!』

 

~???side~

 

……今回は…………ここのこいつでいいか

 

場所は……そうだな、適当にしよう

 

死んじまったらそれまでだ

 

俺の『練習』には差し支えはない

 

そこら辺の奴等に目星が行くだろうけどな

 

俺はこの『依頼』をやり遂げるだけだ

 

この『練習』をしないで『本番』をやったら、取り返しのつかないことになりましたじゃすまないかもしれないからな

 

……もういい、やってしまおう。『これ』を使った後には疲労が溜まる。今日は『これ』をやったら寝てしまおう

 

~フウside~

 

「ん?これ、美味しいじゃないか」

「う~ん!流石伊達に暮羽と一緒に何年も暮らしてきたわけではないみたいだね!」

 

暮羽とは、この百励神社の神様で、現人神の桜庭暮羽(さくらばくれは)の事

 

暮羽に勝てる人なんて、この世にはいないよ!

 

「あ、これ、洩矢の方で取れた野菜なんだけど、食べるかい?生でも旨いよ?」

「じゃあ、食べる!」

 

~神奈子side~

 

ふふ、はしゃいじゃって。やっぱり私達より年上でも妖精は妖精か

 

「ほら、がぶっといっちゃいな!がぶっと!」

「早速、いただきま~……」

 

ヒュン!!

 

……ヒュン?

 

「……って!フウが消えた!!?」

「はぁぁぁ!!!?」

 

えっ、ちょっ、おまっ、まっ、いや、何でぇ!!!?

 

「す、諏訪子!!何で何処かに行く前に止めなかったのさ!!」

「いや!音もなく、いきなりヒュン!!って音をたてて消えたんだって!!」

 

う、嘘……だろ?

 

「……ねぇ、神奈子?」

「…………ん?」

「どうやって……暮羽に説明しよう…………」

 

いきなり消えた→そのまま見つからない→暮羽が帰ってくる→DEAD END……

 

「探せェェェェェェ!!!草の根分けてでも探し出すんだよォォォォォォォ!!!!」

「了解ィィィィィィィィ!!!!!!」

 

~???side~

 

……よし、成功だ

 

寸分の狂いもなく出来た

 

……今日は寝よう…………疲れた

 

~フウside~

 

「いただきま~す……うん!凄くおいし…………い?」

 

あれ?何で空の上に?

 

えっと、まずは状況を確認しようかな

 

現在地は何処かの空の上

 

下には何か変な家がたくさん

 

いっぱい人がいる

 

変な服着てる

 

空気が物凄く不味い。今まででこんな汚れた空気すったことない

 

風は……そよ風程度

 

手には青々とした野菜

 

……なるほど、分からん

 

「えっと、一体どうなって…………」

 

あれ?いつの間にか頭から地面に落ちてる

 

あれ?すぐ下に人が……

 

…………飛んどけばよかった

 

「ギャン!!!」

「ギャース!!!?」

「お姉様!!!?」

 

あうぅ…………ガクッ

 

~???side~

 

「う~ん!!!ようやく学校終わった~

!」

 

さて、帰ろうかな……あ、私、常盤台(ときわだい)中学の御坂美琴(みさかみこと)

 

学園都市(がくえんとし)の学生230万人の頂点、第三位よ

 

「お姉様~!!!」

 

……んで、お姉様と叫びながら空中に突然現れたのが、私の後輩、白井黒子(しらいくろこ)

 

ジャッジメントっていう……まぁ、子供達の警察って所かしら?……そこに所属している子よ

 

「今日こそはわたくしの愛を受け止めて……」

「はい、電撃ドーン!!」

「あばばばばばば」

 

ご覧の通り、レズの変態である

 

「さっさと帰るわよ」

「あ、お待ちくださいまし~」

 

で、私の攻撃喰らって数秒で完全復活するアンデッドの様なのだが、私の寮のルームメイトなんだよね~……

 

何度貞操の危機に晒されたか……

 

パソコンの部品って言いながら媚薬購入してる危険人物だし

 

「はぁ、暇ね~……何か事件でも起きないかしら~」

「お姉様、それはフラグですの」

「そんなこと……あれ?何か日陰に……」

 

何だろ、局所的な雲?

 

「お姉様!!避け……」

「ギャン!!!」

「ギャース!!!?」

「お姉様!!!?」

 

…………事件……起きちゃった………………ガクッ

 

~フウside~

 

「……う……ん?」

 

……あれ?ここは…………?

 

「あっ、気が付いた?」

「……君、誰?」

「私は御坂美琴。それより、貴女、頭は大丈夫?」

 

あ、そういえば、頭から落下したんだった

 

「うん、大丈夫。それより、ここは?」

「ここはジャッジメント第177支部よ」

 

……へ?じゃっじめんと?

 

「それより、あんたのこの羽みたいなやつ、どうなってるの?アクセサリーにしては、不自然だけど」

「これは生まれたときからずっと付いてるよ?ほら、動くし」

 

羽をパタパタと動かしてみる

 

うん、ちゃんと動く

 

妖力も……うん、問題なし

 

元気元気

 

「……能力か何かの副産物?いや、それにしても……」

 

あれ?何か黙りこんじゃった

 

「ただいま戻りましたの~……あら?お姉様、あの子の目が覚めましたの?」

「疲れました~……」

「あ、黒子。初春さん。おかえり」

 

あれ?また人が来た

 

それにしても、ここって何処なんだろ……

 

変な物がたくさんあるし、あの人達の服も見たことない物だし

 

空気は……そんなに美味しくないや

 

「ねぇ、貴女、一体何処の生徒?」

「せいと……?」

「所属している学校を教えてくれないかしら?もしくは、住んでいる学区ね」

 

がっこう?がっく?

 

「……では、身分を証明するもの等を…………」

「そんなもの持ってないよ?」

『へ?』

「それに、ここは何処?」

『…………』

 

あれ?何か変な事聞いたかな?

 

「……貴女、ここが学園都市って事もわからないの?」

「がくえんとし?私が居たのは古墳時代の百励神社って所だよ?」

『…………』

 

確か、古墳時代であってたはず

 

暮羽が教えてくれたし

 

~御坂side~

 

「……ねぇ、黒子、初春さん」

「何でしょうか?」

「あの子、頭をぶつけたさいに頭のネジが吹っ飛んだんじゃ……」

「凄い勢いでぶつかりましたものね……不思議ではないかも知れませんわ」

「アンチスキルに引き渡す?」

「話を聞いてからにしましょう」

「あ、そういえば、お姉様が気絶してからすぐに、こんなものが落ちてきましたの」

「これは……団扇?」

「にしては、形が古風ですね……三国○の誰かが使ってるような形ですし」

「取りあえずは渡してみましょう。大切なものかも知れませんし」

 

~フウside~

 

なんか、どれもこれも物凄く固いな~

 

木よりも固いし、鉄よりも固いのかな?

 

金や銀よりは固くなさそうだけど

 

「あの、すみません」

「うん?」

「この団扇は貴女の物ですの?」

 

あれ?私の武器と全く同じ形の団扇?

 

でも、私のは腰に付けてる収納用ほるだーに……あれ!?

 

「無い……?」

「これですわよね?」

「うん!」

 

良かった~

 

無くしちゃったかと思った~

 

あ、でも、本物か分からないから……

 

「風よ!!」

『ひゃあっ!!?』

 

よし、本物だ!

 

「の、能力!?」

空力使い(エアロハンド)……それも、かなり高レベルですわよ!?」

「レベル3はあるんじゃ無いでしょうか」

 

うん、問題なし!

 

早速百励神社に帰ろっと

 

「やっほ~!白井さん、初春~!遊びに来ました……って、うひゃあ!?」

 

あ、風止めるの忘れてた

 

「あ、止まった。ん?その子、どうしたんですか?」

「どうやら、能力者なので学園都市の子供だと思うのですけど、生憎、身分を証明するものを持っていないのですわ」

「へぇ~さっきの能力を見ると、空力使いですかね~」

 

だけど、道も分かんないし、どうやって帰ろうかな……

 

あ、暮羽を見つければ大丈夫かな?

 

運が良ければ一緒に付いていけるかも!

 

「へぇ~……なるほど、頭がやられちゃってるんですね」

「そうなのよ……あ、佐天さん、あの子と話してみて」

「えぇ!?……はい、分かりました」

 

だけど、お腹減るだろうしな~……

 

どうしよ~……

 

「ねぇねぇ、君」

「ん?誰?」

「あ、自己紹介がまだだったね。私は佐天涙子(さてんるいこ)。君の名前は?」

「私はフウって名前」

「(あだ名!?)フウちゃんの能力を教えてくれない?」

「『風を操る程度の能力』だよ?」

『あれで『程度』なの!!?』

「うえっ!?」

 

い、いきなり何!!?

 

皆能力には『~程度』って付くはずだけど!!?

 

「え、えっと……何処に住んでるの?」

「百励神社。数字の百に励ますっていう字」

「…………初春、ググってみて」

「あ、はい」

 

ん?何だろ、色々と話が噛み合ってない気が

 

「……出ました…………」

「ど、どうしたの?初春さん」

「いえ……百励神社って神社なんですが、昔、博麗神社……漢字は博士の博っていう字に綺麗の麗っていう漢字です……そんな名前になって、江戸時代にはもう無人の神社となっているみたいです……それに、博麗神社の知名度は低く、学園都市内でも、知っている人はまず居ないとか……」

 

え?百励神社が無人?

 

あ、なら

 

「洩矢神社は?」

「はい…………出ました。洩矢神社は紀元前に諏訪大戦という戦争が起き、大和に支配された……としか」

「やっぱり諏訪大戦は起きてるんだ」

「…………となると、考えられるのは一つね」

「何ですの?」

「自分でも馬鹿らしく思えてくるけど、『何かしらの理由でタイムスリップした』、もしくは、『こことは違う異世界からこの世界になんらかの理由で来た』、『魔術、魔法等のオカルトにより、ここに召喚された』……そして、『学園都市の能力者による仕業』の4つね」

 

……えっと…………どういうこと?

 

「……そんな馬鹿なこと…………」

「まぁ、そんな事あるわけ無いんだけどね。第一、そんな能力聞いたこと無いし。それに、この子の羽みたいなやつだって、アクセサリーかもしれないし。妖精の羽みたいは」

「ん?私は妖精だよ?風の妖精」

『はぁ!?』

「え?だって、そこら辺にいっぱいいるでしょ?」

 

~御坂side~

 

……よ、妖精って…………

 

魔術とかなら何とか分かる程度だけど……妖精って……

 

「い、いやいやいや、妖精って、あの小さくて、パタパタと飛んでるようなあれですか!?」

「確かに、そんな妖精もたまにみかけるけど、大抵は人間の子供くらいの大きさだよ?」

 

……この子、頭大丈夫かしら…………

 

「じゃあ、何か他に出来ることある?ここでは風を起こせる人なら何人もいるからさ」

「うん、妖力弾を作る程度ならね。ほら」

 

その子の右の手のひらに緑色の弾が出来る

 

さっきは風を使ってたし……奇妙な弾を出すし……ほんとに何者なの……?

 

「……あぁぁ!!!もう訳分かんない!!私達が可笑しくなってるのかこの子がおかしいのかこれは夢なのか現実なのかぁぁ!!!」

「ちょっ、佐天さん、落ち着いて……」

 

はぁ……一体どうしろって言うのよ……

 

「……でも、この子、これからどうするのかしら……」

「もし、外部の人間ならアンチスキルに引き渡さないといけませんし」

「でも、学園都市の子ならば、寮を見つけないといけませんし」

 

う~ん……

 

もし、本当に妖精なら放っておいても大丈夫かしら?

 

「だったら!」

「うわっ!?何ですか!?佐天さん!」

「私がこの子……フウちゃんを引き取ります!せめて何処に住んでるか分かるまで!」

「ちょっ!?佐天さん!?」

「大丈夫。三食昼寝、布団付きですから!」

「そういう問題じゃなくて!」

「……でも、それが一番いいかもね」

「御坂さん!?」

「だって、このまま放っておいて餓死やら誘拐されたりやらされたら後味悪いじゃない」

「さっすが御坂さん!話が分かる!」

「私と黒子の寮はまず無理、初春さんも春上さんと相部屋だから無理。だとすると、佐天さんの案が妥当じゃない?」

「……確かに…………」

「だけど、佐天さん」

「なんですか?」

「フウちゃんの食費、私も少しは出すわ。元は私がこの子の頭を強打したんだし」

「い、いやいや、迷惑ですって!!」

「なぁに、レベル5の財力、なめないでよね。ほら、これが私の通帳」

『……うわぁ、0がいっぱいだ~』

 

え?どれくらいかって?

 

取り合えず、億単位であることは確かよ?

 

~フウside~

 

「ねぇ、フウちゃん、近くに家は無いんだよね?」

「うん…………もし、あってもかなり遠いと思う」

「だったら、私の家に来ない?」

「え?いいの?」

「困ったときはお互い様。せめて帰る目測が立つまででもいいからさ」

「……じゃあ、よろしく!!」

「オーケー!」

 

多分、暮羽が迎えに来てくれると思うし




第1風終了です
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