~フウside~
「そういえば、君達の名前は?」
「あ、そういえば、教えてなかったわね。私は御坂美琴」
「白井黒子ですの」
「
「佐天涙子だよ」
えっと……美琴に黒子に飾利に涙子……だっけ?
「よろしくね!美琴、黒子、飾利、涙子!」
「えっと……一つだけ聞きたいんだけど」
「何?」
「フウちゃんが出したあの弾。あれって、能力で出したの?」
「ううん。私が生まれたときから持っている妖力って力を弾の形に固定しただけ。皆も霊力を……あれ?凄く少ないや」
これだと霊力の弾を一発も撃てないかも
「じゃあ、フウちゃんの能力は空力使いなのね?」
「そのえあろなんちゃらって能力じゃなくて、風を操る程度の能力だっていったじゃん」
「……大体どれくらいの風を起こせるの?」
「竜巻なら出せるよ?」
『竜巻ぃ!!?』
「最近の妖精は物騒ねぇ……」
いや、私が異常なまでに力を持ってるだけなんだけどね
「じゃあ、私はそろそろ帰りますね。フウちゃん、案内するからついてきて」
「うん!じゃあね、美琴、黒子、飾利!」
「またね」
「今度何処かに行きましょうね」
「お元気で。ですの」
確かここって……がくえんとし……だっけ?
どんな風景なんだろ
……って、
「蒸し暑っ!!?」
「え?そうかな……今はまだそんなに暑くないけど……」
うえぇ……カラカラの干し物になっちゃうかも……
「あと、参考なまでに言っておくけど、今は201x年だからね?」
「へぇ…………1500年位未来かぁ……」
なんか憂鬱になってきたかも……
……あ゛~!!暑い!!
「風!!」
「へ?……あ、心地いい風が……」
ふぅ……これで大丈夫……
ついでに飛んでいこっと
「蒸し暑~……」
「あはは……やっぱり妖精だから飛べるんだね」
「これぐらい普通だって」
それにしても、何だろう……
空気は物凄く不味いし、周りは変な物しかないし、自然は殆ど……全く無いし……
これなら妖精が居ないのも納得かも……
妖精は自然豊かな場所にしか生まれないし
「あ、着いた。ここだよ」
あれ?いつのまにかかなりの距離を移動してたみたい
…………ん?
「……えっと……これ?」
「あ、そっか……昔は寮なんて無かったもんね」
すごく……大きいです
それに、なんだろ、あの透明の板
この建物も木が使われてないし……鉄……なのかな?
「ほらほら、入った入った」
「え?あ、うん」
……中も凄く暑い…………
「また見たことの無い材料ばっかり……」
「あ、削って持っていったら駄目だよ?さ、早く行こ」
暮羽に渡したら分かるかなぁ……
隅っこの所をちょっとだけ抉って持っていこっと
涙子が駄目って言ったのは削る事だし
「ほら、ここが私の部屋。二人で生活する位なら問題ないからさ」
えっと……部屋だけ?
「家は?」
「えっと……この寮って所に沢山の人が住んでいてね?私はその中の一人で、この部屋を貸してもらって生活してるの」
「ふぅ~ん」
つまり、何人もの人が、寮って所で一緒に生活してるんだね
「まぁ、入った入った」
「う、うん……」
……また見たことの無い物ばかり
「電気はっと……よっと」
へ?
うわっ!!?急に天井が明るくなった!!?
「ありゃ……そういえば、何も知らないんだよね…………この部屋、洋風だし……」
一体どんな魔法使ったんだろう……
「まぁ、そこら辺に座ってていいよ。もうすぐ夕飯だし」
「あ、私が作るよ」
「いや、だって、君子供じゃん」
「見かけで判断しないでよね。私はこう見えても千歳位なんだから」
「いやいや、まっさかぁ」
「むぅ……いいから、台所借りるよ!」
「はいはい。台所はここだよ。包丁はここで、お玉はここで、皿はここね」
「うん、分かった」
じゃあ、早速料理開始!!
~少女調理中……~
~佐天side~
「これで……よしっと!出来たよ~!!」
「どれどれ……って、すごっ!!?」
うわっ……超本格的和風料理だ……
「強がったけど、これぐらいしか出来ないから威張れないんだけどね」
「いや、多分私より料理上手いから……」
「そう?さ、食べよ。覚めちゃう前にさ」
何か負けたような気がする……
「いただきま~す」
「あ、いただきます」
それでは一口……
「…………うまっ!!?」
「えへへ~」
まだ子供なのにこんな美味しいご飯が作れるなんて……
「ってか、子供なのによくこんな美味しい料理作れるね」
「だから!!こう見えても千歳は生きてるんだってば!!」
「はいはい」
さて……明日からはこの子の帰り方とか、調べてみようかな
話は30話辺りを目安にしています
それでは、また次回